ケーニヒスブリュック城のツバキ温室(Königsbrücker Kamelien)
ザクセン州ケーニヒスブリュック

2026年10月時点で出典を確認済み
- 様式
- 傾斜したガラス屋根と石の背面壁をもつ温室
- 規模
- 約5 m × 20 m(ウィキペディアによる)
- 状況
- シーズン中は一般公開(日曜、1月下旬から早春まで)、入場無料、それ以外の期間は閉館
バウツェン郡西部のケーニヒスブリュックにある旧城の園芸場には、約5 m × 20 m の温室があり、3本のツバキが育っています。ウィキペディアが、ヨーロッパのアルプス以北で一緒に育つものとしては最古のツバキと紹介する木々で、白い花の「Alba Plena」が2本、赤い花の「Althaeiflora」が1本、いずれも高さ5 mを超え、同じ資料によれば1825年頃に植えられました。周囲では、2000年に植えられた15本のエスパリエを含め、約30本のツバキが育っています。温室は地元の郷土協会(Heimatverein)が一年を通じて世話をしており、毎冬、開花の時期に一般公開されて、1シーズンの来場者は1万人を超えます。
アフィリエイトリンクです。Verrière 経由で予約すると、追加料金なしで、当サイトの調査費用の一部になります。
歴史
ケーニヒスブリュック城はかつてザクセンとボヘミアの国境の要塞で、現在の主棟は1704年に建てられました。町のページによると、フリーゼン伯爵家は1728年から1746年にかけて庭園とオランジェリーを修復させ、堅牢な造りの温室を新たに2棟建てさせました。一方、ウィキペディアは1752年に大きな温室があったと述べており、正確な年代ははっきりしません。1803年に領地はペーター・カール・ヴィルヘルム・フォン・ホーエンタール(Peter Karl Wilhelm von Hohenthal)の手に渡りました。
ツバキの由来を記した文書は残っていません。ウィキペディアは、裏づけはないとしたうえで、現在はツシェンドルフに保存されているドレスデンのザイデル園芸場のコレクションに由来し、19世紀初めにホーエンタール家が持ち込んだのではないかと示唆しています。植栽は、留保つきで1825年頃とされています。樹齢にも確かなところはありません。町は幹の年齢を180年以上、2026年シーズンの告知は200年以上と述べており、専門家は、株を傷めかねない分析を一切しないよう勧めました。教区の年代記には、1846年にツバキ温室が整え直されたとあり、1872年には、蒸気ボイラー室と花卉栽培棟が記録されています。
1996年、城での工事によって温室の暖房が止まりました。石組みに根を張ったツバキは掘り上げることができず、ASBとカーメンツ郡役所が費用を出した移動式の石油ヒーターと、その後は郷土協会(Heimatverein)のボランティアたちが、木々を生かし続けました。ザクセン州は1998年に温室を改修しました。2004年8月には、ドイツ・ポスト(Deutsche Post)が、ザクセンにおけるツバキ200年を記念して切手と郵便用品を発行し、その封筒には城門が描かれていました。


建築と構造
温室は城のかつての園芸場にあり、住所はシュロスベルク3a(Schloßberg 3a)です。ウィキペディアによれば、広さは約5 m × 20 m です。ウィキメディア・コモンズの自由利用の写真には、低い基部とガラス張りの正面の上に、格子状のガラス桟で区切られた、傾斜した長いガラス屋根が架かる姿が写っています。内部では、ツバキが木の桟を張った石壁の前に並び、枝はその壁に沿わせて仕立てられています。ウィキペディアによると、最大の株の根は石組みの中に固定されています。
町が保管している1872年の記述は、蒸気ボイラー室と花卉栽培棟について、鉄枠にガラスを入れたもので、3分の2がガラス、3分の1がレンガ、一部に木枠があると記しています。ただし、それが現在の温室だとは述べていません。ウィキペディアによると、1998年の改修で温室には最新の暖房設備と自動の遮光装置が備わりました。町のページは、仮設の暖房が撤去され、高く盛った花壇も取り除かれたと付け加えています。障害のある来訪者のための段差のないアクセスは、2007年からあります。


植物コレクション
温室の中心にあるのは3本のニホンツバキです。八重咲きの白い花をつける「Alba Plena」が2本、八重咲きの赤い花をつける「Althaeiflora」が1本で、高さはいずれも5 mを超え、花の直径は8~10 cmあります。「Alba Plena」が先に咲くのが通例で、この3本の盛りは2月です。地元では、グリム童話『白雪とバラ紅』にちなみ、「Schneeweißchen und Rosenrot」の愛称で呼ばれています。
ウィキペディアによると、周囲にはほかに全部で約30本のツバキが育っています。高さ2 mまでの株が9本あり、1920年代または1950年代のものです。ほかに2000年に植えられた15本のエスパリエがあり、こちらは主に3月に咲きます。ザクセン州文化省は、ザイデルのコレクションに由来するさらなる株や、香りの珍しいツバキにも触れています。そのうちの一つ「minato no akebono」の花びらは、ケーニヒスブリュックで作られているツバキの香水に使われています。ウィキペディアはまた、最も古い3本の株から取った挿し木が、真正性の証明書付きで販売されていると記しています。

見学案内
温室は城の公園の中にあり、シュロスベルクを通って行きます。開くのは開花の時期だけで、日曜日、1月下旬から早春にかけてです。2026年のシーズンは1月25日に始まり、温室の脇に設けられた暖房付きのテントが使われました。団体は平日に、ケーニヒスブリュック・インフォメーション(Königsbrück-Information)を通じた予約制で受け入れられており、町の生徒たちが、視覚障害のある来訪者向けのものも含めて、ガイドを務めています。
温室の見学は短時間で済み、町のほかの見どころと簡単に組み合わせられます。1703年のバロック様式のシェレンドルフの追悼碑(エピタフ)が残る主教会、ナウマン廟、ヴィア・レギア建築模型博物館などです。ケーニヒスブリュックはドレスデンの北東約27 kmにあります。
51.26° N, 13.90° E
この温室の良い写真をお持ちですか? このページ用に提案する →
出典 (8)
- koenigsbrueck.de/verzeichnis/visitenkarte.php?mandat=228751
- saechsischer-heimatschutz.de/termine-detail/kamelienbluete-2026-in-koenigsbrueck-beginnt.h
- medienservice.sachsen.de/medien/news/1064430/download_pdf
- de.wikipedia.org/wiki/K%C3%B6nigsbr%C3%BCcker_Kamelien
- de.wikipedia.org/wiki/Schloss_K%C3%B6nigsbr%C3%BCck
- berliner-zeitung.de/article/oberschueler-erhalten-saechsischen-denkmalschutzpreis-10388926
- commons.wikimedia.org/wiki/Category:K%C3%B6nigsbr%C3%BCck_Camellias
- wikidata.org/wiki/Q1796325
アフィリエイトリンクです。Verrière 経由で予約すると、追加料金なしで、当サイトの調査費用の一部になります。