マウント・コングリーヴの壁に囲まれた庭園のジョージ王朝様式の温室
ウォーターフォード県キルミーデン

2026年10月時点で出典を確認済み
- 年代
- 資料により1840年から1850年の間
- 様式
- ジョージ王朝様式の木骨造のガラス温室。増殖用の翼棟を伴う中央のパームハウス
- 規模
- 2層分の高さの中央棟と低い翼棟2つ(寸法は非公表)
- 状況
- 敷地は一般公開。温室は庭園のウェブサイトで今も修復中とされている(要再確認:完成と内部への立ち入りは未確認)
ウォーターフォード県キルミーデン近くのマウント・コングリーヴの、4エーカーの壁に囲まれた庭園の中心にあるこのジョージ王朝様式の温室は、ガラスの寄棟屋根をもつ2層吹き抜けの中央のパームハウスの両側に、植物を増殖させた低い翼棟が付いています。アイルランドの国家建築物目録は1850年頃、庭園は1840年、園芸専門誌は1844年としています。2026年10月の時点でも、庭園のウェブサイトは、Queenstown Restoration による修復中で、一般公開は検討段階にとどまると説明していますが、それでも来訪者向けの敷地の「宝物」の一つに挙げられています。
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歴史
マウント・コングリーヴは、キルミーデン近くのシュア川南岸にあるコングリーヴ家の領地です。邸宅は1760年に建築家のジョン・ロバーツ(John Roberts)によって建てられ、アンブローズ・クリスチャン・コングリーヴ(Ambrose Christian Congreve)は2011年に亡くなる際、領地全体を信託でアイルランド国家に遺しました。4エーカーの壁に囲まれた庭園は、アイルランドの園芸専門誌によれば270年以上にわたって使われ続けてきたとされる、領地の菜園兼観賞庭園で、温室はその中心に立っています。
温室の築年は資料によって異なります。庭園のウェブサイトでは1840年、Horticulture Connected の記事では1844年、2004年に調査された国家建築遺産目録(NIAH)の記載では1850年頃で、記載は1840~1860年という幅を示しています。庭園は、かつてここでパイナップルが育てられていたと記しています。参照した資料のいずれも、建築家や施工者の名前を挙げていません。
領地は2021年9月に、開発工事のため閉園すると発表しました。地元ラジオ局のWLR FMは2022年秋の再開を伝え、庭園自身は、600万ユーロとする投資を経て、2023年3月の再開としています。資金の一部は温室のために確保され、工事は2023年初めに始まる予定でした。Queenstown Restoration は、ガラスのパネルを取り外し、工房で修復しています。Horticulture Connected は2024年、この事業をほぼ完了と伝え、6月に仕上がる見込みとしましたが、Waterford News は2025年1月になっても、「今年中」の披露を告げていました。参照した資料は工事の完了を裏づけておらず、2026年10月に参照した庭園のページも、温室が修復中であると説明しています。

建築と構造
NIAHの記載は、建築上および技術上の関心から温室に地域的な重要性があると評価し、3ベイ(柱間)の独立した建物と説明しています。中央棟は幅1ベイで2層吹き抜けになっており、これがパームハウスです。その両側にある低い単ベイの翼棟2つは、増殖用の温室として使われました。中央棟にはガラスの寄棟屋根が架かり、その頂点にはルーバー付きの木製の換気口があって、銅板葺きの細長い小さな角錐屋根が載っています。翼棟には、ガラスの勾配屋根が架かっています。屋根はすべて木の骨組みで支えられ、木の棟と鋳鉄製の雨樋類が付いています。
壁は漆喰塗りです。中央棟には木製の上げ下げ窓(上下とも36枚のガラス)と、ガラスをはめた木製の羽目板の両開き扉があり、翼棟には石の窓台をもつはめ殺し窓があります。内部の壁は石灰塗りで、植栽床と鋳鉄の温水管が記録されています。NIAHにとっては、この温水暖房が屋根からの換気と組み合わさって人工的な気候の調整を可能にしたことが、建物の技術上の関心です。2004年に作成された記載は、非常によく維持され、元の形と素材を保っていると認めました。参照した資料には、寸法は載っていません。
植物コレクション
参照した資料は、ガラスの下で栽培されているコレクションを何も記していません。工事の最中に出た、2024年の Horticulture Connected の記事は、領地の管理者の言葉として、ジョージ王朝様式の温室には当時、トマト、トウガラシ、キュウリ、ブドウの木があったと伝えています。庭園自身のウェブサイトは、かつてパイナップルが育てられていたと付け加えています。修復後に何を収めるのかは、示されていません。
温室の周りについては、領地の「Treasures」(宝物)のページが、Lobelia tupa、Eucomis bicolor、Coreopsis verticillata などの多年草のボーダーを挙げ、さらに進むと Romneya coulteri var. trichocalyx、Sedum spectabile、ダリアがあるとしています。壁に囲まれた庭園にはほかに、リンゴ、ナシ、スモモ、ダムソンの木、デルフィニウムを背にしたシャクヤクの小道、収穫物が厩舎カフェ(Stables Café)に供給される菜園もあります。領地の園芸学校(School of Horticulture)は、1年間の課程で、学生がさまざまな微気候に出会う場として、ジョージ王朝様式の温室を挙げています。
見学案内
温室は、4エーカーの壁に囲まれた庭園の中心にあり、この庭園は領地の来訪者に開かれています。約30分の「壁に囲まれた庭園ウォーク」(Walled Garden Walk)は、菜園と観賞庭園を横切ります。壁に囲まれた庭園には傾斜があり、バリアフリーの「香りの小道」(Fragrant Walk)は、庭園には入らずに、その東側に沿って通っています。
温室は来訪者に紹介される「宝物」の一つに挙がっていますが、参照した資料のいずれも、中に入れるとは述べていません。庭園は、修復後に一般公開する「可能性」と、ウォーターフォード・グリーンウェイの利用者向けに移動式カフェを検討していることに触れているだけです。この温室を目当てに訪れる場合は、事前に確認しておくのが賢明です。森の庭園は2月から5月が見頃で、壁に囲まれた庭園のボーダーは5月から9月に向けて植えられています。
52.24° N, 7.21° W
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出典 (8)
- buildingsofireland.ie/niah/search.jsp?type=record&county=WA®no=22901723
- mountcongreve.com/restorations/
- mountcongreve.com/treasures/
- mountcongreve.com/plan-your-visit/
- horticultureconnected.ie/news/first-fruits-from-the-ongoing-restoration-works-at-mount-con
- wlrfm.com/news/restoration-works-and-new-carpark-additions-to-mount-congreve-362099
- waterford-news.ie/whatson/mount-congreve-gardens-in-waterford-re-opens-for-the-year_arid-4
- en.wikipedia.org/wiki/Mount_Congreve
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