東谷山フルーツパーク 世界の熱帯果樹温室
愛知県名古屋市守山区

2026年10月時点で出典を確認済み
- 年代
- 1985
- 様式
- 古墳(前方後円墳)をかたどった、大小2つのドームを持つ温室
- 状況
- 一般公開中
1980年に名古屋市の最高地点(198.3 m)のふもとに造られた、名古屋市営の東谷山フルーツパークに、1985年4月に開館したこの温室は、大小2つのドームを組み合わせ、設計は近くの古墳群の前方後円墳をかたどったものです。公式ページによれば、マンゴーからパンノキ、チェリモヤ、ジャックフルーツまで、熱帯・亜熱帯の果樹104品種、282本があり、名古屋市みどりの協会が運営する農業公園の果樹園のなかにあります。
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歴史
東谷山フルーツパークは、名古屋市の北東の端、市内の最高地点である標高198.3 mの東谷山の南西麓に、1980年4月に開園しました。市は、これを多目的な農業公園として構想しました。住民が自然とふれあい、植物観察や散策を楽しむ場であり、果樹栽培の技術を伝えることで都市農業を支える手段でもあります。
屋外の果樹園に世界の熱帯果樹温室が加わったのは、開園の5年後にあたる1985年4月です。果樹のパビリオンであるくだもの館が、1991年5月に続きました。公園は名古屋市の所有で、名古屋市みどりの協会が管理しています。参照した資料に、1985年以降の温室の建て替えの記録はありません。コレクションの規模については記述が分かれ、あるページでは約90種、別のページでは約100種、詳細な記述では104品種とされています。


建築と構造
温室は、大小2つのドーム形の量塊でできています。設計は、前方後円墳をモデルにしています。前方後円墳は、方形の前部と円形の後部をつなげた形を名前が表す古代の墳墓で、東谷山の周辺には数多くが残っています。そのひとつ、白鳥塚古墳は、公園の北西数百メートルにあり、国の史跡に指定された志段味古墳群に属します。
平屋の建物は公園の中心に立ち、果樹園と来園者向けの施設に囲まれています。入場には公園とは別のチケットが必要で、温室は屋外の植栽の中の独立した展示館として機能しています。参照した資料のいずれも、設計者、施工者、ドームの床面積や高さを示していません。

植物コレクション
温室の公式ページには、熱帯・亜熱帯の果樹104品種、282本が挙げられています。それらは両地域の珍しい果物から選ばれたものです。名前が挙がる種には、マンゴー、アボカド、アセロラ、チェリモヤ、スターフルーツ、パッションフルーツ、パパイア、数種のバナナ、ココヤシ、パンノキがあり、ジャックフルーツ(パラミツ)とその近縁のコパラミツも加わります。
温室のまわりの屋外の果樹園では、モモ、ナシ、リンゴ、カキなど、日本でなじみ深い果物が約15種類育てられています。公園は、八重咲きで濃いピンク色の枝垂れ桜(八重紅枝垂)約1,000本が、毎年春に一斉に咲くことでも知られています。
見学案内
公園は名古屋市の北東端、守山区にあります。シャトルバスを含むバスが「東谷山フルーツパーク」停留所に停まり、JRと愛知環状鉄道が通る高蔵寺駅からは徒歩で約25分です。春は、枝垂れ桜が咲く、公園で最もよく知られる季節です。温室の見学は、くだもの館、新鮮な果物と地元の野菜を売る店、そして北西にある志段味古墳群の古墳と組み合わせることができます。
35.25° N, 137.05° E
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