バイセンテニアル温室
アデレード植物園

2026年9月時点で出典を確認済み
- 年代
- 1989
- 建築家
- ガイ・マロン
- 様式
- 曲面の鉄骨構造
- 規模
- 100 × 47 × 27 m
- 状況
- 一般公開中
オーストラリアへのヨーロッパ人の植民200周年を記念して建てられたこの温室は、今も南半球で最大の、柱のない単一スパンの温室です。南オーストラリア州の建築家ガイ・マロンが設計した曲面の鉄骨の下に、オーストラリア北部、パプアニューギニア、太平洋の島々の種からなる低地熱帯雨林が再現されています。そのいくつかは、原産地では現在、絶滅の危機にあります。
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歴史
バイセンテニアル温室(Bicentennial Conservatory)は、1988年の200周年に合わせて建てられました。この年は、ファースト・フリート(第一船団)の到着とオーストラリアでのヨーロッパ人による植民の始まりから、200年にあたります。設計は、南オーストラリア州の建築家ガイ・マロン(Guy Maron)に委ねられました。資料によって年代は少し異なります。植物園は、1988年に建てられたとも、1989年の建物ともしており、Wikipedia は着工を1987年、開館を1989年末としています。
ガラス温室は、当初は低地熱帯雨林を支えるために暖房されていました。Wikipedia によると、予算削減により、2012年初めに、暖房を止めて熱帯植物を撤去するという議論を呼ぶ決定が下され、2012年4月には、温室だけの入場料が廃止されました。建物は新築当時、設計、エンジニアリング、ランドスケープの面で賞を受け、2014年には、時の試練に耐えた建物を顕彰するオーストラリア建築家協会(Australian Institute of Architects)のジャック・チーズマン不朽建築賞(Jack Cheesman Award for Enduring Architecture)を受賞しました。
建築と構造
温室は長さ100 m、幅47 m、高さ27 m で、植物園によれば、南半球で最大の単一スパンの温室です。内部に柱が1本もなく、空間が途切れることがありません。曲線を描くその輪郭は、アデレードのおなじみのランドマークになりました。
細身の鋼製の骨組みが、屋根、壁、入口の扉のすべてを構成する約2,434 m² の強化ガラスを支えています。内部には、来訪者を森の中へ導く二つの歩道系統があり、一つは地上レベルで下層植生の間を縫って進み、もう一つは林冠の高さまで持ち上げられています。どちらも車いすで通行できます。
植物コレクション
温室には、オーストラリア北部、パプアニューギニア、インドネシア、太平洋の島々の低地熱帯雨林の植物が展示されています。その多くは野生で絶滅のおそれがあるか、絶滅の危機にあるため、このコレクションは展示と同じくらい保全にも役立っています。
高架の歩道では、背の高い木々の葉に間近に触れることができ、下の小道では林床の植物が見られます。Wikipedia は、2012年に暖房が止まった際に熱帯植物が撤去されたと記しています。それでも、植物園の現在の説明は、この建物を依然として熱帯雨林のコレクションとして紹介しています。
見学案内
温室は、市の中心部の端にある約50 haのアデレード植物園(Adelaide Botanic Garden)の中にあります。同じ庭園内にある1877年のパームハウス、アマゾン・スイレン館(Amazon Waterlily Pavilion)、経済植物博物館(Museum of Economic Botany)とあわせて訪れるのが自然です。
林床の小道と林冠の歩道では、同じ森を続けて二つの視点から眺められます。オーストラリアの夏の熱波のあいだ、庭園は猛暑時の対応手順(ヒート・プロトコル)に従っており、温室が早めに、あるいは終日閉まることがあります。夏に訪れる際には、心に留めておくとよいでしょう。
34.92° S, 138.61° E
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