アルベール・カーン美術館・庭園のフランス式庭園のパルマリウム
ブーローニュ=ビヤンクール、イル=ド=フランス

2026年10月時点で出典を確認済み
- 年代
- 温室は年代不明(フランス式庭園は1895年)
- 建築家
- 温室の設計者は不明。フランス式庭園はアンリ・デュシェーヌとアシル・デュシェーヌ
- 様式
- ガラスと金属のウィンターガーデン
- 状況
- 一般公開の庭園から見学できる。内部への立入りについては美術館に明記なし
銀行家アルベール・カーンのために、造園家デュシェーヌ父子が1895年に設計したフランス式庭園の突き当たりに、ガラスと金属の大きな温室があり、外来植物のウィンターガーデンを収めています。1914年以前は、切妻屋根の温室2棟が両側に延びており、カーンはその中でコンサートを開いていました。1932年に銀行が破綻して差し押さえられた敷地は、1937年に一般公開され、のちにオー=ド=セーヌ県の所有となりました。温室の修復は2014年にスポンサーを得て、2015年12月16日の命令により、庭園とその庭園建築(フォリー)が、「パルマリウムと呼ばれる温室」を含めて歴史的建造物に指定されました。
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歴史
アルベール・カーン(Albert Kahn)は1892年にブーローニュに居を定め、30年ほどのあいだに敷地を一区画ずつ拡げていきました。歴史的建造物の記録は庭園の造成を1895~1908年とし、ウィキペディアは1910年までに全体が完成したとみなし、報道は土地の購入を1920年まで延ばしています。1895年に、造園家のデュシェーヌ父子(Duchêne)が当時の好みに合わせてフランス式庭園を設計し、アシル・デュシェーヌ(Achille Duchêne)が敷地の造成に着手しました。この庭園の下端、邸宅の軸線から外れたところに大温室が建っています。カーンが折にふれてコンサートを開いたウィンターガーデンでした。1914年より前に、切妻屋根の側面温室2棟がこれを完成させました。
1909年から、この銀行家は「地球のアーカイブ」に資金を出しました。1931年まで約60か国で撮影された、約72,000枚のオートクロームと約100時間のフィルムです。1932年にカーン銀行が破綻して、1933年に敷地は差し押さえられ、1936年にセーヌ県が買い取り、1937年に庭園を一般に開放し、1939年にアーカイブを取得しました。カーンは1940年に亡くなりました。1968年に創設されたオー=ド=セーヌ県がこの敷地の所有者となり、1986年に美術館として設立され、2002年に「ミュゼ・ド・フランス(musée de France)」の認定を受けました。
2014年に、トタル企業財団(Fondation d'entreprise Total)とCGPAが、遺産財団(Fondation du patrimoine)を通じて温室の修復を支援しました。2015年12月16日付の命令で、庭園とその庭園建築(フォリー)が歴史的建造物に指定されました。対象には「パルマリウムと呼ばれる温室」、2軒の日本家屋、茶亭、ノルマンディー風のコテージ、ヴォージュ地方の納屋、銀行家の旧邸宅が含まれます。庭園は2016年から2019年にかけて、隈研吾(Kengo Kuma)の設計による新しい美術館の建設のために閉鎖され、2019年9月20日の文化遺産の日に再開し、改修された全体は2022年4月2日に落成しました。


建築と構造
温室は、フランス式庭園の下端、邸宅の軸線から外れた位置にあり、その手前に左右対称の花壇を配した緑の客間の背後にあります。地域観光局は、ウィンターガーデンを収める、ガラスと金属の大きな温室と説明しています。OpenStreetMapに取り込まれた地籍は、これを単に「La Serre」という名の温室型の建物として記録しています。美術館はこれを「堂々たる温室」と呼び、2015年の命令は「パルマリウムと呼ばれる温室」と記して、2軒の日本家屋、茶亭、ノルマンディー風のコテージ、ヴォージュ地方の納屋とともに、庭園の庭園建築に数えています。
1914年より前に、ウィンターガーデンは側面の切妻屋根の温室2棟で拡張されましたが、これらはその後失われました。つまり現在の建物は、かつてはより大きかった一群の核にあたります。その修復は2014年に企業のスポンサーシップを受け、遺産財団を通じて行われました。美術館のページにも、メリメ・データベースにも、参照した百科事典にも、温室の建設年、施工者、寸法はいずれも見あたりません。保護の全書類は、文化遺産・写真メディアテーク(Médiathèque du patrimoine et de la photographie)でしか閲覧できません。


植物コレクション
美術館によれば、ウィンターガーデンには外来の植物が収められていますが、参照したページには、この温室の植物名は挙げられていません。温室とウィンターガーデンは、周囲の風景の場面と同じく、現在では県立美術館のコレクションに不可分に含まれます。アルベール・カーンの時代には、この建物は折にふれてコンサートホールとしても使われました。
温室の前では、緑の客間が左右対称の花壇を並べています。隣接する果樹園兼バラ園は、エスパリエ仕立ての樹木で仕切られ、左右対称に配された刈り込まれた果樹(大半はナシとリンゴ)、オールドローズ、バラをからめたアーチが作る花の東屋を集めています。美術館は春の開花カレンダーを公開しており、2021年からは、ヴォージュの森から日本庭園まで、庭園の風景を通して世界の植物を巡る植物ガイドを提供しています。


見学案内
温室は、ほぼ4 haの敷地にある6つの風景の一つ、フランス式庭園から眺めます。ほかの5つは、ヴォージュの森、草地と黄金の森、青の森、イギリス式庭園、日本庭園です。美術館は、来園者がパルマリウムに入れるかどうかを、ページに記していません。庭園全体と、「地球のアーカイブ」を扱う隈研吾の新しい美術館をたどる順路には、1~2時間を見込んでください。
美術館の開花カレンダーが示す春と、果樹園兼バラ園のバラの季節に、フランス式庭園は最も美しい姿を見せます。最寄りは地下鉄10号線(ブーローニュ=ポン・ド・サン=クルー駅)で、オートゥイユ温室庭園は2 km足らずの距離にあります。
48.84° N, 2.23° E
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出典 (8)
- albert-kahn.hauts-de-seine.fr/les-collections/presentation/jardin/lart-des-jardins-a-boulo
- albert-kahn.hauts-de-seine.fr/professionnels/mecenat
- albert-kahn.hauts-de-seine.fr/ma-visite/informations-pratiques
- pop.culture.gouv.fr/notice/merimee/PA92000023
- fr.wikipedia.org/wiki/Mus%C3%A9e_d%C3%A9partemental_Albert-Kahn
- en.wikipedia.org/wiki/Mus%C3%A9e_Albert-Kahn
- visitparisregion.com/fr/jardins-du-musee-albert-kahn
- openstreetmap.org/way/72677028
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