植物協会温室(カーステンボッシュ)
ケープタウンのカーステンボッシュ国立植物園

2026年9月時点で出典を確認済み
- 年代
- 1997
- 様式
- 地域別の花壇を再現した現代的な展示温室
- 状況
- 一般公開中
テーブルマウンテンの東麓にあるカーステンボッシュ国立植物園に1997年に開館したこの温室は、南アフリカ植物協会の資金で造られ、協会は同国の庭園への最大級の貢献の一つに数えています。当初の目的は、ケープタウンの雨の多い冬から多肉植物を守ることでした。主温室には、ナミブからケープ沿岸のフィンボスまで、南部アフリカの各地域に当てられた花壇が並び、それぞれがその地域の岩で造られ、バオバブが見守っています。四隅の温室には、ストーンプラント、ウェルウィッチア、球根植物、亜熱帯林の植物が展示されています。
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歴史
カーステンボッシュは、テーブルマウンテンの東麓にあり、セシル・ローズ(Cecil Rhodes)が1895年に買い取って国に遺贈した地所に位置します。1913年7月1日、政府はここを植物園のために確保し、植物学者のハロルド・ピアソン(Harold Pearson)が無給で運営にあたりました。Wikipedia によれば、自国の在来植物に専念した世界初の植物園でした。当初は南アフリカ植物協会(Botanical Society of South Africa)が管理し、その後、国の機関が次々に引き継いで、最新のSANBI が2004年から園を運営しています。
温室は、1990年代の建設ラッシュから生まれました。SANBI は、ハントリー教授(Professor Huntley)が資本事業の資金を集めるために始めた「カーステンボッシュ開発キャンペーン(Kirstenbosch Development Campaign)」が、企業の寄付者、植物協会、のちには政府とともに、園の初期の数十年以来比べるもののない建設の波をもたらしたと振り返っています。研究センター、植物協会温室(Botanical Society Conservatory、1997年)、ビジターセンターとカンファレンスセンター(1998年)がそれです。温室は主に、カーステンボッシュの雨の多い冬から多肉植物を守るために建てられ、またそのおかげで、園は再びバオバブの栽培に挑戦できるようになりました。SANBI は、この木を屋内で育てるのは決して容易ではなかったと認めています。
植物協会は、建物は1996年に建ち、1997年に開館したとしており、ターンキー方式の基盤施設への最大級の貢献の一つに数えています。四隅の温室には、レスリー・ヒル(Leslie Hill)、イアン・レディホフ(Ian Reddihough)、ケイ・バーグ(Kay Bergh)、メアリー・マリンズ(Mary Mullins)の名がついています。コレクションはその後も発展を続けており、専用の温室にあるウェルウィッチアは、2009年11月11日に播種されました。参照した資料のいずれも、建築家や施工者の名を挙げていません。
建築と構造
SANBI は、この温室を、主温室と四隅の四つの温室からなるものと説明しています。主温室では、花壇のひとつひとつが南部アフリカの生態地域、つまりバイオームを表し、その地域の岩と土で造られています。最小の花壇であるナミブには、花崗岩、コワリブ・ポート(Khowarib Poort)産のドロマイト、ブランドベルク(Brandberg)産のドレライトが、ブッシュフェルトには、サンド・リバー片麻岩、砂岩、ドロマイト、ウォーターベルク礫岩が、ナマ・カルーには、フレーザーバーグ(Fraserburg)地域のドレライトと頁岩が使われています。クネルスフラクテ(Knersvlakte)の花壇には、同地域の農場が寄贈した石英の礫が敷かれています。南側の小さな長方形の区画は海岸性フィンボスにあてられ、西側では、約2億年前の植物化石を含む石を使った化石の花壇と三畳紀の花壇が、ゴンドワナ・ガーデン(Gondwana Garden)へとつながっています。
四隅の温室は、それぞれ異なる条件を備えています。森林植物にあてられた北西の温室は、常に日陰で、暖かく湿度が高い状態に保たれている唯一の温室です。ストーンプラント温室は、西海岸から東ケープ州へと続く断面のように配置され、中央の梁が、冬雨地域の植物相と夏雨地域の植物相をおおよそ分けています。公表された資料には、骨組み、ガラス、寸法についての詳しい記述はありません。
植物コレクション
バオバブ(Adansonia digitata)は目玉で、温室内で最大の植物です。落葉樹で、5月に葉を落とし、11月末に新しい葉を出します。その周りでは、ブッシュフェルトの花壇に、コルクウッド(Commiphora)、モパネ、木性ユーフォルビア、ムプマランガのアロエ、そして段の手すりに沿って植えられたレオパード・オーキッド(Ansellia gigantea)が集められています。
専用の温室にあるウェルウィッチアはすべて種子から育てられ、その多くはアンゴラ南西部の北ナミブのものです。この種は移植できないためです。ストーンプラント温室では、リトープス(Lithops)、プレイオスピロス(Pleiospilos)、アルギロデルマ(Argyroderma)、ギバエウム(Gibbaeum)が見られ、球根温室では、クリヴィア(Clivia)を中心とする常設の植栽と、鉢植えの球根の入れ替え展示が組み合わされています。ゴンドワナ・ガーデンには、セネカル(Senekal)産の2億4000万年前のアラウカリオキシロン(Araucarioxylon)の化石の幹が、イチョウ(Ginkgo biloba)、ソテツ類、木性シダとともに展示されており、カーステンボッシュで外来植物が育てられている数少ない場所の一つです。海岸性フィンボスの花壇には、野生では絶滅したエリカ・ベルティキラータ(Erica verticillata)があります。
見学案内
温室はカーステンボッシュの中にあります。屋外のコレクションはケープの植物が中心で、何よりプロテアで知られていますが、この温室は、屋外では生き延びられない乾燥地や亜熱帯地域の植物を見せて、それと好対照をなしています。南半球の春が最も充実する季節で、球根温室の鉢植えの展示は8月半ばから9月末にピークを迎え、その頃にはクリヴィアやレオパード・オーキッドも花を咲かせます。対照的にバオバブは、5月から11月まで葉のない姿で立っています。見学は、テーブルマウンテンへ登る道、たとえばスケルトン・ゴージ(Skeleton Gorge)ルートへ、あるいは夏には、庭園で開かれる日曜夕方のコンサートへと、自然に延ばせます。
33.99° S, 18.43° E
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出典 (8)
- sanbi.org/gardens/kirstenboch/seasons/botanical-society-conservatory/
- sanbi.org/1990s/
- botanicalsociety.org.za/110-years-of-protecting-plants/
- sanbi.org/gardens/kirstenboch/seasons/botanical-society-conservatory/kirstenbosch-conserva
- sanbi.org/gardens/kirstenboch/seasons/botanical-society-conservatory/kirstenbosch-conserva
- sanbi.org/gardens/kirstenboch/seasons/botanical-society-conservatory/kirstenbosch-conserva
- sanbi.org/gardens/kirstenboch/seasons/botanical-society-conservatory/kirstenbosch-conserva
- en.wikipedia.org/wiki/Kirstenbosch_National_Botanical_Garden
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