ドレスデン工科大学植物園の温室群(Botanischer Garten der TU Dresden)
ドレスデン、ザクセン州

2026年10月時点で出典を確認済み
- 年代
- 1975~1981年
- 様式
- 1945年以降に再建された展示温室(1975年、1979~1981年)
- 規模
- 展示温室3棟、ガラス面積約1,000 m²
- 状況
- 工事のため2026年9月21日から2027年2月28日まで一般向けに閉鎖。2027年3月1日から工事完了(2029年第1四半期)までは、大庭園側の仮設の入口から入園
1893年から大庭園(グローサー・ガルテン)の北西の隅に位置し、1949年から工科大学が運営するドレスデンの植物園は、1945年2月の爆撃で温室を失いました。パームハウスは失われ、アメリカ大陸の熱帯温室が1975年に、アジア・アフリカの大熱帯温室がその跡地に1979~1981年に建て直されました。多肉植物温室を含めて、合計約1,000 m²の3棟の展示温室に、熱帯雨林からアフリカとアメリカ大陸の砂漠まで、約3,000種が展示されています。
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歴史
ドレスデンの植物園は、外科医学アカデミーに併設される形で始まりました。事典『Das alte Dresden』によれば、1818年から宮廷庭師カール・アドルフ・テルシェック(Carl Adolf Terscheck)の計画で造成され、ウィキペディアでは5年の工事を経て1820年に開園したとされています。ハインリヒ・ゴットリープ・ルートヴィヒ・ライヘンバッハ(Heinrich Gottlieb Ludwig Reichenbach)は1820年から1879年までの59年間園長を務め、1821年から種子交換リストを発行する、評価の高い学術機関へと育て上げました。
1864年にアカデミーが閉鎖されると、園長オスカー・ドルーデ(Oscar Drude)の主導で、1883年に植物園の移転が決まりました。旧園地は1890年12月1日に閉じられ、庭園監督官フランツ・レーディーン(Franz Ledien)が植物地理学の考え方に沿って設計した新しい園が、1893年4月1日に大庭園(グローサー・ガルテン、Großer Garten)内に開園しています。オオオニバス(Victoria regia)の温室は1907年に完成して1938~1939年に建て替えられ、サボテン温室は1937年に建てられました。
1945年2月13~14日の空襲で、植物園は壊滅的な被害を受けました。19発の爆弾がガラス面を砕き、熱帯植物の大半が枯れましたが、一部はピルニッツの温室に2年間避難していました。1949年に工科大学が植物園を引き継ぎます。パームハウスは失われました。『Das alte Dresden』によれば1945年に破壊され、ウィキペディアによれば移転が検討されていた1950年代初めに取り壊されたとされています。アメリカ大陸の熱帯温室は1975年に再建され、アジア・アフリカの熱帯温室は、旧パームハウスの跡地に1979~1981年に建てられました。


建築と構造
温室群は、大庭園北西の隅にある植物園の敷地内にまとまって建っています。園の面積は資料によって3.25 haまたは3.46 haです。来園者が入れる展示温室は3棟で、その裏手に繁殖用の温室が5棟あります。ウィキペディアはガラス張りの総面積を約1,000 m²としていますが、『Das alte Dresden』の事典はこの数字を展示温室4棟に当てはめています。
旧熱帯(パレオトロピス)にあてられた大熱帯温室は1979~1981年の建築で、破壊されたパームハウスの跡地にあります。水生植物を展示する水生区画も備えています。1975年に再建されたアメリカ大陸の熱帯温室は、奥の部分を新熱帯(ネオトロピス)の熱帯雨林にあてており、パラグアイオニバス(Victoria cruziana)の名をもつ別の区画では、鉢植えの植物が冬を越します。多肉植物温室は、ランと食虫植物の前室から入り、乾燥気候の展示へと進みます。戦後に建てられたこれらの実用本位の建物については、調べた資料に設計者の名は見当たりません。
植物コレクション
園で育てられている9,000~10,000種のうち、約3,000種が温室の中にあります。大熱帯温室ではアジアとアフリカの熱帯植物を紹介しており、水槽の区画には水生植物が植えられています。アメリカ大陸の温室は新熱帯の熱帯雨林の種を展示し、パラグアイオニバス(Victoria cruziana)の区画は、園の鉢植えの植物を冬のあいだ受け入れます。多肉植物温室では、入口近くのランと食虫植物から、アフリカとアメリカ大陸の乾燥地域の植物へと続きます。
屋外は地理的な区分で構成され、有用植物の庭、系統分類の区画、植物の適応をテーマにした花壇、約800種の一年草の夏の花、褐炭層から出た化石を展示する第三紀の庭があります。
見学案内
植物園は大庭園の北西の隅、シュテューベルアレー(Stübelallee)にあり、グレーザーネ・マヌファクトゥア(Gläserne Manufaktur)のすぐ隣です。車いすで回ることができ、来園者は年間約100,000人、2024年は121,700人でした。温室は園より少し遅れて開き、見学には1時間ほどかかります。冬は暖かい立ち寄り先になり、春と夏には屋外の花壇が見ごろを迎えます。褐炭層から出た化石を展示する屋外の第三紀の庭もよい補いとなり、見学はそのまま大庭園の並木道へと自然に続きます。 植物園は工事のため2026年9月21日から2027年2月28日まで一般向けに閉鎖されます。2027年3月1日から、2029年第1四半期に予定される工事の完了までは、大庭園側の仮設の脇の入口からのみ入園できますが、その間に温室が見学できるかどうかは大学の告知に記されていませんので、訪れる前に植物園のページをご確認ください。
51.04° N, 13.76° E
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出典 (7)
- de.wikipedia.org/wiki/Botanischer_Garten_Dresden
- das-alte-dresden.de/service/lexikon/detail/botanischer-garten
- parks-und-gaerten.de/botanischer-garten-der-technischen-universitaet-dresden/
- tu-dresden.de/tu-dresden/newsportal/news/umfangreiche-modernisierungsarbeiten-im-botanisch
- tu-dresden.de/bg
- openstreetmap.org/way/172705072
- openstreetmap.org/way/24712424
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