砂漠と地中海の温室(ABQバイオパーク植物園)
ニューメキシコ州アルバカーキ

2026年10月時点で出典を確認済み
- 年代
- 1996
- 建築家
- エド・マズリア(マズリア・リスキン・オデム社)
- 様式
- ガラスとアルミニウムによるパッシブソーラーのパビリオン2棟
- 規模
- 温室内の植栽面積は約930 m²(10,000平方フィート)
- 状況
- 一般公開中
1996年12月に、アルバカーキのリオ・グランデ川沿いのABQバイオパーク植物園とともに開館した、アルミニウム枠のガラスの隣り合うこの2つのパビリオンは、マズリア・リスキン・オデム社のエド・マズリアがパッシブソーラーの原理で設計しました。異なる種類のガラス、慎重に配置された換気口、組積造の蓄熱体、断熱材によって、約10,000平方フィートの植栽に2つの別々の気候が保たれています。一方は米国南西部の暑く乾燥した砂漠、もう一方は夏に乾燥し、冬は温暖で雨の多い海岸です。
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歴史
温室は、アルバカーキ市の動物園、水族館、植物園の複合施設であるABQバイオパークに属しています。植物園は1996年に、リオ・グランデ川沿いの敷地、セントラル・アベニューNW 2601番地(2601 Central Avenue NW)で、水族館と敷地を共有する形で開園しました。同じ年に完成したバイオパークの入口と水族館は、建築家のヴァン・H・ギルバート(Van H. Gilbert)が設計しています。温室を任されたのは、サンタフェの設計事務所マズリア・リスキン・オデム社(Mazria Riskin Odem, Inc.)のエド・マズリア(Ed Mazria)で、ブラッドベリー・スタム建設(Bradbury Stamm Construction)と、ランドスケープ・アーキテクトのデザイン・ワークショップ(Design Workshop)が協力しました。
ニューメキシコ建築財団(New Mexico Architectural Foundation)によれば、砂漠と地中海の温室は、スペイン・ムーア式の庭を含む旧世界の壁囲い庭園(Old World Walled Gardens)とともに、1996年12月に開館しました。ただし、州の建築ガイドは完成年を1998年としています。庭園はのちに、Toru Tanaka の設計による4エーカーの佐世保日本庭園(Sasebo Japanese Garden)を加え、2007年に開園しました。2009年には Ogata Kai による庭の中の庭が拡張されています。
2019年に財団は、この温室に「Architecture + Community Award」を、過去50年以内に完成した建物の部門で授与しました。2024年11月12日には、レバノンと地中海の景観にニューメキシコ在来の植物相を溶け込ませる庭園「Lebanon and Beyond」の起工式が行われました。設計はディディエ・デザイン・スタジオ(Didier Design Studio)がバイオパークの職員とともに手がけたもので、この事業には、集まりや教育行事に使うための地中海温室の小さな増築も含まれます。
建築と構造
施設は隣り合う2つのパビリオンから成り、いずれもアルミ骨組みの全面ガラス張りで、空調された2つの環境に合わせて約10,000平方フィート(約930 m²)の植栽を収めています。設計はパッシブソーラー方式です。建築家は建物の部位ごとに異なる種類のガラスを用い、換気口の位置を慎重に定め、組積造の蓄熱体と適切な断熱を組み合わせて、それぞれの気候が外部のエネルギーをほとんど、あるいはまったく使わずに保たれるようにしました。
砂漠のパビリオンは、アメリカ南西部やソノラ砂漠、チワワ砂漠の、乾燥して季節的に暑い環境を保ち、地中海のパビリオンは、暑く乾いた夏と穏やかで雨の多い冬を再現します。冬には、どちらの側もアルバカーキの屋外の最低気温より20~30 °F(約11~17 °C)高く保たれます。このため、州の建築ガイドはこれを、太陽光で動く2つのパビリオンと説明しています。
植物コレクション
砂漠の温室では、ソノラ砂漠、チワワ砂漠、バハ・カリフォルニアの乾燥に適応した植物が展示されています。ベンケイチュウ、パロベルデ、クレオソートブッシュ、ユッカ、エレファントツリー、ホホバ、サイウンカク、バハ・フェアリーダスターなどです。温度と光の制御により、これらの植物は一年中成長し、花を咲かせることができます。
地中海の温室は、夏に乾き冬に雨が降る海岸の植物相を集めています。地中海、カリフォルニア、オーストラリア南西部、南アフリカ、チリの海岸のものです。ここにはロックローズ、ブラシノキ、オリーブ、ギンバイカ、キンギョソウ、キョウチクトウ、ミント、セージが育ち、イナゴマメ、ナツメヤシ、シナモンの木、食虫性のピッチャープラント、カンガルーポー、パピルスもあります。この棟では花の展示会も開かれ、「Bulbs in Bloom」や「Orchid Show」があります。
見学案内
温室は、セントラル・アベニューNW 2601番地の植物園の中ほどにあり、植物園がバイオパークの水族館と共有する敷地の内側にあります。BUGarium とともに、庭園の屋内スペースを成すため、夏の暑さの中でも寒い季節でも避難場所になります。ボランティアのガイド(ドセント)が、空き状況に応じて、温室の入口から週1回のガイドツアーを案内します。
周囲の32エーカーの庭園は、ゆっくり過ごしたくなる場所です。佐世保日本庭園、旧世界の壁囲い庭園、クランデラ・ガーデン(Curandera Garden)、子ども向けのファンタジー・ガーデン、鉄道模型の庭園、夏に開く蝶のパビリオン、果樹園を備えた伝統農場があります。隣の水族館が、見学を締めくくります。
35.09° N, 106.68° W
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出典 (7)
- cabq.gov/artsculture/biopark/garden/exhibits/mediterranean-conservatory
- cabq.gov/artsculture/biopark/garden/exhibits/desert-conservatory
- cabq.gov/artsculture/biopark/garden
- cabq.gov/artsculture/biopark/news/groundbreaking-for-201clebanon-and-beyond201d-at-the-abq
- newmexicoarchitecturalfoundation.org/2019/08/19/biopark-conservatory/
- nmarchitectureguide.org/2019/08/15/botanic-garden-abq-biopark/
- en.wikipedia.org/wiki/ABQ_BioPark_Botanic_Garden
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