リバティ・ハイド・ベイリー温室(コーネル大学)
ニューヨーク州イサカ
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2026年10月時点で出典を確認済み
- 年代
- 1931年(2016年に再建)
- 建築家
- ロード・アンド・バーナム社(1931年の温室)
- 様式
- 2区画(パーム・ハウスとスチューデント・ハウス)からなる、大学の教育・研究用の温室
- 規模
- 2区画で約4,000平方フィート(約370 m²)
- 状況
- 平日の日中、大学が開いているときに一般公開
コーネル大学キャンパスの植物科学棟に面したタワー・ロードにあるこの温室は、園芸家で農学部の初代学部長リバティ・ハイド・ベイリーにちなんで名づけられました。1931年にロード・アンド・バーナム社が建てたサイプレス材の骨組みの最初の温室には、彼のヤシのコレクションがありましたが、79年を経て老朽化し、ガラスの落下と構造の劣化のために2010年11月に閉鎖されました。より広い敷地で再建され、2016年2月9日にパーム・ハウスとスチューデント・ハウスの2区画で再開し、約80の科にわたる500を超える種を収め、その中には大学のショクダイオオコンニャクもあります。
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歴史
コーネル大学の温室の歴史は、1882年に開設された木骨造のセージ温室にさかのぼります。全体の建築面積は50×152フィートで、1923年に売却されて撤去されました。園芸家で農学部の初代学部長リバティ・ハイド・ベイリー(Liberty Hyde Bailey)は、1889年にここで促成栽培用の温室を始めました。1909年からは鉄骨の温室が加わり、1917年までに約17棟になりました。
彼の名を冠した温室は、1931年に、当時アメリカ有数の温室メーカーだったロード・アンド・バーナム社が、42×92フィートの平面で建てました。ベイリーが退官後35年にわたって研究した熱帯のヤシを収めるためです。彼の植物標本はリバティ・ハイド・ベイリー・ホルトリウムを成しており、この温室はその生きたコレクションのひとつです。『コーネル・デイリー・サン』紙によれば、ベイリーは費用を節約するために入口のポーチを省きましたが、特徴的な曲線を描く側面には費用をかけました。施工者は15年ごとのオーバーホールを勧めていました。ガラスを外し、木部を処理し、傷んだ部品を交換して、ガラスを入れ直すというものです。
79年を経て、サイプレス材の骨組みは寿命を迎えました。2010年11月中旬、ガラスの落下と構造の劣化のために、温室は立ち入り全面禁止となり、学部は、修復には新しい温室の最大5倍の費用がかかり、負担できないと判断しました。造園設計の授業がポーチ付きの改修を提案しましたが、その案は見送られました。より広い建築面積で再建された温室は、6年を経て2016年2月9日に再開し、コーネル大学農業試験場が運営しています。
建築と構造
2016年の温室は、植物科学棟の南側、タワー・ロード236番地にあり、約4,000平方フィート(およそ370 m²)で、前室で棟とつながっています。二つの区画に分かれており、建物にいちばん近いスチューデント・ハウスでは鉢植えが棚(ベンチ)に載り、タワー・ロードに面したパーム・ハウスは、通路に囲まれたひとつの大きな花壇でできています。この花壇の培養土は、ココヤシの繊維、バイオ炭、粘土系資材を特別に配合したものです。
気候管理はコンピューター化されており、光、湿度、温度のセンサーがあります。大きめの換気口が、騒がしい電動ファンなしで空気を循環させ、蒸気暖房に代わって温水暖房が使われ、ミスト装置が気化によって空気に湿り気を与え、冷やします。機械式の遮光幕と保温カーテンは日没時に閉じて熱を逃がしません。『コーネル・クロニクル』が引用した施設管理者によれば、熱損失を最大40%減らし、システム全体が、旧来の温室の半分の暖房エネルギーで済みます。参照した資料には、新しい温室の被覆材は記されていません。1931年の温室は、サイプレス材の骨組みにガラスを入れたものでした。
植物コレクション
温室には、熱帯、亜熱帯などの、約80の科にわたる500を超える種があります。ここはコーネル大学のショクダイオオコンニャクの住みかで、大学が持つ「死体花」のうち2株がここで育っています。パーム・ハウスには、ショクダイオオコンニャクを囲むようにゴクラクチョウカ、ソテツ類、カカオ、コーヒーが育ち、スチューデント・ハウスの棚には、ラン、サボテン、ユーフォルビア、イネ科植物、原始的な植物や珍しい植物が集められ、おもに教育と、一部の研究に使われています。
温室のウェブサイトでは、開花がニュースになります。ダーウィンのラン(Angraecum sesquipedale)は2022年12月に再び咲き、Stanhopea tigrina は2023年8月に咲きました。再建前の古い温室には、食虫植物と、ナミブ砂漠産の奇想天外(Welwitschia mirabilis)もありました。146棟の温室を管理するコーネル大学農業試験場は、ここで生物的防除を用いています。
見学案内
入口は、植物科学棟につながる北側の前室で、タワー・ロードに面した扉は施錠されています。見学は、大学が開いている平日は無料で、メンテナンスのためや、キャンパスが閉まるときには、温室が閉まることもあります。二つの区画には30分あれば足り、ショクダイオオコンニャクが咲きそうなときは、もっと長くかかります。冬の温室は、カール・ニクラス(Karl Niklas)教授の言葉を借りれば、キャンパスの真ん中にある静かな緑の空間です。隣のミンズ・ガーデンの車寄せは来訪者の乗降に使われ、最寄りの公共駐車場は、タワー・ロードとジャッド・フォールズ・ロードの角にあるピーターソン駐車場です。ペットと飲食物は持ち込めません。大人数の団体は、事前に温室へ連絡してください。
42.45° N, 76.48° W
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出典 (7)
- conservatory.cals.cornell.edu/
- conservatory.cals.cornell.edu/?p=124
- news.cornell.edu/node/285498
- cornellsun.com/2010/11/16/historic-greenhouse-faces-unclear-future
- cornellsun.com/2016/02/11/cornell-greenhouse-reopens-after-six-years-of-renovations
- conservatory.cals.cornell.edu/?p=248
- openstreetmap.org/way/488113624
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