ドリークリマーテンカス(三気候温室)、アムステルダム・ホルトゥス植物園
北ホラント州アムステルダム

2026年10月時点で出典を確認済み
- 年代
- 1993
- 建築家
- ズワルツ・アンド・ヤンスマ(モシェ・ズワルツ、ライン・ヤンスマ)、改修:ZJA(2024~2025年)
- 様式
- 外骨格をもつ、現代的な鉄とガラスの温室
- 規模
- 約1,500 m²
- 状況
- 一般公開中(改修を経て2025年6月に再開)
1638年に創設されたアムステルダムのホルトゥス・ボタニクスの、ニウウェ・ヘーレンフラハト側に、モシェ・ズワルツとライン・ヤンスマの設計により1993年に建てられた三気候温室は、約1,500 m²の広さがあります。外側に一部が露出した鉄骨が、庭に向かって段状に下がる多面体の屋根を支えています。同じ設計事務所(現ZJA)によって2024~2025年に改修され、ETFEクッションの屋根、ガスを使わない暖房、熱帯、砂漠、ケープ地方の三つの空間を備えて、2025年6月2日に再開しました。
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歴史
アムステルダムのホルトゥス・ボタニクスは1638年に創設され、すでに1912年建設のパルメンカス(ヤシ温室)という歴史的な大温室を持っていました。さまざまな気候の植物を収容するために、1993年に完成した現代的な温室が新たに加えられます。設計を任されたのは、ズワルツ・アンド・ヤンスマ事務所(Zwarts & Jansma)のモシェ・ズワルツ(Moshé Zwarts)とライン・ヤンスマ(Rein Jansma)で、2人は直前に Expo '92 のオランダ出展施設を設計したばかりでした。建設費は250万ギルダーで、当時ホルトゥスを暫定的に運営していた財団を通じて調達され、アムステルダム市、大学、ホルトゥスの友の会が資金を拠出しました。
1993年8月25日に予定されていたベアトリクス女王(Beatrix)による開館式は、付加価値税(VAT)をめぐる争いのために中止されました。それでも、この温室は30年以上にわたって使われ、その後に本格的な改修が行われます。同じ事務所(現在のZJA)が率いた工事は2024年2月に始まり、15か月余りのあいだ建物は閉鎖されました。来園者が戻ったのは2025年6月2日で、正式な開館式はアムステルダムの750周年記念の一環として2025年9月10日に行われました。アルカム(Arcam)の建築ガイドは改修を2020年としていますが、これはおそらく、工事ではなく設計作業の開始を指しているのでしょう。


建築と構造
温室の広さは約1,500 m²で、建築センターのアルカムによれば、高さは4~11メートルです。オランダ語版ウィキペディアでは、最も高い所で14メートルとされています。多角形の平面と、ニウウェ・ヘーレンフラハト沿いの高いガラスの壁から庭へ向かって下がる段状の屋根面が、ベドウィンのテントを思わせる輪郭をつくっています。
構造は、2つの主な方向に組まれた細身の主鉄骨が支えており、その一部は外骨格のように外被の外側に立っています。屋根の荷重は梁とケーブルが受けるため、柱の数が減り、内部には広いスパンが生まれました。二次的な骨組みには、商業用の生産温室で使われる、より安価な規格部材が用いられています。改修では、もとの鉄骨はそのまま残され、単板ガラスだった壁面は断熱性のある複層ガラスに取り替えられ、屋根は三層のETFEエアクッションで葺き直されました。暖房にはガスを使わず、H'ARTミュージアムとの熱と冷気の交換によってまかなわれ、雨水は集めて再利用されます。


植物コレクション
当初は、ガラスの間仕切りによって、亜熱帯、熱帯、砂漠の三つの気候が分けられていました。2024~2025年の改修により、建物は熱帯林、砂漠、そして南アフリカのケープ地方に充てられた新しい区画の三つに再編されました。
内部のレイアウトは、ランドスケープ・アーキテクトの BOOM Landscape とスタジオ Designwolf に任されました。一新された熱帯のゾーンには、樹冠を見下ろせる上段の歩道と、アムステルダムの古い屋根瓦を再利用してつくった高さ6メートルの滝があります。砂漠には、おなじみの赤い壁が戻りました。広々と明るいケープの部屋には、ホルトゥスが「オランダで最初の、そして最大の南アフリカ植物のコレクション」と説明する植物が収められ、生物多様性ホットスポットの豊かさを示しています。全体のねらいは、植物がどのように気候に適応し、生態系の一部となっているかを見せることです。

見学案内
この温室は、プランタージュ地区にあるホルトゥス・ボタニクスの北側に建ち、1912年のパルメンカスからは100メートルほど離れています。そのため、園内を歩けば、アムステルダム派の温室から20世紀後半の建築へと移ることになります。三つの気候、熱帯の歩道、そして蝶の温室やオランジェリーなど園内のほかの温室も見るには、少なくとも1時間は見ておくとよいでしょう。寒い季節には、ケープの区画が湿潤な熱帯とは対照的な明るさを見せてくれます。ホルトゥスのエネルギー面のパートナーであるH'ARTミュージアムのほか、ウェルトハイムパークもすぐ近くです。
52.37° N, 4.91° E
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出典 (6)
- zja.nl/en/vernieuwde-Klimatenkas-Hortus-open-voor-publiek
- nl.wikipedia.org/wiki/Drieklimatenkas
- arcam.nl/architectuur-gids/hortus-drieklimatenkas/
- bouwenuitvoering.nl/duurzaam/klimatenkas-open-voor-publiek/
- buurtorganisatie1018.nl/nieuws-uit-1018/2025/5/22/klimatenkas-hortus-na-lange-renovatie-we
- openstreetmap.org/way/57863916
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