マイナウ島のパルメンハウス(ヤシ温室)
マイナウ島、コンスタンツ、バーデン=ヴュルテンベルク

2026年10月時点で出典を確認済み
- 年代
- 1968年(1998年に改修)
- 様式
- 波形の屋根を持つ、アクリルガラスの現代的な温室
- 規模
- 1,270 m²、最大高さ17.40 m
- 状況
- 一般公開中
ボーデン湖のマイナウ島では、1853年からバーデン大公フリードリヒ1世が集めた外来植物が、1867年に建てられた分解可能な暖房付きオランジェリーなどの建物で冬を越しました。1968年、レンナート・ベルナドッテのもとで大きなパームハウスがこれに代わり、1998年に全面的に改修されて、現在は、最高17.40 mに達する高透明のアクリルの波形の屋根の下に1,270 m²を占めています。20種を超えるヤシが育ち、1888年に植えられ、今は高さ15 mを超えるカナリーヤシもあります。毎春、3,000株を超えるランの展示が開かれます。
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歴史
マイナウ島の温室の物語は、1853年にこの島を夏の居城として購入したバーデン大公フリードリヒ1世(Frederick I)に始まります。1856年から、庭師長のルートヴィヒ・エーバーリング(Ludwig Eberling)が、地中海と異国の植物のコレクション、樹木園、イタリア式のバラ園を築き上げました。ヤシと柑橘を越冬させるために、宮廷は最初の冬用の覆いを設け、その中には1867年の、分解できる暖房付きのオランジェリーもありました。現在パームハウスを圧倒しているカナリーヤシは、1888年に植えられたものです。
島は1928年にスウェーデン王家のものとなりました。1932年、スウェーデンのヴィルヘルム王子(Wilhelm)は、23歳の息子レンナート・ベルナドッテ(Lennart Bernadotte)に島の経営を任せました。レンナートは、草木が生い茂っていた公園を引き継ぎ、少しずつ花の島に変えていきました。1968年には古い冬用の覆いに代わって大きなパームハウスが建ち、その30年後の1998年に、建物は全面的に刷新されました。
島を運営する会社マイナウ有限会社(Mainau GmbH)は、1974年に設立されたレンナート・ベルナドッテ財団が99%を所有しています。2003年には、フライブルク行政管区が、城の中核部と島の4分の1を、特別に重要な文化財に指定しました。


建築と構造
現在のパームハウスは、1998年の全面刷新の成果で、面積は1,270 m²、高さは17.40 mに達します。外皮は、透明度の高い厚さ6 mmのアクリル板でできており、波形の屋根が遠くからでもわかるシルエットをつくっています。19世紀の鉄とガラスの温室とは大きく異なります。参照した資料には、1968年の建物の建築家も1998年の建築家も名が挙がっていません。
島にはもう一つの大きな温室、蝶の温室があり、2000年の初めに開館しました。面積は約1,000 m²で、ドイツで2番目に大きい同種の施設と説明されています。25~30 °C、湿度80~90%に保たれており、植物のあいだを自由に飛ぶ熱帯の蝶に必要な条件です。


植物コレクション
パームハウスには、20種を超えるヤシのほか、オレンジの木があります。目玉は1888年に植えられたカナリーヤシ(Phoenix canariensis)で、高さは15 mを超え、コレクションの大公時代を生き延びた存在です。
建物は、島の大きな花の展示会の舞台でもあります。3月半ばから5月初めにかけてのラン展では3,000株を超える植物が並び、これは、1955年にすでにマイナウが行っていたランの展示を受け継ぐものです。9月と10月には秋の展示会が引き継ぎ、2026年のテーマは異国の果物です。蝶の温室では、最大80種の蝶700~1,000頭が常に舞っており、毎週約400個の蛹が、コスタリカ、イギリス、オランダから届きます。
見学案内
パームハウスは島の中心にあり、ドイツ騎士団のために1739~1746年に建てられたバロック様式の教会と城から数十メートルの位置にあります。毎日開いており、見学は島の周遊に自然に組み込まれ、樹木園、イタリア式のバラ園、蝶の温室のあいだに位置します。
ラン展と公園の花が咲く春と、ヤシの下に季節の展示が設けられる初秋は、建物がもっとも活気づく時期です。島をゆっくり巡るには、丸一日あるとよいでしょう。
47.70° N, 9.20° E
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