🇳🇴ノルウェー·一時閉鎖中

パルメフーセット

オスロのトイエン植物園

パルメフーセット, オスロのトイエン植物園
写真 : Daderot — Public domain

2026年9月時点で出典を確認済み

「オスロで最も古いヤシが、200年近くここで育ちました。」
年代
1868
様式
ヴィクトリア朝の鉄とガラスの温室
規模
ノルウェーで今も使われている最古級の温室の一つ
状況
現在、一般公開を停止(植物の盗難が報告された)

1868年に開館した、オスロのトイエン植物園のパルメフーセットは、ノルウェーで今も使われている最古級の温室の一つです。1815年に植物園の初代園長クリステン・スミスが持ち帰った種子から育てたカナリーヤシが、天井に届くまで育ち、2000年の冬に枯れるまでそこにあったため、数十年にわたり屋根の構造に手を加える必要が生じました。温室は現在、三つの気候帯に分かれていますが、植物の盗難が報告されたことから、一時的に閉鎖されたままです。

見学の計画

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詳細解説 読了目安:約1分

歴史

トイエンの植物園は1814年に、トイエン領地に創設されました。この土地は、国王フレゼリク6世(King Frederik VI)が1812年に、新設されたクリスチャニアの大学に与えたものです。初代園長の植物学者クリステン・スミス(Christen Smith, 1775~1816年)は、1815年にカナリア諸島への探検に参加し、カナリーヤシの種子を持ち帰りました。そこから育てられたヤシのうちの1本は、2世紀近くにわたって、植物園の大きな宝となります。

パームハウスは1868年に完成しました。国の文化財建築登録簿は、これを暫定的に建築家シュルツ(Th. Schultz)の作としています。大きなヤシの成長によって、建物は繰り返し変更を余儀なくされ、1973年には、ヤシのための空間を確保しようと屋根がもう一度かさ上げされました。木はやがてガラスに押し当たり、2000年に枯れました。

建物は1998年に部分的に修復され、ファサードと屋根は2009年に改修されました。この年の8月には、隣にある1876年のヴィクトリア・ハウスとともに再開しています。国有の文化財建築の最高の保護区分に指定されており、園の2つの歴史的なガラス温室のひとつです。2026年8月には、大学が警察に届け出た植物の盗難がさらに起きたため、トイエンのガラス温室は、追って通知があるまで一般公開が停止されました。

パルメフーセット, オスロのトイエン植物園 — Palmehuset in the Botanisk hage Oslo.
Palmehuset in the Botanisk hage Oslo. · Leonhard Lenz — CC0
パルメフーセット, オスロのトイエン植物園 — Golden barrel cactus (Kroenleinia grusonii) in the palmhouse of the University Botanical…
Golden barrel cactus (Kroenleinia grusonii) in the palmhouse of the University Botanical Garden in Oslo · serwacy01 — CC BY-SA 4.0

建築と構造

パームハウスは、2つの構造方式を組み合わせています。市街に面した北側の棟は、耐力壁となる外壁の上に建ち、漆喰仕上げのファサードは、アンピール様式を新古典主義的に再解釈したものです。南側の、ガラス温室そのものは、鋳鉄の柱と梁で支えられ、3階分の高さにそびえる中央のヤシのパビリオンが構成を引き締めています。

それほどの高さでも、常に十分だったわけではありません。1973年の屋根のかさ上げは、クリステン・スミスのカナリーヤシに歩調を合わせて、建物がどのように手直しされたかを示しています。1998年と2009年の工事は、本来の性格を保ちつつ、ファサードと屋根に集中して行われました。

内部は、熱帯から亜熱帯、地中海、砂漠といった複数の気候に分けられ、植物の進化にあてた部屋もあります。

パルメフーセット, オスロのトイエン植物園 — Palm House, the Botanical Gardens in Oslo
Palm House, the Botanical Gardens in Oslo · Laraquelx — CC BY-SA 4.0
パルメフーセット, オスロのトイエン植物園 — Lothus leaves in Oslo botanical garden
Lothus leaves in Oslo botanical garden · Øyvind Holmstad — CC BY-SA 4.0

植物コレクション

温室には、世界の暖かい地域の植物が、気候別に並べられています。砂漠の部屋には、水を蓄える組織によって植物が乾燥した条件にどう対処するかを示す、多肉植物が集められています。地中海の部屋には、いくつかの大陸の、夏が乾燥して冬が穏やかな地域の種が集められています。

進化の部屋では、陸上植物の歴史を、乾いた陸地に最初に進出した植物のひとつである苔類から、被子植物にいたるまでたどります。展示のなかには、知られている中で最小の花をつける Wolffia arrhiza があります。2000年に枯れた1815年の大きなカナリーヤシは、園の記憶のなかで、今も温室の象徴であり続けています。

見学案内

パームハウスは、オスロ中心部の東、トイエンの植物園の中にあり、植物園が属する自然史博物館のすぐ近くです。アマゾン産の巨大なスイレン(オオオニバス)やほかの熱帯植物を育てるヴィクトリア・ハウスは、歩いてすぐです。

ガラス温室は2026年8月から一般公開が停止されているので、訪問を計画する前に、再開したかどうかを博物館に確認しておくとよいでしょう。屋外の庭園には樹木園とテーマ別の区画があり、どの季節にも散策する価値があって、博物館の展示室と無理なく組み合わせられます。

インタラクティブな地球儀で見る

59.92° N, 10.77° E

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出典 (9)

  1. nhm.uio.no/botanisk-hage/avdelinger/palmehuset/
  2. regjeringen.no/contentassets/134e6009f0b64f74bbe1647d4b7e005b/99335703_uio_toeyen.pdf
  3. snl.no/kanaridaddelpalme
  4. magasin.oslo.kommune.no/byplan/botanisk-hage-helarsoase-pa-toyen
  5. en.wikipedia.org/wiki/University_Botanical_Garden_(Oslo)
  6. theoslobook.no/2016/06/04/botanical-garden-oslo-2/
  7. uniforum.uio.no/nyheter/2026/08/stenger-veksthusene-etter-nok-et-tyveri.html
  8. uniforum.uio.no/nyheter/2009/08/gjenapning-av-veksthusene.html
  9. openstreetmap.org/way/33208853
見学の計画

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