ヴォルチ・ポトク樹木園のステクレニャク(展示温室)
ヴォルチ・ポトク(ラドムリェ)、カムニク市

2026年10月時点で出典を確認済み
- 様式
- 公園のプリスタヴァ(農場の建物)の脇にある、切妻屋根と金属骨組みの展示温室
- 状況
- 有料の樹木園内で通年一般公開。熱帯のチョウはシーズン中
スロベニアで最も来園者の多い植物園(2025年の入園者数390,420人)、ヴォルチ・ポトク樹木園のプリスタヴァの脇にある展示温室では、ドゥシャン・フロヴァティンのコレクションから、サボテンと多肉植物1,000株以上が一年中見られ、最も古いものは50年を経ています。年3回入れ替えられるラン、ブロメリア、観葉植物の展示もあり、シーズン中は生きた熱帯のチョウが花の間を飛びます。温室の建設年も寸法も公表されていません。公園の苗圃は1957~1961年の近代化で温室を得ており、ラン温室は2026年2月に一部が改装されました。
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歴史
ヴォルチ・ポトクの公園は、その姿をソウヴァン(Souvan)家に負っています。1882年、リュブリャナの卸売商フェルディナンド・ソウヴァン(Ferdinand Souvan)が、フェルディナンド・ゴザニ(Ferdinand Gozani)の未亡人から領地を買い取り、1885年に領主館を建て直して、その前に壁で囲んだ公園を造りました。息子のレオン(Leon)は後に壁を取り壊し、半世紀をかけて公園を拡張して、在来種と外来種の樹木を植え、池を掘りました。領主館は1944年4月13日にパルチザンによって焼かれました(英語版ウィキペディアでは4月15日)。1949年にレオン・ソウヴァンが亡くなると領地は国有化され、1950年の布告で保護され、1952年の初めにリュブリャナ大学農学・林学部の管轄に置かれて、同じ年に一般公開の樹木園となりました。
温室が物語に登場するのは、イゴル・オラシュ(Igor Oraš)の指揮下(1957~1961年)です。公園は80 haに達し、イェロヴァ・ドラガ(Jelova draga)の湖が掘られ、温室や冷床を含む苗圃が近代化されました。1965年に大学との関係が断たれると、施設は生産とサービスで自活しなければならなくなり、チューリップを中心とする花の展示会が苦しい時期を支えました。樹木園は1999年に国家的に重要な文化財に指定され、のちに国の公共機関となりました(英語版ウィキペディアでは2003年)。
展示用のガラス温室そのものの建設年を記した資料はありません。ドゥシャン・フロヴァティン(Dušan Hrovatin)のサボテンのコレクションは、少なくとも2012年からここで展示されており、当時は3月から晩秋までの開催でしたが、2026年に通年の展示になりました。生きた熱帯のチョウは、2022年の夏にはすでにガラスの下を飛んでいました。2026年2月には、ラン温室が新しいアーチ形の骨組みで一部改装されました。2025年の来園者は390,420人で、前年より11.6%多く、この公園は、リュブリャナ城とプレジャマ城に次いで来園者の多いスロベニアの文化遺産です。


建築と構造
樹木園のウェブサイトは、この会場を「Steklenjak」(温室)の一語で呼びますが、別の箇所では旧領地の農場の建物である「プリスタヴァ(pristava)のそばの温室」とも述べ、ポータルサイト kraji.eu は、旧管理棟の裏にあるとしています。2022年7月にウィキメディア・コモンズに投稿された写真には、サボテン温室の内部が写っています。軽い金属の骨組みと透明なガラスをもつ切妻屋根の温室で、中央の通路が、石壁で囲まれた一段高い花壇の間を通り、植物は地植えか、ラベルを付けた鉢で育っています。ランとブロメリア、観葉植物のための隣の温室は、ウェブサイトが指摘するとおり温室でしか実現できない熱帯の気候に保たれています。2026年2月には、展示にリズムを与える新しいアーチ形の骨組みとフォトコーナーを備えて、空間が一部配置替えされました。熱帯のチョウは同じ複合施設内を、プランターで育てられた蜜源植物の間を飛びます。
寸法も、建設年も、建築家の名も公表されておらず、これらの温室が1957~1961年の苗圃の近代化にさかのぼるのかどうかも分かっていません。OpenStreetMapでは、スロベニアの土地利用登録簿で温室に分類された区画が、管理棟のすぐ南、公園の西部の、果樹園と苗圃の間にあります。


植物コレクション
サボテン温室には、ドゥシャン・フロヴァティンのコレクション(2012年には「フロヴァティン・エクゾティカ(Hrovatin Exotica)」の名で展示)から1,000株を超える植物が集められており、その多様さと樹齢の高さが際立っています。温室で最も古い株は50年を経ています。サボテンの周りには、多肉植物、球根植物、トウダイグサ類、ティランジア、綴化した株、アフリカの乾燥地帯の「リビングストーン」が並びます。リビングストーンは、肉厚の2枚の葉が砂利の色に擬態し、花を咲かせるのは年に一度、9月ごろだけです。2つ目の温室には、Vanda をはじめとする熱帯のラン、ブロメリア(サイトはグズマニア、インコアナナス、アエクメア、ティランジア、矮性のパイナップルについての記事を載せています)、そして年3回入れ替えられ、手入れの説明が添えられる観葉植物の選りすぐりが揃います。シーズン中には、柑橘類を餌にする生きた熱帯のチョウが花の間を飛びます。2022年に樹木園が名を挙げたのは、モルフォチョウの Morpho peleides、カバマダラ(Danaus chrysippus)、Heliconius melpomene、そして翅の大きな目玉模様で見分けられるフクロウチョウの Caligo memnon です。

見学案内
温室は、公園の古い区域のプリスタヴァのそばにあり、管理棟とヤネズ・ボルカ(Janez Boljka)ギャラリーから遠くありません。ギャラリーでは、マルチメディア展示がソウヴァン家とその公園の物語を伝えています。見学は、樹木園のおよそ85 haを巡る一日の中に組み込めます。4月は最も来園者の多いチューリップ、5月はシャクナゲ類、6月はバラ園、晩夏はダリア、秋はカボチャ、そして11月下旬から1月までは灯りの中の夜の散歩です。2023年に開設された展望塔からは、カムニク・アルプスと、遠くにリュブリャナ城を見渡せます。子どもたちには、大きな遊び場、実物大の恐竜13体、ロードトレインがあります。リュブリャナとカムニクからバスが出ており(ヴォルチ・ポトク・シュライ停留所、入口から300 m)、カムニシュカ・ビストリツァ川に沿って自転車道が走っています。近くのカムニクの町を訪ねれば、行楽の締めくくりになります。
46.19° N, 14.61° E
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出典 (10)
- arboretum.si/dogajanje/razstave/
- arboretum.si/dogodek/razstava-kaktusov/
- arboretum.si/dogodek/razstava-sobnih-rastlin-ananasovk-in-orhidej/
- arboretum.si/arboretum/zgodovina/
- arboretum.si/arboretum/sovjeoki-metulj/
- arboretum.si/novice/med-zimskimi-pocitnicami-v-arboretum-volcji-potok/
- arboretum.si/arboretum/zacveteli-so-zivi-kamencki/
- sl.wikipedia.org/wiki/Arboretum_Vol%C4%8Dji_Potok
- en.wikipedia.org/wiki/Arboretum_Vol%C4%8Dji_Potok
- kraji.eu/slovenija/arboretum_volcji_potok/slo
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