ロザリンド・パーク・コンサバトリー
ベンディゴ、ビクトリア州

2026年9月時点で出典を確認済み
- 年代
- 1897年
- 建築家
- サミュエル・ギャッドとジョージ・ミント(設計)、F・M・ブラウン鋳造所(製作)
- 様式
- ヴィクトリア朝様式のプレハブ式鋳鉄製温室
- 状況
- 一般公開中
ベンディゴ中心部のロザリンド・パークにあるコンサバトリー・ガーデンに1897年に建てられた、鋳鉄の骨組みを持つ長方形の温室は、フランク・M・ブラウンの地元の鋳造所で製作され、費用は216ポンドでした。キュレーターのサミュエル・ギャッドと市の測量技師ジョージ・ミントの功績とされ、市で最初のプレハブ建築と記録されています。1980年代初頭に取り壊しの危機にさらされましたが、鉄細工を残したまま補修されました。ビクトリア州遺産データベースは、州内の公共公園で唯一現存する19世紀の温室としています。現在は、春のチューリップ展をはじめ、季節ごとの花の展示が行われています。
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歴史
ロザリンド・パークは、ベンディゴの金鉱地帯にあった旧ガバメント・キャンプ(Government Camp)の跡地を占めています。約24 haが1861年に公共の公園用地として正式に確保され、1870年に初代の公園庭師が任命されました。ベンディゴ・クリーク沿いの旧ごみ捨て場だった北側の区画は、長年そのままにされ、整備されたのは1886年、キュレーターのサミュエル・ギャッド(Samuel Gadd)のもとでのことでした。ただし、1882年にはすでに3つの鉄橋が、クリークをまたいで下の公園とこの区画をつないでいました。
温室は、このコンサバトリー・ガーデンズに1897年に建てられました。ビクトリア州遺産データベース(Victorian Heritage Database)は、これをベンディゴ初のプレハブ建築とし、設計をサミュエル・ギャッドと市の測量技師ジョージ・ミント(George Minto)の手によるものとしています。製作はフランク・M・ブラウン(Frank M. Brown)で、クリーク・ストリートにあった彼の鋳造所が、骨組みを216ポンドで納めました。製作者の名は、今も鉄の柱に読み取れます。
1980年代初めには、構造の傷みが進んで取り壊しも検討されましたが、鉄の部材はしっかりしていたため、木部を交換して残りを修復することが決まりました。この工事がいつ行われたかについて、参照した資料は食い違っています。一つは1978年で費用は54,000ドル、もう一つは1981年の建物の状態に触れています。1980年にビル・デレッカ(Bill Delecca)が設計した、地元の作家エイミー・ハクスタブル(Amy Huxtable)をしのぶ鋳鉄製の記念ベンチも、この一帯を引き立てています。2020年には、グレーター・ベンディゴ市がLEDのプロジェクター照明を設置し、温室を一年を通して使えるイベント会場に変えました。

建築と構造
建物は平面が長方形で、F・M・ブラウン鋳造所製の鋳鉄の骨組みの上に建っており、鉄製の戸口まわりの枠には、その刻印があります。外周にはコリント式柱頭をもつ細い付け柱が巡り、控えめな庭園の建造物に、古典主義のパビリオンの語彙を与えています。北と南の切妻の妻面には、それぞれ両開きの扉があります。
切妻屋根には棟に沿って高窓部(クリアストーリー)が設けられ、その上にパビリオン形の換気塔が載っています。高窓部の切妻と中央の換気塔には、どちらも装飾的な頂華があります。内部では、湾曲した鉄のトラスによって床面が空いており、植木鉢用の台がもとは両側の壁に沿って並んでいました。
温室はベンディゴ・クリークのそばにあり、庭園からの門が、ロザリンド・パークの下の部分へ渡る歩道橋に通じています。当時この町では珍しかったプレハブ工法は、文化遺産としての価値の大きな部分を占めています。全体が、作業場で鋳造された部材から現地で組み立てられました。
植物コレクション
この温室は、常設の植物コレクションというより、展示のための空間として機能しています。市の庭師が、花や葉もののアレンジメントを一年を通して入れ替えるため、季節によって室内の様子が変わります。
最大の見どころは、南半球の春に行われるチューリップの展示です。開花に向けて、毎年秋にコンサバトリー・ガーデンズに数千個の球根が植えられます。建物の周りでは、芝生に季節の花壇、バラの植栽、文化遺産としての彫刻が配され、すべてが装飾的な鉄の柵で囲まれています。19世紀末に植えられたワシントンヤシ(Washingtonia filifera)の並木が、ブル・ストリートとポール・モールに沿った庭園の境界に連なり、ヴィクトリア朝の遊歩道のような趣を与えています。
見学案内
温室はロザリンド・パークの下の区画にあり、ポール・モールとベンディゴ中心部から歩いてすぐです。公園そのものは誰でも入れます。建物と花壇を見るだけなら30分で足り、公園のほかの場所も歩くなら、もう少し時間がかかります。春のチューリップの季節が、最も人気のある時期です。
近くには、シダ園、カスケード(1880年の元のものを再建した水景)、中国庭園、姉妹都市庭園、採鉱時代の塔で町を見渡せるポペットヘッド展望台があります。ベンディゴ・ビジターセンターはポール・モールにあります。
36.76° S, 144.28° E
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出典 (6)
- vhd.heritagecouncil.vic.gov.au/places/1774
- vhd.heritagecouncil.vic.gov.au/places/1774/download-report
- en.wikipedia.org/wiki/Rosalind_Park
- bendigo.vic.gov.au/things-do/gardens-and-natural-reserves/rosalind-park
- bendigoregion.com.au/explore-bendigo/rosalind-park
- spec-net.com.au/press/0522/wee_250522/Bendigo-Conservatory-Gardens-History-gets-an-update-
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