アナスタシエ・ファトゥ植物園の温室群(コンプレクスル・デ・セレ)
ヤシ、ヤシ県

2026年10月時点で出典を確認済み
- 年代
- 1974年(パルマリウム)
- 様式
- 温室群。円形で、金属枠にガラスを張ったパルマリウム
- 規模
- 5,500 m²、21区画。パルマリウムは直径15 m、高さ17 m
- 状況
- 一般公開中(常時開放は8区画)。パルマリウムの修復は2026年に入札
コプウの丘にあるアレクサンドル・ヨアン・クザ大学の「アナスタシエ・ファトゥ」植物園の中央にある温室群は、21の区画に分かれた5,500 m²に及び、そのうち8区画が常時来園者に開放されています。サボテンからイチジク類、ヤシまで、約2,210の熱帯・亜熱帯・地中海性の分類群を収めています。中心となる円形のパルマリウムは1974年に建てられ、高さは17 mで、2026年に大学がその修復の入札を開始しました。
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歴史
ヤシ(Iași)の植物学は1856年にさかのぼります。この年、医師のアナスタシエ・ファトゥ(Anastasie Fătu、1816~1886年)が、ラパ・ガルベナ(Râpa Galbenă)と呼ばれる場所の近くに最初の庭園をつくりました。彼の死後、相続人が土地を売却し、コレクションは失われました。1921年には、アル・ポポヴィチ教授(Al. Popovici)が、大学の新校舎の裏手に約1 haの新しい庭園を創設しました。ここにはすでに、熱帯植物用の小さな温室群が備わっていました。
現在の植物園は、1963~1964年にエミリアン・ツォパ教授(Emilian Țopa)の指揮のもと、コプー丘につくられ、遠い昔の創設者の名を冠しました。温室群は、観賞用区画の中央部にまとめられました。群の中で最も高い建物であるパルマリウムは、1974年に建ちました。
この象徴的な建造物は、2度にわたって修繕計画の対象となってきました。2020年には、UEFISCDI が機関開発基金を通じて資金を出した事業で、暖房、電気設備、灌水、内部の動線を一新することになっており、翌冬の再開が告げられました。2026年9月末には、大学が設計施工一括の入札を開始し、見積額は380万レウでした。これは、浸水、金属骨組み、ガラス、シーリング、雨樋、床に対処する、より大規模な改修です。すでに2020年の時点で、植物園長のカタリン・タナセ(Cătălin Tănase)は、こうした工事を、域外保全における植物園の役割を強める手段として説明していました。
建築と構造
温室群は約20の温室ユニットから成り、Agerpres 通信によれば20、植物園によれば21の区画があり、総面積は5,500 m²です。各区画は暖かい、温和、涼しいのいずれかの設定で運用され、植物は原産地と生態的な要求ごとにまとめられています。8つの区画は常時公開されており、さらに3つの区画は、年のうち特定の時期にしか見学できません。
1974年に建てられたパルマリウムは、直径15 mの円形の平面と、最大17 mの高さで目を引きます。ガラス面積は787 m²で、床面積は約187 m²です。内部の階段と手すり付きのキャットウォークで、来園者は高い位置を移動できます。2020年の計画では、545 m²の鋳鉄製ラジエーター、910 mの暖房配管、24個の噴霧ノズルを備えた灌水網が予定されていました。2026年の契約は、金属構造とその防食、新しいガラス、扉と窓、そして自然換気を優先する温度・湿度の自動制御システムに及びます。
植物コレクション
温室群には、植物園によれば約2,210の分類群(Agerpres 通信では2,600)が収められており、亜熱帯、熱帯、赤道地域のものです。地中海性と乾生植物の空間には、オリーブ、ザクロ、イナゴマメ、キョウチクトウ、ローズマリーが集められています。イチジク属は、20を超える分類群の150点以上が揃い、ナツメヤシをはじめ多くのヤシも並んでいます。ひとつの区画はソテツ類に充てられ、ソテツ(Cycas revoluta)やアフリカの種があり、別の区画にはコーヒー、カカオ、アボカド、マンゴーなどの有用な熱帯植物があります。多肉植物は特に充実しており、マミラリア属(Mammillaria)だけで500点を超え、リュウゼツラン属、アロエ、トウダイグサ属も加わります。パルマリウムには、ヤシ、バナナ、イチジク、ナンヨウスギ属、モクレン類が収められています。12月から3月には、約25品種の数百株のアザレアと、15品種のツバキが花をつけて展示されます。
見学案内
温室群は、コプー丘にある90 haに迫る敷地(Agerpres 通信では89.55 ha、ほかの資料では約100 ha)の、観賞用区画の中心にあり、入口はコプー側とパクラリ側にあります。公開されている区画には1時間ほどを見込み、庭園のそれ以外の部分にはもっと長い時間が必要です。冬の12月から3月はアザレアとツバキの季節で、ランやチューリップ、バラは2月から8月にかけて次々と咲き、そのあと9月から11月には菊と観賞用の野菜が続きます。植物園には年間290,000人を超える来園者があります。
47.19° N, 27.56° E
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出典 (5)
- botanica.uaic.ro/sector_sere_detalii.html
- ro.wikipedia.org/wiki/Grădina_Botanică_„Anastasie_Fătu”_din_Iași
- agerpres.ro/documentare/2023/06/07/timp-liber-gradina-botanica-anastasie-fatu-din-iasi--11
- apix.ro/sera-cu-palmieri-de-la-gradina-botanica-iasi-va-fi-reabilitata-a-fost-lansata-lici
- newsmoldova.ro/ultima-ora/sera-palmarium-a-gradinii-botanice-iasi-va-fi-renovata-si-se-va-
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