パウエル・ガーデンズ温室(ビジター・エデュケーション・センター)
ミズーリ州キングズビル
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2026年10月時点で出典を確認済み
- 年代
- 1997
- 建築家
- E・フェイ・ジョーンズとモーリス・ジェニングス
- 様式
- レッドウッド、石灰岩、ガラスの建物に、ガラスドームの温室を備える
- 規模
- 温室の高さ30フィート(約9 m)、建物は18,000平方フィート(約1,670 m²)
- 状況
- 一般公開中
カンザスシティの東の田園地帯にある植物園パウエル・ガーデンズで、1997年2月に開館したビジター・エデュケーション・センターの中心となるのが、高さ30フィートのこのガラスドームの温室です。フランク・ロイド・ライトの弟子であるE・フェイ・ジョーンズと、そのパートナーのモーリス・ジェニングスが、建物全体とともに、レッドウッド、石灰岩、ガラスで設計しました。正式名称はマーサ・ジェーン・フィリップス・スター・バタフライ温室で、季節ごとに入れ替わる植物の展示を催し、毎年春から夏には、霧に包まれた熱帯の森となって、数百頭のチョウで満たされます。
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歴史
パウエル・ガーデンズの敷地は、1948年にカンザスシティの実業家ジョージ・E・パウエル・シニア(George E. Powell Sr.)が購入し、当初は酪農場として営まれました。1969年に彼は640エーカーをボーイスカウトのカンザスシティ地区協議会に寄付し、協議会は1984年までこの土地を地域のキャンプ場として使いました。同年、パウエル・ファミリー財団(Powell Family Foundation)がミズーリ大学農学部と組んで、農業センターのパウエル・センター(Powell Center)を整備しました。この提携が1988年に終わると、敷地は独立した植物園、パウエル・ガーデンズ社(Powell Gardens Inc.)となりました。
その後、植物園は主要な建物の設計を、フランク・ロイド・ライト(Frank Lloyd Wright)の弟子である建築家E・フェイ・ジョーンズ(E. Fay Jones)と、1972年にその事務所に加わったモーリス・ジェニングス(Maurice Jennings)に託しました。1995年に完成した多層のレッドウッドのトレリス、メドウ・パビリオン(Meadow Pavilion)と、1996年のマージョリー・パウエル・アレン・チャペル(Marjorie Powell Allen Chapel)に続いて、1997年2月にビジター・エデュケーション・センターが開館し、その中心にガラスドームの温室が置かれました。
温室は現在、正式にはマーサ・ジェーン・フィリップス・スター・バタフライ温室(Martha Jane Phillips Starr Butterfly Conservatory)という名です。毎年夏にはバタフライ・フェスティバル(Festival of Butterflies)が開かれ、2021年に第24回を迎えました。敷地にはその後もイベント用の建物が加わり、2009年にミズーリ・バーン、2018年にミラー・ハモンド・チャペル・スタディ、2020年に新しい入口ができました。ジョーンズとジェニングスの事務所の後継であるジェニングス+サンタリタ・アーキテクツ(Jennings + Santa-Rita Architects)は、モーリスの息子ウォルター・ジェニングス(Walter Jennings)が率いています。
建築と構造
ビジター・エデュケーション・センターは、レッドウッド、石灰岩、ガラスで造られた18,000平方フィート(約1,670 m²)の建物です。ジョーンズとジェニングスは建築だけでなく調度品のすべてを設計し、二人の仕事を特徴づけるやり方に従いました。自然素材、外を内に取り込む広いガラス面、建物を周囲になじませる線です。
温室はその中心です。高さ30フィート(約9 m)で、頂部にはガラスのドームがあり、敷地内のいくつかの地点から見えます。空調された環境をもち、チョウの温室になるときには、細かい霧が赤道地方の蒸れた空気を再現します。そのとき羽化室では、さなぎの姿で届けられた昆虫が、来園者の目の前で安全に羽化します。
この建物は、敷地にあるジョーンズとジェニングスのほかの建築と呼応しており、とりわけ1996年のマージョリー・パウエル・アレン・チャペルは、高さ47フィート、長さ102フィートで、2,550平方フィートのガラスをもちます。
植物コレクション
温室は常設のコレクションではなく、入れ替わる展示を見せます。展示は庭の季節の催しに合わせて一年を通して変えられ、熱帯の葉ものと色鮮やかな花が順に登場します。
春と夏には、蜜源植物と花の咲く木々のなかで、数百の熱帯のチョウやガのための熱帯の森に姿を変えます。ウィキペディアは、ブルーモルフォ(blue morpho)とオオゴマダラを挙げています。2021年のフェスティバルはペルーに焦点を当て、22の新しい種類を紹介しました。公共ラジオ局KCURは、そのなかにリュウキュウムラサキ、ヨナグニサン、ブラウン・クリッパー(brown clipper)、グレート・イエロー・モルモン(great yellow mormon)、ブルーモルフォ、マグニフィセント・アウル(magnificent owl)を挙げています。来園者は、チョウがさなぎから出て翅を伸ばす様子を見ることができます。庭園全体では約6,000種類の植物があり、季節の展示には225,000株が使われています。
見学案内
パウエル・ガーデンズは、カンザスシティの約30マイル東、米国国道50号(US Highway 50)沿いのキングズビルにあります。970エーカーの庭園への玄関口であるビジター・エデュケーション・センターは、年に3回植え替えられるテラス・ガーデンズ(Terrace Gardens)に直接開いています。植え替えは、4月中旬までに、5月中旬から下旬に、そして9月と10月に行われます。最もにぎわうのは7月から8月上旬のバタフライ・フェスティバルで、このとき温室に加えて、庭園のほかの場所にも花粉を媒介する生き物の展示が登場します。見学は、マージョリー・パウエル・アレン・チャペル、メドウ・パビリオン、ハートランド・ハーベスト・ガーデン(Heartland Harvest Garden)へも無理なく広げられます。
38.87° N, 94.04° W
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出典 (6)
- powellgardens.org/visitor-center/
- powellgardens.org/garden-highlight-the-visitor-center-and-surrounding-gardens/
- en.wikipedia.org/wiki/Powell_Gardens
- kcstudio.org/designing-the-midwest-spirit-of-place/
- kcur.org/arts-life/2021-07-31/powell-gardens-festival-highlights-the-magic-and-beauty-of-b
- openstreetmap.org/way/284372485
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