🇫🇷フランス·一般公開

パルク・フェニックスの大熱帯温室(「緑のダイヤモンド」)

ニース、プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール

パルク・フェニックスの大熱帯温室(「緑のダイヤモンド」), ニース、プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール
写真 : André ALLIOT — CC0

2026年10月時点で出典を確認済み

「ヨーロッパ最大級の単一スパンの温室の一つで、中間の支持材がなく、「緑のダイヤモンド」の愛称で呼ばれています。」
年代
1990年
建築家
ジャン=クロード・アラゴン
様式
現代的な大スパンの熱帯温室。中間の支持材がない
規模
床面積約7,000 m²、高さ25 m、直径約100 m
状況
一般公開中

ニースのアレナ地区の動植物公園とともに1990年2月14日に落成したパルク・フェニックスの熱帯温室は、中間の支持材なしで設計された高さ25 mのガラス屋根の下に、約7,000 m²を覆っています。建築家はジャン=クロード・アラゴンです。「緑のダイヤモンド」の愛称を持ち、コンピューターで制御された熱帯・亜熱帯の複数の気候を再現しています。湿潤な熱帯雨林、乾燥および湿潤のアフリカ南部、そしてシダ温室です。約50種のヤシ、ラン、ブロメリア、カイマン、ナイルワニがいます。この公園は2011年に「ジャルダン・ルマルカブル(Jardin remarquable)」のラベルを受けました。

見学の計画

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詳細解説 読了目安:約1分

歴史

パルク・フェニックスは、80社近くが関わった26か月の工事を経て、1990年2月14日に落成しました。敷地は、プロムナード・デ・ザングレ(Promenade des Anglais)に面したアレナ地区のかつての湿地で、ニース市の所有です。公園自身の沿革ページは、建築家としてアラゴン氏、造園設計としてアルノードン氏の名を挙げています。PSS の建築データベースは、建築家の名をジャン=クロード(ニースの建築家、1927~2015年)としています。公園の名は、コート・ダジュールで最も広く見られるヤシ、Phoenix canariensis(カナリーヤシ)に由来します。

費用については資料の見解が分かれます。ウィキペディアは当時の報道を引いて3億800万フラン(4,700万ユーロ)とし、公園のウェブサイトは2億6,000万フラン(約4,000万ユーロ)としています。敷地を造成するために、14,000 m³の土と2,000トンの岩を動かす工事が必要でした。

公園はまず植物園として構想され、のちに動物が加わりました(キツネザル、カワウソ、ワラビー、コンゴウインコ)。2011年に「ジャルダン・ルマルカブル(Jardin remarquable)」のラベルを受け、2016年に更新されました。2024年について挙げられた数字では、年間約350,000人が訪れています。

建築と構造

温室は、直径100 m近く、高さ25 mの空間で、床面積は約7,000 m²です。ガラス屋根のガラス面は約10,000 m²に及び、中間の支持材なしで空間を覆っているため、単一スパンの温室としてヨーロッパ最大級と評されています。建設当初から「緑のダイヤモンド(Green Diamond)」の愛称で呼ばれています。

内部は、コンピューターで制御された複数の気候空間に分かれています。その数は資料によって異なり、公式サイトと PSS では6、ウィキペディアでは7です。公式サイトは、中央の湿潤な熱帯ゾーン、乾燥と湿潤の二つの南部アフリカ・ゾーン、シダの温室を挙げています。中央ゾーンは、冬でも最低16 °C、湿度は約80%に保たれ、逆浸透処理をした水による高圧ミストが使われています。中央には、コロンブス到達以前の様式の遺跡で飾られたロトンダ(円形の広間)があります。

植物コレクション

温室には約50種のヤシがあり、ココヤシ、タビビトノキ、白いビスマルクヤシなどが含まれます。このほか、タコノキ類、ポトス、プルメリア、カリブ海地域のヘリコニアもあります。ランが目立ち(バンダ、デンドロビウム、ファレノプシス、パフィオペディルム、オンシジウム)、ブロメリア、サトイモ科の植物、食虫植物、バナナ、イチジク類も並びます。

シダの温室には、アフリカとオーストラリアのヘゴ類と、ビカクシダ属(Platycerium)の着生シダが集められています。南部アフリカの乾燥ゾーンと湿潤ゾーンは、カルー、トランスバール、ナタール、ケープ州の生息環境を再現し、アロエ、ユーフォルビア、スタペリア、リトープスがあります。動物には、ナイルワニ、メガネカイマン、イグアナ、チリフラミンゴのほか、熱帯魚、昆虫、多足類、クモ形類を飼育する地下の水族館とテラリウムもあります。

見学案内

温室はパルク・フェニックスの中心にあります。この公園は、ニース西部のプロムナード・デ・ザングレに沿うアレナ地区にある7 haの敷地です。温室と公園のほかの部分を組み合わせるなら、半日を見込むのが妥当です。公園には約20のテーマ別エリアがあり、ペリカン、ハクチョウ、カメのいる中央の3,500 m²の池、地中海の庭園、動物のコレクションなどがあります。温室の暖かく湿った空気は、冬の屋外の気候と大きく対照をなすため、この季節の見学は心地よいものです。海沿いのプロムナード・デ・ザングレの散歩は、外出を自然に延長してくれます。

インタラクティブな地球儀で見る

43.67° N, 7.22° E

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出典 (7)

  1. parc-phoenix.org/la-flore/la-serre/
  2. parc-phoenix.org/le-parc/historique/
  3. fr.wikipedia.org/wiki/Parc_Phoenix
  4. en.wikipedia.org/wiki/Parc_Ph%C5%93nix
  5. pss-archi.eu/immeubles/FR-06088-43826.html
  6. nominatim.openstreetmap.org/search?q=Parc+Phoenix+Nice&format=json
  7. openstreetmap.org/way/49435473
見学の計画

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