ツシェンドルフ城の温室群(Kamelienschloss)
ザクセン州ピルナ(ツシェンドルフ)

2026年10月時点で出典を確認済み
- 様式
- 城の公園内にある温室群(2017年時点で7棟)
- 規模
- 約1,500 m²のガラス張り展示面積(施設側の資料では温室が1,800 m²超)
- 状況
- 3月から10月初めまで、火曜から日曜に一般公開。10月初めから2月末までは閉鎖。ツバキ展は2月下旬から4月中旬
ピルナのツシェンドルフの領主館のそばでは、ドレスデン工科大学の植物コレクション部門(Botanische Sammlungen)が、6 ha以上の公園と温室群を運営しています。温室は2017年時点で7棟あり、大学によればガラス張りの展示面積は1,500 m²(施設自身のサイトでは温室が1,800 m²超)です。2月下旬から4月中旬にかけては、約220のツバキの品種と種が展示され、その中には、ドレスデンのザイデル園芸場に由来し、1993年から文化財に指定されているザクセンのコレクションも含まれます。5月から10月初めまではアザレア、アジサイ、盆栽がその座を引き継ぎ、10月初めから2月末までコレクションは閉鎖されます。
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歴史
ツシェンドルフの領主館は、1403年にカルロヴィッツ家の封土として初めて記録に現れます。1945年に赤軍に占拠され、1946年にピルナの町の所有となり、1947年から一部が取り壊されて、その後は荒廃しました。1988年8月1日、公園はドレスデン観賞植物育種農場(VEG Saatzucht Zierpflanzen Dresden)に移り、同農場は2か月後に城も取得して取り壊しから救いました。1991年には支援団体が設立されています。
コレクションの出どころはドレスデンです。ウィキペディアによると、宮廷庭師のヨハン・ハインリヒ・ザイデル(Johann Heinrich Seidel)は1792/93年の冬からツバキを育てており、ドレスデン工科大学によれば、1806年に彼の庭には4,300株がありました。1813年には息子たちが専門の園芸場を興しました。施設のサイトは、1824年に19品種、1842年に1,100品種、年間の生産量は約10万株としています。この会社は1946年に収用されましたが、東ドイツ時代も守られたコレクションは、多くの園芸場の解散によってザクセンの伝統品種が危うくなった1989年以降に、ツシェンドルフへ移されました。コレクションのページによれば、同じころに1,300 m²の温室が建てられました。1993年に文化財に指定され、ザクセン州の所有となっています。ドレスデン工科大学によれば、ドイツでこのように保護された最初の植物コレクションです。
2017年3月、第14回ドイツ・ツバキ開花展の際に、段々状の新しい温室が公開され、温室群は7棟になりました。川の向こう側には、当時の所有者クサーヴァー・フォン・レンツ(Xaver von Lentz)が1894年頃に柑橘類とバラのために建てた温室が、傷みの激しい状態で残っています。


建築と構造
ツシェンドルフの温室は単一の建物ではなく、公園内に点在する温室群で、OpenStreetMap によれば城の北約100 mにあります。数字はページごとに異なります。施設のサイトは1,800 m²超の温室を謳い、ドレスデン工科大学と2026年のポスターはガラス張りの展示面積(「Schauglasfläche」)を1,500 m²としており、コレクションの別のページには、品種が集められた際に1,300 m²が建てられたとあります。大学が数えた2017年の温室は7棟でした。
2017年の新しい温室は段々状に造られ、来訪者は初めて植物を見下ろせるようになりました。ウィキメディア・コモンズの自由利用の写真には、木の柱で支えた傾斜したガラス屋根をもつ細長い温室が写っています。小さなガラスをはめた白い扉があり、内部では、スタンダード仕立てのツバキが、敷石の通路に沿って素焼きの鉢で育ち、ガラスの下で、ツタに覆われた壁の前に並んでいます。施設のページによれば、ツバキは球形、盆栽、エスパリエに仕立てられています。温室群の上の斜面には、360品種のアジサイが地植えされています。


植物コレクション
毎年3月から、約220のツバキの品種と種が、ガラスの下で展示されます。歴史的なコレクションは約100の古い品種からなり、近年の栽培品種と野生種が補っています。その中には、黄色いツバキ(Camellia nitidissima)もあります。中核となるのは、ザイデル・コレクションとして知られるザクセンのコレクションで、19世紀には1,100品種あったものが、実績のある76品種に絞られました。施設は、年代つきで歴史的な栽培品種を挙げています。「Alba Plena」と「Variegata」(1792年)、「Althaeiflora」と「Lady Campbell」(1824年)、「Tricolor」(1832年)、「Frau Minna Seidel」(1883年)です。「Chandlers Elegans」(1831年)は、現代のツバキ栽培の主力品種として紹介されています。最も古い株は、ドーベルルク=キルヒハインのヘルマン園芸場から来た5株で、最古の「Chandlers Elegans」は1885年のものです。
施設には、360種の歴史的なアザレアのコレクションもあります。2026年のポスターによれば、これはピルニッツの旧王室宮廷園芸場に由来するもので、ほかにシャクナゲ類、アジサイ(ポスターでは約500品種、コレクションのページでは480品種)、盆栽、果樹のオランジェリーがあります。施設のページによると、アザレア、シャクナゲ類、アジサイは、ドイツ観賞植物遺伝子バンク(Deutsche Genbank Zierpflanzen)に属しています。

見学案内
公園、温室、城は、3月から10月初めまでの火曜から日曜に開いており、10月初めから2月末まではコレクションが閉鎖されます。ツバキ展は2月下旬から4月中旬までで、見頃の中心は3月末と見込まれています。2026年には、城の部屋で2回の切り花展も開かれます。続いて、アザレア展(4月下旬)、盆栽とオランジェリーの果樹(5月から10月初め)、そして7月中旬から8月中旬には、公園でアジサイが咲きます。
バスはZ、205、207aの各路線が「Zuschendorf Am Landschloss」停留所に停まり、そこから徒歩2分です。ピルナには、テラッセンガルテン(Terrassengärten)とシュタットムゼウム(StadtMuseum)が近く、当カタログにすでに載っているピルニッツのツバキ温室(Kamelienhaus)は、約9 km離れています。公園と城を含めて、半日はたっぷりみておくとよいでしょう。
50.93° N, 13.91° E
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出典 (8)
- kamelienschloss.de/botanische-sammlung/kamelien/
- kamelienschloss.de/landschloss-zuschendorf/geschichte/
- landschloss-zuschendorf.de/die-botanische-sammlung
- tu-dresden.de/bg/standorte/zuschendorf
- tu-dresden.de/mn/der-bereich/news/noch-bis-zum-9-april-xiv-deutsche-kamelienbluetenschau-i
- tu-dresden.de/bg/ressourcen/dateien/Plakat-Veranstaltungen-Zuschendorf-2026.pdf
- de.wikipedia.org/wiki/Zuschendorf
- saechsische-schweiz.de/ausflugsziele/pirna-zuschendorf-landschloss
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