ヴィルヘルマの歴史的温室(クッペルホイザー)
シュトゥットガルト、バーデン=ヴュルテンベルク

2026年9月時点で出典を確認済み
- 年代
- 1852~1853年
- 建築家
- カール・ルートヴィヒ・フォン・ツァント
- 様式
- 鉄とガラスに、ムーア趣味のアラベスク装飾
- 規模
- 7 × 7 m、高さ6.5 mのドーム付きパビリオン2棟
- 状況
- 一般公開中(鳥舎。2017~2019年に改修)
ヴィルヘルマ動植物園の中心にある歴史的温室は、英国、フランス、オランダで鋳鉄構造と暖房を学んだカール・ルートヴィヒ・フォン・ツァントが、1852~53年に建てました。東洋風のアラベスクで飾られた鉄とガラスの構造は、連続して鋳造された部材からなり、ヴュルテンベルク王国におけるプレハブ工法の最初期の例の一つです。1944年10月の爆撃で損傷し、2017年から2019年にかけて改修され、現在は南米とオーストラリアの鳥類の鳥舎となっています。
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利用案内
- チケット
- 園の入場料(2026年10月時点の料金):夏料金(3~10月)は大人23ユーロ、6~17歳の子ども9ユーロ、6歳未満は無料。冬料金(11~2月)または夕方料金(16:00以降)は、それぞれ17ユーロと6.50ユーロです。夏のチケットはオンラインのほうが安くなります。
- 開館時間
- 毎日開園し、入場は8:15からです。園は2026年10月24日までは18:30に、その後2月までは16:30に閉まります(10月31日は20:00、12月24日と31日は15:30)。動物舎と植物舎は、冬は15:45までです。チケット売り場は16:00(冬は15:30)に閉まります。
- アクセス
- 正面入口:Neckartalstraße, Stuttgart。路面電車U13、U14、U16の「Wilhelma」停留所(シュトゥットガルト中央駅から約8分)。800台収容の駐車場:1日8ユーロ、3時間までは5ユーロ。低排出ガスゾーン(グリーンステッカーが必要)です。
よくある質問
犬を連れて入れますか?
いいえ。補助犬を除き、園内への犬の同伴はできません。正面入口の近くに、1ユーロの犬舎(小型犬・中型犬用)が少数あります。
チケットはどこで買えますか?
オンライン、またはチケット売り場で購入できます。夏のチケットはオンラインのほうが安くなります。売り場は16:00(冬は15:30)に閉まり、その後は閉園まで券売機でチケットを購入できます。
歴史的な温室には何がありますか?
2017~2019年の改修以降、ツァントのドーム型パビリオン(1852~1853年)には、南米とオーストラリアの鳥の鳥舎があります。
歴史
歴史的温室は、カール・ルートヴィヒ・フォン・ツァント(Karl Ludwig von Zanth)が1837年からシュトゥットガルトで設計した、グラナダのアルハンブラ宮殿に着想を得たムーア様式の建物群に属しています。1839年のパイナップル温室をはじめとする、より簡素なガラス構造物に代わるもので、1852~1853年に建てられました。準備のために、ツァントはイギリス、フランス、オランダを訪れ、鋳鉄構造と暖房技術を学びました。金属部材は費用と時間を節約するため連続して鋳造され、この作品はヴュルテンベルク王国でプレハブ工法を体系的に用いた最初期の例の一つとなりました。
温室は当初、冬のオランジェリーとして使われました。2つのドーム付きパビリオンの一方では、加温した水盤で大型のオオオニバス(Victoria)が育てられました。1854年には、ヴィルヘルム王に贈られたオウムのための檻と止まり木が設けられ、これがヴィルヘルマ最初の動物となりました。1861年に買い入れられた大型のオウムは、のちに自然史博物館によって保存されました。
1944年10月19日から20日にかけての夜、連合軍の爆撃でヴィルヘルマは庭園やオランジェリーを含めて壊滅的な被害を受け、温室の屋根構造も大きく損なわれました。2017~2019年の徹底的な修復により、温室は鳥舎として新たな命を得ました。参照した資料は年代について食い違っており、英語版ウィキペディアは、ムーア風別荘の隣の温室が、すでに1842年ごろに完成していたと述べています。
建築と構造
構造は鉄とガラスで、東洋風のアラベスクで飾られており、ヴィルヘルマ全体のムーア趣味に沿っています。連続して生産された鋳鉄の部材は、ヴュルテンベルク王国でプレハブ工法を体系的に用いた最初期の例に数えられます。ツァントは、鋳鉄と暖房に的を絞った視察旅行を行って、計画を準備していました。
2つのドーム付きパビリオンは、それぞれ7 × 7 m、高さ6.5 m で、複合施設の中でもっとも目立つ量塊をなしています。そのうちの一つには地下室があり、オオオニバスのための水盤を加温することができました。屋根は1944年の爆撃で大きな被害を受け、2017~2019年の工事で全体が使える状態に戻されました。参照した資料は、ガラス張りの翼棟の全長を示していません。
植物コレクション
当初、温室は冬のオランジェリーを収め、一方のドームでは、加温した水盤で育てた大型のオオオニバス(Victoria)が栽培されていました。早い時期から動物も迎え入れており、1854年にヴィルヘルム王に贈られたオウムや、1861年に購入された大型のオウムがいました。
2017~2019年の改修以降、ドームは地域別に分けた鳥舎になっています。南米の熱帯雨林の鳥には、フウキンチョウ類(jewel-tanagers)、トルピアル(troupials)、数種のハトがおり、オーストラリアの乾燥林の区画では、キンカチョウ、ズアカキンパラ、セキセイインコを見ることができます。ヴィルヘルマのほかの部分は、英語版ウィキペディアが「ヨーロッパ最大のモクレン林」と呼ぶものを含めて、植物を巡る見学を完成させます。
見学案内
温室はヴィルヘルマの中心部にあり、ムーア風別荘やダマスカス・ホールなど、ツァントのムーア様式の建物の近くに建っています。ダマスカス・ホールの鳥舎には、1990年代から在来の鳥がいます。見学は動植物園の周遊に組み込むのが自然で、ほかの温室、たとえば当サイトのカタログで別の項目になっているアマゾン館(Amazonienhaus)もあわせて巡れます。
鳥は鳥舎で展示されます。ヨーロッパ最大とされるモクレン林も、公園の植物面での見どころの一つです。ヴィルヘルマ全体には、半日を見込むのが妥当です。
48.80° N, 9.21° E
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