グラスエレファント(ガラスの象)とチョウの温室(マクシミリアン公園)
ノルトライン=ヴェストファーレン州ハム

2026年9月時点で出典を確認済み
- 年代
- 1983~1984年
- 建築家
- ホルスト・レレッケ(芸術家)
- 様式
- かつての選炭場に建て増された、歩いて入れる鉄とガラスの彫刻
- 規模
- 象は長さ53 m、幅18 m、高さ35 m、チョウの温室は約450 m²
- 状況
- 一般公開中(チョウの温室は季節営業)
ノルトライン=ヴェストファーレン州で初めての州立園芸博覧会が開かれた1984年に、芸術家のホルスト・レレッケは、旧マクシミリアン炭鉱の選炭場を、象の形をした鉄とガラスの温室の構造体で包みました。長さ53 m、高さ35 mのこの象は、ガラスの鼻がエレベーターになっており、頭の中には動く造形物で満たされたヤシの庭があります。22 haの公園には、州内最大とされる、約450 m²の熱帯のチョウの温室もあります。
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歴史
マクシミリアン公園は、ハムのマクシミリアン炭鉱の跡地にあります。ウィキペディアによれば、炭鉱は1904年に開かれ、早くも1917年に閉山しました。1920~1921年と1940~1944年に再開が試みられましたが実を結ばず、1953年から1968年まではライン駐留イギリス軍が敷地を使い、1978年に施設の一部が解体されました。残された施設のひとつが選炭場で、公園はこれを1902年のものとしています。
公園によれば、象の発想が生まれたのは1981年6月30日で、芸術家のホルスト・レレッケ(Horst Rellecke)が、画廊主とともに、のちに園芸博覧会が開かれる敷地を訪れたときのことでした。選炭場は1983~1984年に、鉄とガラスの温室の構造を使って改築され、この作品は、22 haの敷地で1984年4月14日から9月30日まで開かれた、ノルトライン=ヴェストファーレン州で初の州立園芸博覧会の象徴となりました。博覧会のあとも、敷地は公園として残されました。
ガラスの象は市のシンボルとなり、市は街中にそのレプリカを置いています。2009年には、州の祝典「NRW-Tag」に合わせて大規模な改修が完成し、それ以来、LED照明によって色を変えられるようになり、秋には音楽に合わせたライトショーに加わります。参照した資料に日付はありませんが、公園はその後、熱帯のチョウの温室を加え、ノルトライン=ヴェストファーレン州で最大だと紹介しています。


建築と構造
グラスエレファントは新築の建物というより、変身です。選炭場の構造は、鉄とガラスの温室の構造で上から覆われ、さらに延ばされて、長さ53 m、幅18 m、高さ35 mの象の形をつくっています。公園は、この動物の各部の大きさまで示しており、牙の長さは7 m、目の直径は2 mです。鼻の中をガラス張りのエレベーターが上り、後部には階段があって、29 mの高さに展望台が開けています。
数字は資料によって異なります。公園についてのウィキペディアの記事は、象の高さを約40 m、展望台を35 mの高さとしていますが、作品そのものについての記事は、公園と同じく35 mと29 mとしています。2009年の改修以来、フルカラーを再現できるLEDモジュールが、夜間に構造物を照らしています。
南東約250 mにあるチョウの温室は、約450 m²の熱帯の温室で、26 °C、湿度80%に保たれ、熱帯雨林の植物のあいだを小川と池が縫って流れています。
植物コレクション
象の頭の中では、ヤシの庭が、ホルスト・レレッケの10点の動く造形物の舞台となっており、そのうち9点は操作卓から電気で動かされます。名前が、この作品群のユーモアを伝えています。「Palmenputzer」(ヤシの掃除人)、「Gottesanbeterin」(カマキリ)、「durstige Huhn」(のどの渇いためんどり)、「Rüsselflieger」、敷地の過去へのオマージュである「Mechanischer Bergmann」(機械じかけの鉱夫)、「Raupe Sisyphos」、「Seerose」、「Elefantenbörse」です。参照した資料は、ヤシの種を挙げていません。
チョウの温室では、南米と中米、アフリカ、アジア、オーストラリアの熱帯地域に産する最大80の種と亜種が見られ、すべて専門の農場で育てられたものです。公園はとくに、ヨナグニサン(「Atlas-Seidenspinner」)と Hamadryas amphinome を挙げています。天敵がいないため、ここのチョウは野生よりも長生きします。
見学案内
グラスエレファントは、ハムのマクシミリアン公園の中心に立っています。ガラスの鼻を上るエレベーターと展望台からの眺めが見学のハイライトで、そのあとにヤシの庭と、そこにある自動人形が続きます。約250 m離れたチョウの温室はシーズン中しか開いていませんが、象の見学と合わせて簡単に訪れることができます。秋には、音楽に合わせたライトショーが、象を色とりどりの灯台に変えます。1984年の園芸博覧会のために旧炭鉱の跡に整備された22 haの公園は、ゆっくり歩いてみたくなる広さです。
51.68° N, 7.88° E
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