🇸🇪スウェーデン·改修のため閉鎖中

ルンド大学植物園の温室とオランジェリー(パルムフーセット)

ルンド、スコーネ

ルンド大学植物園の温室とオランジェリー(パルムフーセット), ルンド、スコーネ
写真 : Liberaler Humanist — CC BY-SA 3.0

2026年10月時点で出典を確認済み

「1860年代に植えられた絶滅危惧のソテツ(Cycas zeylanica)が天井まで育ったため、3 m高い新しいパームハウスが建てられることになりました。」
建築家
記録なし(2024年からの改修:ホワイト・アルキテクテル)
様式
温室とオランジェリーの建物群(オランジェリーは1862年)
状況
温室は改修のため閉鎖中、再開は2027年の予定。庭園は一部開園

ヤーコブ・ゲオルク・アガルドが1862年から1867年にかけてルンドに整えた植物園の中心には、オランジェリー(1862年の建築)を含む温室とオランジェリーの建物群があり、パルムフーセット、ヴィクトリアフーセット、コショウ、ラン、シダ、地中海植物、サボテンの各温室が並びます。9つの気候帯に約2,000種が集まっています。庭園とともに国の記念物に指定されている建物群は、2024年から国有財産庁と大学のもとで改修中で、新しいガラス張りと設備、3 m高くしたパームハウス、ホワイト・アルキテクテルによる新しい入口棟が整えられます。再開は2027年の予定です。

見学の計画

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詳細解説 読了目安:約1分

歴史

ルンドの植物園は1690年に町の中心部で創設されました。その後、現在の場所に移り、植物学者ヤーコブ・ゲオルク・アガルド(Jacob Georg Agardh)の指揮のもと、1862~1867年に整えられました。オランジェリーは1862年の建築で、現在は絶滅危惧種となっているソテツ Cycas zeylanica が植えられたのも1860年代のことです。これらのソテツは今も温室を代表する名木に数えられます。庭園は建物や敷地とともに国の記念物(statligt byggnadsminne)として保護されており、温室は、国有の建物を管理する国有財産庁(Statens fastighetsverk、SFV)の所有です。

2020年代の初めには、ソテツがパルムフーセットの屋根に達しており、これが大規模な工事計画の理由のひとつになりました。2023年4月には、維持管理のために7,000万スウェーデン・クローナが確保されました。事業費の多くは、寄付者の支援を受けたルンド大学が負担し、SFV は建築工事を担当するとともに、低い温室とオランジェリーの改修費を負担します。総額は約8,000万スウェーデン・クローナとされ、これには15%の予備費が含まれます。

工事は2024年夏に始まりました。大学によれば6月、SFV によれば8月です。2026年7月更新の庭園の公式ページによれば、完了は2027年中の見込みです。落成式と温室の一般公開の再開は、2027年と発表されています。

建築と構造

温室とオランジェリーは庭園の中心にまとまった一群をなし、専門ごとに分かれた温室からなります。パルムフーセット、ヴィクトリアフーセット、コショウの温室(Kryddpepparhuset)、ランの温室(Orkidéhuset)、シダの温室(Ormbunkshuset)、地中海植物の温室(Medelhavshuset)、サボテンの温室(Kaktushuset)、そして1862年のオランジェリーです。これらを合わせて、九つの気候帯が成り立っています。

ホワイト・アルキテクテル(White arkitekter)の計画では、パルムフーセットを、棟の高さが3 m高いパームハウスに建て替え、最も背の高い植物が育つ余地をつくります。さらに、展示室、売店、トイレ、鉢上げ室を備えた入口棟を新設します。すべての温室に新しいガラスと新しい枠が取り付けられ、灌水、加湿、電気、暖房、気候制御、換気の各設備と、室内の遮光カーテンも新しくなります。工事のあいだ、その場に残される大型の植物は、厚いプラスチックシートでつくった温度管理付きのテントの下で守られます。

植物コレクション

温室には、庭園全体で栽培されている約7,000種のうち、約2,000種が九つの気候帯に分かれて集まっています。最も有名なのは、1860年代に植えられた絶滅危惧種のソテツ Cycas zeylanica です。スウェーデン語版ウィキペディアには樹齢150年の個体が挙げられ、ソテツは2億8,000万年前から存在し、恐竜と同時代にあたるとも記されています。ソテツが屋根まで育ったことは、より高いパームハウスを建てる理由のひとつです。

温室の名前が、コレクションの幅を物語っています。ヴィクトリアフーセットと、コショウ、ラン、シダ、地中海植物、サボテンの各温室です。工事のあいだ、鉢植えのほとんどは、仮設の作業用温室とほかの大学施設に移されました。

見学案内

温室は工事中のため閉鎖されていますが、植物園の一部は開いています。温室の落成式と再開は2027年と発表されています。再開後は、温室を歩いて見て回るだけなら1時間で足ります。

見学は庭園そのものにも続きます。庭園は1860年代にアガルドが整えたもので、約7,000種の植物が育っています。縁に沿って築かれた土塁は、すでに1704年の地図に描かれており、古代の遺跡として保護され、この場所の歴史の古さを物語っています。

インタラクティブな地球儀で見る

55.70° N, 13.20° E

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出典 (5)

  1. botan.lu.se/renovering-av-vara-vaxthus
  2. sfv.se/vara-fastigheter/byggprojekt/ombyggnad-av-vaxthuset-i-lunds-universitets-botaniska-
  3. sv.wikipedia.org/wiki/Botaniska_tr%C3%A4dg%C3%A5rden,_Lund
  4. botan.lu.se/en/renovation-our-greenhouses
  5. botan.lu.se/en/node/177
見学の計画

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