フィエリルスヒューセット ハーガ・オーシャン(ハーガ・トレードゴードの温室群)
ソルナ、ストックホルム県

2026年10月時点で出典を確認済み
- 年代
- 1989
- 様式
- 1917年のウィンターガーデンを囲む、苗圃の温室群
- 規模
- 5,000 m²超
- 状況
- 一般公開中
ソルナのハーガ公園の北端にあるバタフライハウス(フィエリルスヒューセット)は、1989年からハーガ・トレードゴードの温室を利用しています。この庭園は、王室のための菜園として1785年にグスタフ3世が創設したものです。中心には、百貨店NKが1917年に建てた、ストックホルム最古とされるウィンターガーデンが立っています。一年中25 °Cに保たれた温室には、自由に飛ぶ熱帯のチョウが数百匹、カエルやカメもいて、ハーガ・オーシャンが開館してからは、30 mの水槽でサンゴ礁のサメも見られます。
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歴史
ハーガ・トレードゴードは、1785年に国王グスタフ3世(Gustav III)が創設した庭園で、王室の菜園とするつもりでした。約300 m先に計画された宮殿は、資金不足のために建てられませんでした。第一次世界大戦中には、百貨店NKがストックホルムに新鮮な野菜を供給するために花壇を引き継ぎ、1917年にウィンターガーデンを建てさせました。これはしばしば首都最古の温室といわれます。1933年から1989年までは、ストックホルム市が苗圃を運営し、公的な市の用途のために花を育てました。
1989年、スティーブン・フリード(Stephen Fried)とマリー・フリード(Marie Fried)が、国有不動産庁が土地を保有したまま、市から建物を買い取り、バタフライハウスのフィエリルスヒューセットを開きました。オーストリア人のスティーブン・フリードは、すでに国内外でいくつものバタフライハウスを開いており、この新しい施設はすぐに成功しました。2007年に、ミカエル・ウーデル(Mikael Odell)とクリステル・フレドリクソン(Christer Fredriksson)に売却されました。ヨーテボリのウニヴェルセウムの設立に携わった経験のあるウーデルは、公式サイトによると2006年から事業を運営しています。その後の年月には、大水槽のハーガ・オーシャンと、2019年に整備された屋外のチョウの庭が加わり、敷地は歴史的な連続性を映すよう、少しずつ修復されています。

建築と構造
フィエリルスヒューセットは単一の建物ではなく、ハーガ・トレードゴードの苗圃のために時間をかけて建てられた温室の列です。列の中央に建つのが1917年のウィンターガーデンで、最も堂々とした構造物であり、NKが敷地を運営していた時期に建てられました。その両側にあるほかの温室は熱帯の生息環境に改装され、いちばん端のものは、ハーガのチョウを称える有名な歌を残した詩人ベルマン(Bellman)にちなんで、「ベルマン」と名づけられています。
施設は5,000 m²を超える広さです。バタフライハウスは、昼も夜も25 °C以上に保たれ、湿度が高く、昆虫が生活環のすべてを終えられるようになっています。ウィンターガーデンやほかの温室では、植栽のあいだに池やガラス張りの大水槽が置かれています。最も目を引く要素は、ハーガ・オーシャンの水槽で、長さ30 m、水量は120万リットルです。調べた資料のどれにも、温室群の建築家の名前は出ていません。
植物コレクション
チョウが今も主な呼び物です。2009年のハーガ=ブルンスヴィーケン友の会の会報は、1年間に世界各地の約250種、700個体以上を数えており、その中には南米のモルフォチョウもいました。スウェーデン語版ウィキペディアは現在、自由に飛ぶチョウを最大1,000匹としています。来園者は、さなぎを観察し、成虫が羽化するところを見ることができます。
熱帯雨林の植栽には、ヤドクガエル、トカゲ、カメ、地面を走り回るウズラもすんでいます。池にはニシキゴイ、金魚、アマゾンの魚がおり、常設展示がサンゴ礁に充てられています。ハーガ・オーシャンでは、ツマグロとネムリブカ、エイ、クマノミなどのサンゴ礁の魚が見られます。屋外には本物のヤシの並木があり、冬はビニールの覆いで包まれて、屋外に置かれたままです。
見学案内
温室は、ソルナのハーガ公園の北端、ブルンスヴィーケン入り江の岸にあるハーガ・トレードゴードにあります。敷地にはカフェ、店、花壇に縁取られたテラスがあり、夏にはウィンターガーデンが結婚式やレセプションの人気の会場になります。
冬は訪れるのによい時期です。来館者は減りますが、チョウが減るわけではありません。講演や餌やりの時間は、一部の週末と学校の休暇中に設けられています。見学は、ハーガ公園の散策と自然に結びつきます。グスタフ3世のパビリオン、エコー神殿、ハーガ宮殿の前を通り、ブルンスヴィーケンの対岸にあるベルギアンスカ植物園まで足を延ばせます。
59.37° N, 18.03° E
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