トゥール植物園の温室(ビオディヴェールの温室とジャンヌ・バレ温室)
トゥール、サントル=ヴァル・ド・ロワール

2026年10月時点で出典を確認済み
- 年代
- 1869年
- 様式
- 改修された19世紀のコレクション温室、現代的なオランジェリー温室(2008年)
- 状況
- 一般公開中(庭園は入場無料)
トゥール植物園は市内で最も古い公共庭園で、薬剤師ジャン=アンティーム・マルグロンの発案により1831年から1843年にかけて整備されました。市のウェブページによれば1869年に造られたコレクション温室は、2007年から「ビオディヴェール」の温室として、有用な熱帯植物、南アフリカの植物、熱帯の下層植物という3つのテーマで改修されています。2008年に建てられた大きなオランジェリー温室は、冬に鉢植えの植物を守り、夏には展覧会を開き、2022年から植物学者ジャンヌ・バレの名を冠しています。
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歴史
トゥールの植物園は、サント=アンヌの小川が横切る、かつての湿地を干拓した土地に建っています。1831年から1843年にかけて造られ、ウィキペディアは公募による1843年の創設としています。きっかけを作ったのは薬剤師ジャン=アンティーム・マルグロン(Jean-Anthyme Margueron、1771~1848年)で、1841年に医学・薬学予備学校が創設されて教育用の庭園が必要になった機会をとらえました。最初の温室には約500株の植物がありました。ロワール川は1848年と1856年に庭園を最大2 mの深さまで浸水させ、庭園は再建を余儀なくされ、木々の大部分も植え替えられました。1863年には、オランジェリーと動物公園が加わりました。
温室については資料の見解が分かれます。トゥール市のウェブページは、1869年、すなわちバーンズビー(Barnsby)の指揮のもと最初の動物が到着した年に造られたとしています。ウィキペディアは、ルイ・マドラン(Louis Madelin)のもとで1890年に建てられた、新しい冷温室、温帯温室、高温温室に言及しています。第二次世界大戦中の爆撃で、温室は被害を受けました。北側の部分は1981年から1983年のあいだに改修され、庭園は2000年に「フランスおよびフランス語圏の植物園」のラベルを受け、コレクション温室は2007年から改修されています。
建築と構造
参照した資料は、コレクション温室の建築家も寸法も示していません。確認できるのは、温室が19世紀のもので、ページによって1869年または1890年とされていること、そして2007年から改装されて「ビオディヴェール」の温室になっていることだけです。入手できる説明は、構造そのものよりも、三つのテーマに分けられたコレクションの見せ方に重きを置いています。
最も新しい建物は、2008年に建てられた大きなオランジェリー温室です。これは実際的な必要に応えるもので、歴史的なオランジェリーのように大きな鉢植えを冬のあいだ守り、夏には展示スペースを提供します。2022年には、探検家・植物学者(1740~1807年)をたたえて、ジャンヌ・バレ温室(Jeanne Barret)と命名されました。2009年には、温室の北側に造園エリアが加わり、アメリカ大陸とアジアの高木・低木が植えられました。
植物コレクション
コレクション温室は、三つの主なテーマを軸に構成されています。有用な熱帯植物、絶滅危惧種を含む南アフリカの植物相、そして熱帯の下層植物です。有用な熱帯植物は、庭園のそもそもの成り立ちにふさわしいものです。庭園は薬学校と結びつき、薬用植物や外来植物の研究と関係していたからです。
庭園全体は5 haを超え、ウィキペディアによれば約2,000の分類群が育てられています。屋外には、北側にスイレンとハスの池のあるマグノリアの並木道があり、南側にはイギリス式の樹木園と池、中世の薬草園があり、西側にはヒース、湿地、地中海、高山の庭があります。薬用植物園では、植物が治療作用ごとに配置され、有毒植物も紹介されています。
見学案内
温室は、トネレ大通り(boulevard Tonnellé)にあるトゥール市・大学植物園(Jardin botanique de la Ville et de l'Université de Tours)の中から見学し、入場は無料です。コレクション温室には独自の開館時間があるので、見学前に確認するとよいでしょう。庭園全体には2時間ほどを見込み、夏にジャンヌ・バレ温室で展覧会が開かれていれば、もっと長くなります。
オランジェリー温室での夏の展覧会は、訪れるのによい時期で、北側の並木道に沿ってマグノリアが咲く時期もそうです。庭園は、治療上の性質ごとに配置された同じ敷地内の薬用植物園や、敷地西側のほかのテーマ別の庭の散策と組み合わせられます。
47.39° N, 0.67° E
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