ザ・グリーン・プラネット
ドバイ、シティ・ウォーク

2026年9月時点で出典を確認済み
- 年代
- 2016
- 建築家
- グラウト・マクタヴィッシュ・アーキテクツ
- 様式
- 折り紙のような多面体の外皮を持つ立方体のバイオドーム
- 規模
- 4つの階層にまたがる5,574 m²、高さ25メートルの人工の木を中心に配置
- 状況
- 一般公開中
2016年9月1日にシティ・ウォークに開館したザ・グリーン・プラネットは、バンクーバーを拠点とするグラウト・マクタヴィッシュ・アーキテクツが設計した、折り紙のような多面体の外皮を持つ一辺30メートルの立方体のバイオドームです。内部では、高さ25メートルの人工の木を囲んで配された四つの階層が、ナマケモノからアナコンダ、数千匹の蝶まで、約3,000の植物と動物が暮らす湿潤な熱帯雨林を再現しています。紫外線の透過を最大にしつつ砂漠の熱を遮るよう設計された特殊なグレージングと、低速の換気システムによって、湾岸のただ中で赤道直下の気候が保たれています。
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歴史
ザ・グリーン・プラネットは、ドバイの商業・住宅地区シティ・ウォークのために、バンクーバーの設計事務所グラウト・マクタヴィッシュ・アーキテクツ(Grout McTavish Architects)が、クライヴ・グラウト(Clive Grout)とブラッド・マクタヴィッシュ(Brad McTavish)の指揮のもと、2013年から2016年にかけて設計しました。与えられた条件は異例のものでした。屋外の気温が52 °Cに達することもある都市で、植物、哺乳類、鳥類、爬虫類、昆虫、魚類を備えた完全な熱帯雨林を維持することです。建築家たちは、専門のエンジニア、科学者、動物飼育の専門家からなる国際チームと協働しました。
2016年に完成した建物は、アトラクションであると同時にサイエンスセンターとして構想されました。年間約750,000人の来館者を見込んで計画され、教育省が承認したカリキュラムを実施する教育スペースがあります。開館は、カナディアン・アーキテクト(Canadian Architect)誌からアーキテクト・マガジン(Architect Magazine)誌に至る北米の建築メディアや、バンクーバーとドバイの報道で広く取り上げられました。


建築と構造
設計は、外と内の対比を巧みに使っています。折り紙にたとえられることの多い、多面体の外皮をもつ立方体が、森を収めた円筒形のバイオームを包んでいます。建築家は、床面積を約60,000平方フィート、およそ5,600 m²としています。
見学の順路は、アメリカ大陸の熱帯を象徴する巨大なパンヤノキ(Ceiba pentandra)の垂直構造を借りています。見学は、冠水したアマゾンの川岸にあたる地上階から始まり、そこから高速エレベーターで来館者を林冠まで一気に運び、林冠から螺旋状のスロープが、森の層を順に下っていきます。砂漠で赤道の気候を保ち続けるには、高度な生命維持システム、水のリサイクル、凝縮水の回収、パッシブ加湿が欠かせません。

植物コレクション
運営者は、3,000を超える植物と動物を数えており、林冠、中層、林床、冠水した熱帯雨林、夜行性のセクション「クリーチャーズ・オブ・ザ・ナイト」という五つのエリアに分かれています。無害な動物は来館者のまわりを自由に動き回り、鳥は通路の上を飛びますが、危険な種は囲いの中で飼われています。
住人には、フタユビナマケモノ、コアリクイ、絶滅の危機にあるコロンビアのワタボウシタマリン、マダガスカルのキツネザル、ルリコンゴウインコ、翼を広げると最大1.8 mに達するオオコウモリ、体長約4 mのアナコンダ2頭、ビルマニシキヘビがいます。アルマジロ、ハリモグラ、ヤマアラシ、フクロモモンガがコレクションに加わります。
見学案内
ザ・グリーン・プラネットは、ドバイ中心部に近い歩行者向け地区のシティ・ウォークにあり、周囲の通りの散策と簡単に組み合わせられます。森の5つのフロアを見るには約2時間を見込み、一般入場料に加えて動物とのふれあいのプログラムを選ぶなら、もっと必要です。
建物全体が空調されているので、街の屋外の庭園がつらくなる真夏も含めて、どの季節でも体験はほとんど変わりません。
25.21° N, 55.26° E
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