箱根強羅公園 熱帯植物館
神奈川県箱根町

2026年10月時点で出典を確認済み
- 年代
- 1979
- 様式
- 1914年開園の丘陵のフランス式整形庭園にある、4棟の展示温室群
- 規模
- 熱帯植物館は約440 m²、4棟
- 状況
- 一般公開中
1914年に箱根温泉郷の斜面に開園し、日本初のフランス式整形庭園をうたう強羅公園は、2013年から登録記念物(名勝地関係)となっています。1979年に開館した展示温室は4棟から成り、巨岩から滝が流れ落ちる約440 m²の熱帯植物館、熱帯ハーブ館、ブーゲンビレア館、イベントホールです。公園の中心で、スパイス、果樹、珍しい熱帯植物を集めています。
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歴史
強羅公園は1914年に開園しました。箱根の強羅地区は、明治時代以降、東京周辺の避暑地・別荘地として開発が進んでいた時期にあたります。当初は、裕福な顧客、とりわけ華族のための、くつろぎと交流の場として構想されました。第二次世界大戦中、庭園の和風の区画は宗教団体の世界救世教に譲渡され、今は神仙郷として残っています。残りの部分は1957年に有料の公園となり、現在は小田急箱根が運営しています。
展示温室は1979年に開館しました。主温室、つまり今日の熱帯植物館は、最初は「熱帯シャクナゲ温室」として開かれました。2026年1月に神奈川新聞が引用した公園の担当者によれば、当時の狙いは、日本ではまだ珍しかった熱帯植物を集めることでした。その後、この場所は評価を受けます。茶苑の白雲洞が2001年に登録有形文化財に登録され、公園そのものも2013年に登録記念物(名勝地関係)に登録されました。
建築と構造
庭園は、箱根登山ケーブルカーに沿う約24,500 m²の斜面にあります。2013年の登録の際、その構成は、明確な軸線に沿って整えられた配置と、強羅の地質を生かした多数の巨岩の使い方において独特だと評価されました。中心には噴水があります。
温室は正門と公園下駅の近くにまとまっていて、4棟からなります。展示用の3棟と、イベントに使うホールが1棟です。最大の熱帯植物館は約440 m²で、内部では、密に植えられた岸のあいだを、大きな岩から滝が落ちています。熱帯ハーブ館は大理石の噴水を中心に配置され、公園はこれを中世イタリアの作と説明していますが、それを裏づける文書はないと認めています。ブーゲンビレア館では、植物が通路の上でアーチ状に仕立てられています。参照した資料のいずれも、設計者や施工者の名を挙げていません。
植物コレクション
熱帯植物館では、滝の両側に多くの珍しい植物が見られ、タビビトノキが屋根まで伸びています。温室にはマンゴーやグアバなどの熱帯果樹もあります。公園が、このテーマに特化した日本初の展示温室と紹介する熱帯ハーブ館には、香辛料や香りに使われる植物、バニラ、シナモン、カレーリーフ、カルダモンが集められています。
ブーゲンビレア館は、ピンクと紫の花のアーチをつくります。入口の近くには、盆栽仕立ての株があり、推定樹齢は160年で、公園はこれを日本最古のブーゲンビレアと呼んでいます。ここの幹には直径約30 cmに達するものもあり、公園によれば、日本列島の主要な島々のほかの場所では見られない大きさです。

見学案内
正門は、箱根登山ケーブルカーの公園下駅から歩いて1分、西門は公園上駅の近くにあり、強羅駅からは歩いて約5分です。正門に近い温室は、山の涼しい日には暖かい避難場所になります。見学は、茶が供される白雲洞茶苑、陶芸とガラス吹きの工房がある箱根クラフトハウス、庭園のバラ園と季節の花壇と組み合わせるとよいでしょう。
35.25° N, 139.05° E
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