ドロシー・チャップマン・フクア温室
ジョージア州アトランタ

2026年9月時点で出典を確認済み
- 年代
- 1989
- 様式
- 現代的な熱帯温室
- 規模
- 1,500 m²、フクア・オーキッド・センター(2002年)が付属
- 状況
- 運営中
1989年にアトランタ植物園に開館したフクア温室は、湿潤な熱帯雨林のバイオームと砂漠のバイオームを一つのガラス屋根の下に集め、隣接するズー・アトランタとの提携で展示されるエキゾチックな鳥、リクガメ、ヤドクガエルが暮らしています。2002年には、世界各地の希少なランの保全に当てられた気候制御式の増築棟、フクア・オーキッド・センターが加わりました。両者を合わせて、アメリカ合衆国南東部で最も訪問者の多い植物関連の名所の一つとなっています。この温室の名は、建設資金を援助した後援者ドロシー・チャップマン・フクアにちなみます。
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歴史
アトランタ植物園は、1973年に出された、市に植物園をという市民の提案から生まれました。1976年に、ミッドタウンのピードモント・パークの隣で法人化され、1977年にはビル・ウォーナー(Bill Warner)が初代エグゼクティブ・ディレクターに就任しました。
温室の実現を可能にしたのは、実業家のJ・B・フクア(J. B. Fuqua)です。彼は1987年に温室の建設のために550万ドルを寄付し、妻のドロシー・チャップマン・フクア(Dorothy Chapman Fuqua)に敬意を表してその名を冠しました。二度目の資金調達キャンペーンでは640万ドルが集まり、ドロシー・チャップマン・フクア温室は1989年に開館しました。目的は二つあり、選ばれた熱帯と砂漠の地域の植物の豊かさを見せること、そして保全と植物の利用について来園者に教えることでした。
2002年、植物園はフクア・オーキッド・センターを開館しました。ここには、保全と教育のためのセンターも置かれています。温室のまわりでは、敷地が広がり続けました。キャノピー・ウォーク、食用植物の庭、カスケーズ・ガーデンはいずれも2010年に完成して、植物園の広さをほぼ倍にしました。続いて2017年にはスカイライン・ガーデン、2019年には南東部保全センター(Southeastern Center for Conservation)ができました。
建築と構造
温室の広さは約16,000平方フィート(約1,500 m²)で、いくつかの空間に分かれています。入口のロビー、熱帯ロタンダ、オランジェリー、砂漠館、そして展示が入れ替わるギャラリーです。センサーが光、湿度、温度を絶えず監視して電動の換気窓を動かし、そこに暖房、手作業での水やり、ときどき行う有機的な害虫防除が加わって、日々の管理が成り立っています。砂漠館は意図的に穏やかに保たれており、日中は68~72°F、夜間は60°F前後です。
2002年に開館したフクア・オーキッド・センターには、標高の異なる環境に合わせて調整された二つの展示温室が並びます。熱帯高地温室は標高4,000~10,000フィートの条件を再現し、ラン展示温室は海面の高さから約6,000フィートまでの植物を収めています。アトリウムでは入れ替わりの展示が行われ、一般には非公開の保全用温室と研究室は窓越しに見ることができます。
植物コレクション
熱帯ロタンダには、中央アメリカ、メキシコ、アフリカ、東南アジアの数百種が収められており、世界に約2,600あるヤシの種のうち170種を含みます。そのなかには、ショウジョウヤシや、野生では12に満たない個体群しか残っていないPelagodoxa henryanaがあります。植物のあいだには、コキーガエル、ファンタスマルヤドクガエル、そして滝の池にいるワニガメが暮らしています。オランジェリーでは、食料、薬、工業のために栽培される有用植物を見せています。サボテンのない砂漠館は、マダガスカルと南部アフリカの多肉植物にあてられており、ユーフォルビア、アロエ、ハオルチア、デザートローズ、パキポディウム、マダガスカル・ペリウィンクル(ニチニチソウ)、ウェルウィッチアが見られます。オーキッド・センターには、200を超える属の2,000を超える種があり、マダガスカルのラン、アジアのスリッパ・オーキッド、ランバチ類(euglossine bees)に受粉される種などの注目すべき群が揃うほか、ブロメリアや食虫植物もあります。
見学案内
温室は、ピードモント・パークに隣接するアトランタ植物園の中心にあります。隣のフクア・オーキッド・センターと合わせて屋内の周遊路をなしており、寒い日や雨の日にも向いています。毎年春には「オーキッド・デイズ」展がランを主役に据え、年末にはオーキッド・センターが、植物園の日没後のイベント「ガーデン・ライツ、ホリデー・ナイツ」のために姿を変えます。見学は、樹冠を巡るキャノピー・ウォークや、カスケーズ・ガーデンから食用植物の庭までの屋外の庭園と、自然に組み合わせられます。
33.79° N, 84.38° W
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出典 (8)
- atlantabg.org/map-location/dorothy-chapman-fuqua-conservatory/
- atlantabg.org/map-location/fuqua-orchid-center/
- atlantabg.org/map-location/tropical-rotunda/
- atlantabg.org/map-location/desert-house/
- atlantabg.org/about/history/
- en.wikipedia.org/wiki/Atlanta_Botanical_Garden
- en.wikipedia.org/wiki/J._B._Fuqua
- openstreetmap.org/way/185621177
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