マージョリー・マクニーリー温室
ミネソタ州セントポール

2026年9月時点で出典を確認済み
- 年代
- 1915
- 建築家
- フレデリック・ナスバウマー
- 様式
- ヴィクトリア朝、クリスタル・パレス風のガラスのドーム
- 規模
- 5,574 m²、中央ドームは幅30 m、高さ22 m
- 状況
- 一般公開中、入場無料。1974年から国家歴史登録財に登録
1915年11月7日に一般公開されたコモ・パークの温室は、手狭になった9棟の温室に代わるものとして、フレデリック・ナスバウマーが設計しました。ニューヨークから列車でプレハブの状態で運ばれたこの構造は、幅30メートルの中央ドームが高さ22メートルまで立ち上がり、曲線を描く翼棟が両側を挟み、合計で5,574 m² です。2002年にマージョリー・マクニーリーにちなんで改称され、現在は日本庭園、パーム・コート、季節の花の展覧会があり、通年無料で見学できます。
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歴史
セントポール市は1873年、公共の公園とするためにコモ湖周辺の土地を取得しました。1891年から1922年まで公園監督官を務めたフレデリック・ナスバウマー(Frederick Nussbaumer)は、この構想を広げ、庭園や娯楽施設、そして人々が植物や動物に出会える場所を加えました。動物園そのものは、1897年に寄贈された3頭のシカを柵で囲った牧草地で飼ったことに始まります。彼の指揮のもとで設計された温室は1915年11月7日に開館し、初日にはほぼ3,000人が訪れました。市内全域で使う植物を育てる生産用の温室であると同時に、市民が一年じゅう過ごせる憩いの場でもありました。
1925年には春とホリデーシーズンの花の展示が始まり、1927年にはサンケン・ガーデンが加わりました。1962年には激しい雹の嵐でガラスの半分以上が割れ、多くの植物が傷みました。建物は1974年に国家歴史登録財に登録され、1987年から1992年にかけての大規模な修復で、ガラスの張り替えと建物設備の更新が行われました。
21世紀には増築が相次ぎました。2005年には動物園と共用のビジターセンターができ、教室、シダ室、ラン温室が設けられました。2006年には展示「トロピカル・エンカウンターズ」が、2013年には盆栽コレクションのための新しい翼棟であるオードウェイ・ガーデンズが、そして開館100周年にあたる2015年には、センテニアル・ガーデンが開かれました。温室は現在、マージョリー・マクニーリー(Marjorie McNeely)の名を冠しています。


建築と構造
1915年の建物はヴィクトリア朝様式のガラス温室で、大きな中央のドーム(パーム・ドーム)を中心に構成されています。ドームは高さ64フィート(約19.5 m)、幅100フィート(約30.5 m)です。ドームからはガラス張りの翼棟が延びており、その中にサンケン・ガーデンがあります。1927年に加わったこの低く掘り下げた展示庭園は、年に何度も入れ替わる花の構成のために設計されています。温室全体の広さは約0.5エーカー、およそ2,000 m²です。
近年の増築部分は、この歴史的な核のまわりにまとめられています。2005年の動物園と共用のビジターセンターには、シダ室とラン温室があり、後者は職員専用です。2013年のオードウェイ・ガーデンズは独立した翼棟となっており、盆栽のギャラリーと、在来のグラス類を植えたテラスがあります。1987~1992年の修復では、建物の元の輪郭を保ったまま、ガラスが新しくなりました。


植物コレクション
パーム・ドームには150種を超えるヤシがあり、ランとブロメリア類が入れ替わりで展示されます。ノース・ガーデンは、アロエ、竹、バナナ、カカオ、コーヒー、イチジク、マカダミア、マホガニー、キャッサバ、パパイヤといった有用植物にあてられています。シダ室には、木生シダ、オオタニワタリ、数種のホウライシダが展示されています。
サンケン・ガーデンでは年5回の季節の花の展示が行われ、秋には菊が主役となります。オードウェイ・ガーデンズには盆栽コレクションが収められています。2006年に動物園の職員との共同事業として開設された「トロピカル・エンカウンターズ」は、中南米の植物と動物を、再現された熱帯雨林の中に集めています。多年草、一年草、グラス類からなるチョウの庭「エンチャンテッド・アンド・エクセドラ・ガーデン」は、暖かい季節に彩りを添えます。


見学案内
温室はセントポールのコモ・パークにあり、入口はコモ動物園と共用です。どちらも入場は無料で、任意の寄付が推奨されています。一年を通して順に行われる、サンケン・ガーデンの5回の展示のどれかに合わせて訪れるのがおすすめです。近くにある日本庭園は、1979年にオードウェイ家の支援を得て開園し、1990~1991年にマサミ・マツダ(Masami Matsuda)の監督のもとで改修されました。山水様式の屋外庭園で、暖かい季節に見るのがいちばんです。温室、庭園、動物園は、一度の外出でまとめて楽しめます。
44.98° N, 93.15° W
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