セントラル・エクスペリメンタル・ファームの熱帯温室
オンタリオ州オタワ

2026年10月時点で出典を確認済み
- 年代
- 1938
- 建築家
- ロード&バーナム社(製造元)
- 様式
- オジー(反曲線)屋根を持つ八角形の金属とガラスのパビリオン
- 規模
- 40 × 40フィート(約12 × 12 m)、約1,600平方フィート(約150 m²)
- 状況
- 通年一般公開
アメリカの製造会社ロード&バーナム社が設計したこの小さな八角形のガラスと金属のパビリオンは、当初、オタワ中心部のメジャーズ・ヒル・パークにあった温室群の一角に建っていました。1938年に園芸研究のためセントラル・エクスペリメンタル・ファームに移され、1970年代に一般公開の熱帯庭園となりました。メイン温室群(50号棟)の一部で、1996年から連邦政府が認定する遺産建造物となっており、2010年から2015年にかけてワトソン・マキューエン・テラムラ・アーキテクツが修復しました。
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歴史
セントラル・エクスペリメンタル・ファームは、1886年に施行された実験場法(Act Respecting Experimental Stations)から生まれました。農務大臣ジョン・カーリング(John Carling)と、初代場長ウィリアム・ソーンダーズ(William Saunders)の働きかけを受けたもので、この農場はドミニオン実験農場(Dominion Experimental Farms)の中心となりました。ところが熱帯温室は、もともとここに建てられたものではありません。八角形のパビリオンは、最初はオタワのダウンタウンにあるメジャーズ・ヒル・パークの、より大きな温室群の一部で、1938年に、園芸研究に役立てるため、農場の中心にあるメープル・ドライブ(Maple Drive)に移されました。建設年のほうは確かではなく、Gardens Ottawa は1928年とし、『オタワ・マガジン』(Ottawa Magazine)は2017年に、築百年の温室と書いています。
パビリオンは、1970年代に一般公開の熱帯庭園になりました。これは、メイン温室群、すなわち50号棟(Building 50)の最も細部まで手の込んだ部分です。マザーウェル温室(Motherwell Greenhouse)としても知られるこの建物は、1915年から1967年にかけて段階的に建てられた連結温室の連なりで、1996年2月29日に連邦政府が認定する遺産建造物となりました。
長年のうちに、植物は、オタワの天候で弱ったガラスと金属に押しつけるように茂るようになりました。温室は2010年に閉鎖され、ワトソン・マキューエン・テラムラ・アーキテクツ(Watson MacEwen Teramura Architects)が率いる5年間の修復に入り、この仕事はのちに賞を受けました。事業のあいだ、救出された植物と寄贈された植物は別の温室で保管され、毎年夏に観賞庭園(Ornamental Gardens)に出されました。2015年初めには、カナダ農業・農産食品省(Agriculture and Agri-Food Canada)のチームが、コレクションを広げるための新しい植物を受け取り、温室はその年の母の日の直後に再開しました。
建築と構造
パビリオンは約40フィート四方、一辺12 mをわずかに超える正方形に収まり、床面積は約1,600平方フィート(150 m²近く)です。設計は、アメリカの温室製造会社ロード&バーナム社の手になるとされます。連邦の遺産特性に関する声明は、八角形の平面、オジー形(反曲線)のガラス屋根、装飾的な羽目板張りのガラス入り木製扉を備えたピクチャレスクな入口、そして壁と屋根のガラス板を区切る垂直の金属方立のパターンを、特筆しています。『オタワ・マガジン』は、これを庭園のランタンになぞらえ、夜には天蓋が葉叢を通して緑色に光るとしました。
メイン温室群のほかの部分は、より実用的です。コンクリートの基礎の上に同じモジュールが繰り返され、腰高のコンクリートブロックの壁と、木または金属の枠にはめたガラスからなり、平屋で陸屋根のヘッダーハウスがつくるL字形の軸棟に接続しています。さらに二つのオジー形の屋根が、東の入口を示しています。パビリオンの内部では、修復によって植栽が、円形の通路を囲み、ガラスの壁から後退した四つの曲線の花壇に再編され、多くの植物は、成長を抑えるために土に埋めた鉢で育てられています。
植物コレクション
コレクションは、暑さを好む植物、熱帯雨林の種、サボテン、多肉植物を集め、円形の通路に沿った立ち上げた花壇に並べています。その土台は、元の植栽から救い出された植物で、2015年初めにカナダ農業・農産食品省のチームが、拡充し多様にするため新しい標本を補いました。最初に設置されたものには、数本のフィカス、2本のカネノナルキ、乾燥気候の植物の花壇が含まれていました。
温室が閉鎖されていたあいだ、来園者は毎年夏、古い穀物納屋の近くにある観賞庭園の花壇で、これらの植物を見ることができました。パパイヤに加えて、ブルグマンシア、プルメリア(Plumeria)、キョウチクトウが花を咲かせていました。再開以降は、水景の脇に植えられたノーフォークマツが、2017年に取材を受けた施設担当者によれば、2年で6フィート以上伸びました。ファームの友の会(Friends of the Farm)は現在、以前より大きく多様になった、新しくなったコレクションと説明しています。
見学案内
温室は、市に囲まれた国定史跡であるセントラル・エクスペリメンタル・ファームの中ほど、ソーンダーズ棟の向かいのメープル・ドライブにあります。通年開いていて、何よりも冬の暖かく光あふれる避難場所であり、地元紙は暖かさに飢えたオタワの人々にこれを勧めています。規模が小さいため、見学は短時間です。暖かい季節には、ライラック、歴史的品種のバラ、シャクヤク、アイリスで知られる隣の観賞庭園、ドミニオン樹木園(Dominion Arboretum)、そして農場のほかの公開エリアであるカナダ農業・食品博物館とあわせて楽しめます。
45.39° N, 75.71° W
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出典 (7)
- friendsofthefarm.ca/plan-your-visit/attractions/
- historicplaces.ca/en/rep-reg/place-lieu.aspx?id=4670
- ottawamagazine.com/going-out/need-a-tropical-getaway-soak-up-the-sun-inside-a-century-old-
- friendsofthefarm.ca/wp-content/uploads/2019/01/spring15.pdf (アーカイブ版)
- gardensottawa.ca/gardens/tropictropical-greenhouse-at-the-central-experimental-farm/
- en.wikipedia.org/wiki/Central_Experimental_Farm
- en.wikipedia.org/wiki/Ornamental_Gardens
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