リュクサンブール公園の温室(元老院の温室)
パリ6区、イル=ド=フランス

2026年10月時点で出典を確認済み
- 年代
- 1796年(この場所の温室)、1999年(ラン、ベゴニア、クロトンの温室)
- 様式
- 7つの気候の「礼拝堂」に分かれたラン温室を含む、コレクション温室群
- 規模
- 3,600 m²(温室群全体)
- 状況
- ヨーロッパ文化遺産の日(9月)に一般公開
オテル・ド・ヴァンドームに隣接するリュクサンブール公園の温室は、旧カルトゥジオ会の土地が1796年に庭園に併合されて以来、温室のあった場所に建っています。1879年から元老院が管理し、3,600 m²あって、1838年にパリ医学部で始まり、1859年に元老院が引き取ったランのコレクションを収めています。1999年に開かれた温室にはラン、ベゴニア、クロトンがあり、ラン温室は気候の異なる7つの「礼拝堂」に分かれています。見学できるのは文化遺産の日のみです。
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歴史
リュクサンブール公園の温室の物語は、庭園の拡張から始まります。1796年、革命の直後に、旧カルトゥジオ会の領地がリュクサンブール公園に併合され、以来、オテル・ド・ヴァンドームのそばのこの場所には、ずっと温室が建っています。
現在この場所を有名にしているランのコレクションは、別の場所で始まりました。1838年、ブラジル皇帝の侍医が送った植物の荷がパリ医学部に届きました。1859年に医学部の植物園が廃止されると、元老院はこのコレクションをリュクサンブールの温室に引き取ることに同意しました。温室は、1879年から元老院によって管理・運営されています。
1860年代には、この場所にオランジェリーも加わりましたが、すぐにほかの用途に使われるようになりました。ランのコレクションは、国内外の園芸展で何度も賞を獲得しています。20世紀末には、19世紀の温室の一部が取り壊されて、ラン、ベゴニア、クロトンのための新しい温室に替わり、1999年に開かれました。
この複合施設を、庭園の大オランジェリーと混同してはいけません。大オランジェリーは、寒い季節に鉢植えの植物を守るために、建築家アルフォンス・ド・ジゾール(Alphonse de Gisors)が1839年に建てたものです。温室そのものが一般に公開されるのは、ヨーロッパ文化遺産の日の年1回だけです。


建築と構造
リュクサンブールの温室は、オテル・ド・ヴァンドームに隣接する3,600 m²の複合施設です。ウィキペディアによれば3つの部分からなり、シダ類にあてられた温室、温度管理と点滴灌漑を備えた開花鉢物の温室、そして1999年に開かれ、19世紀に建てられた古い温室に代わって、ラン、ベゴニア、クロトンを収める温室です。
中心となるのはラン温室で、元老院は、これが7つの「礼拝堂」でできていると説明しています。それぞれの礼拝堂が、中に収められた植物の原産地の気候を再現しており、必要とするものが異なるランを並べて育てることができます。
複合施設には、1860年代に建てられ、すぐにほかの用途に転用されたオランジェリーも含まれます。これは、アルフォンス・ド・ジゾールが1839年に建てた大オランジェリーとは別のものです。大オランジェリーは、冬には庭園の大鉢植えの植物を守り、夏には臨時の展示スペースになります。参照した資料には、温室そのものの構造や材料の記述も、設計者の名前もありません。


植物コレクション
1838年に始まったランのコレクションは、元老院によれば、現在は150属、熱帯ランの1,350を超える種、交配種、栽培品種に属する10,000鉢以上を数えます。一方、ウィキペディアは400種を超えるという数字を挙げています。コレクションは、国内外の園芸展で何度も賞を受けています。
温室には、シダ類、ベゴニア、クロトン、鉢植えの開花植物もあります。
ジゾールの大オランジェリーには、180の大鉢植えの植物があり、柑橘類、カナリーヤシ、キョウチクトウ、ザクロなどが含まれます。ビターオレンジの木の一部は、樹齢250~300年と推定されています。庭園には、おもにリンゴとナシの古い品種を維持する保存果樹園もあります。
見学案内
元老院の温室が一般に公開されるのは、9月のヨーロッパ文化遺産の日の年1回だけです。それ以外の時期も、リュクサンブール公園には、この園芸遺産に近づくほかの方法があります。
ジゾールのオランジェリーでは夏に企画展が開かれます。1867年にガブリエル・ダヴィウー(Gabriel Davioud)がペピニエール(Pépinière)の軽食堂として建てたダヴィウー館(Pavillon Davioud)では、園芸の講座、講演会、夏の展覧会が行われます。オーギュスト・コント通り側のリセ・モンテーニュの向かいにある保存果樹園では、リンゴとナシの古い品種が見られます。そのため、9月の温室の見学は、オランジェリーから果樹園まで、庭園の散策と自然に結びつきます。
48.84° N, 2.34° E
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