ホスピタルフィールドのシダ園とガラス温室カフェ
ホスピタルフィールド、アーブロース、アンガス、スコットランド
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2026年10月時点で出典を確認済み
- 年代
- 1872年。2021年に修復・拡張
- 建築家
- パトリック・アラン=フレーザー(シダ園、1872年)、カルーソ・セント・ジョン・アーキテクツ(修復、ガラス屋根とカフェ、2021年)
- 様式
- 鉄骨の上にガラスの屋根を戴く石造の擬似廃墟のグロット。壁に寄せて建てたガラス温室のカフェ
- 規模
- 寸法は公表されていません
- 状況
- 木曜から日曜に公開。冬は無料、4月から10月はチケット制(2026年)
アーブロース近郊のホスピタルフィールドの壁に囲まれた庭にあるシダ園は、画家パトリック・アラン=フレーザーが1872年に設計した、洞窟のような擬似廃墟で、ニュージーランドの木性シダのために造られました。20世紀半ばには荒れ果て、カテゴリーBの指定建造物になっています。カルーソ・セント・ジョン・アーキテクツが修復し、鉄骨の上に新しいガラスの屋根を架けるとともに、南向きの壁に寄せてガラス温室のカフェを加えました。この施設は、ナイジェル・ダネットが再設計した壁に囲まれた庭とともに、2021年5月27日から一般に公開されています。
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歴史
ウィキペディアによれば、ホスピタルフィールドは、13世紀にアーブロース修道院の修道士たちが創設した施療院の跡地に建っており、ビジット・アンガス(Visit Angus)は、この土地が800年以上にわたって庭として手入れされてきたと述べています。19世紀には、画家のパトリック・アラン=フレーザー(Patrick Allan-Fraser)と妻のエリザベス・フレーザー(Elizabeth Fraser)が邸館を改築しました。1890年に彼が跡継ぎのないまま亡くなると、美術教育の振興のために領地を遺し、グレート・ブリティッシュ・ガーデンズ(Great British Gardens)によれば、邸館は1902年に美術学校として開校しました。
シダ園は、1872年にアラン=フレーザーが、ピーター・ローガン大尉(Captain Peter Logan)から贈られたニュージーランドの木性シダのコレクションのために、洞窟のような建物として設計しました。年代は資料によって異なり、グレート・ブリティッシュ・ガーデンズは1870年頃、ヒストリック・エンバイロンメント・スコットランド(Historic Environment Scotland)の記録は「19世紀後半」としています。この記録は、1971年10月11日に「植物温室を含む擬似廃墟」としてカテゴリーBに登録しました。ビジット・アンガスは、スコットランドの東海岸で唯一現存するシダ園であり、スコットランドにこの種の建物が4つあるうちの一つだと紹介しています。庭には、今はなくなった温室もあり、19世紀初めから外来の果物や花が育てられていました。
シダ園は20世紀半ばに荒れ果てました。カルーソ・セント・ジョン(Caruso St John)は2015年にマスタープランをまとめ、ヘリテージ基金は2016年6月14日に、ガラス温室とヴィクトリア朝のシダ園の修復のために647,000ポンドを交付しました。第1期は2021年に完成し、再設計された壁に囲まれた庭、修復されたシダ園、カフェが、2021年5月27日に一般公開されました。2026年、ホスピタルフィールドは第34回カルロ・スカルパ国際庭園賞(International Carlo Scarpa Prize for Gardens)を受賞しました。
建築と構造
文化遺産の記録は、シダ園を植物温室を含む擬似廃墟と説明しています。カルーソ・セント・ジョンのピーター・セント・ジョン(Peter St John)にとっては、洞窟状の空洞が連なる2階建ての石造の構造物で、壁に囲まれた庭の北西の隅にあり、南を向いています。建築家たちが現地に着いたとき、そこは片づけられた廃墟で、ガラスの屋根はなくなり、石積みの目地に数本のシダが生えているだけでした。元の屋根の図面も写真もないため、チームは、現代的に見えるよう意図した鉄骨のガラス屋根を新たに架ける案を示し、木の骨組みは再現せずに建物の比例を素描するにとどめました。建築家は、今日では温室に木材は使わないと述べています。
カフェは2つ目のガラス温室で、かつて温室が建っていた、南向きの高い壁に寄せて造られています。シダ園の屋根とカフェには、どちらも標準的な園芸用のガラス張りシステムが使われており、カフェはシダ園のガラスの表現を受け継いでいます。チームには、保存担当のシンプソン・アンド・ブラウン(Simpson & Brown)、構造担当のデイヴィッド・ナロ・アソシエイツ(David Narro Associates)、設備担当のマックス・フォーダム(Max Fordham)、施工者のチャップ・コンストラクション(Chap Construction)が加わっていました。二重に壁で囲まれた庭の壁と石は、シダに適した守られた微気候をつくり、修復されたシダ園の1階はバリアフリーで入れます。
植物コレクション
アラン=フレーザーは、ピーター・ローガン大尉から贈られたニュージーランドの木性シダのコレクションのために、シダ園を造りました。現在そこで育っているシダはエディンバラ王立植物園から贈られたもので、ホスピタルフィールドは、その多くが元のコレクションに属していたと考えられていると述べています。ピーター・セント・ジョンは、カフェにある程度の緑を置き、シダが時とともに建物に入り込むように育っていくことを期待していました。
ガラス温室の周りでは、園芸家のナイジェル・ダネット(Nigel Dunnett)が壁に囲まれた庭を再設計しました。ベネディクト会の施療院から現在まで、およそ800年にわたる庭園の歴史を語るという依頼でした。果樹園、草地、ボーダー花壇、薬用植物の植栽があり、シデの生け垣が下の庭を小さな「部屋」に区切っています。その一部はダネットが設計し、残りは地域の人々に任されました。この地の修道院の薬草の伝統に捧げられた四分円の区画、薬草園(Physic Garden)は2023年に開園し、2024年には壁に囲まれた庭でコムギとライムギが育てられ、収穫、脱穀、製粉されて、パンに焼かれました。庭園管理人と大勢のボランティアが手入れをしています。
見学案内
シダ園とガラス温室のカフェは壁に囲まれた庭の中にあり、来園者は新しい門から入ります。その先にカフェとシダ園があります。シダ園の1階はバリアフリーで入れ、カフェと庭にはスロープがあります。庭とシダ園は、冬は予約なしで無料で見学できます。4月から10月は、時間枠を予約したチケットが必要です。シーズン中、ホスピタルフィールドは、毎月決まった日に壁に囲まれた庭とシダ園のガイドツアーを行うほか、見学がツアーに限られる邸館と、アーブロースのウェスタン墓地にある記念礼拝堂のツアーも行います。アーブロースでは、ビジット・アンガスが、近くの見どころとして、シグナル・タワー博物館、アーブロース・アート・ギャラリー、アーブロースからオークミシー(Auchmithie)までの散歩道を挙げています。
56.55° N, 2.61° W
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出典 (8)
- hospitalfield.org.uk/visit/gardens-and-fernery/
- carusostjohn.com/projects/hospitalfield-arts-arbroath-uk/
- portal.historicenvironment.scot/designation/LB21254
- visitangus.com/things-to-see-do/attractions/hospitalfield/
- greatbritishgardens.co.uk/angus/item/hospitalfield-gardens-arbroath.html
- heritagefund.org.uk/cy/projects/restoration-glass-houses-and-victorian-fernery-hospitalfie
- studiointernational.com/index.php/peter-st-john-interview-architect-adam-caruso
- wikidata.org/wiki/Q17771691
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