リシツェ城のイチジク温室(フィコヴナ)
リシツェ、南モラヴィア地方

2026年10月時点で出典を確認済み
- 年代
- 1835
- 様式
- 石積みの基部と、レールで動くガラスと鉄の屋根(1887年)を備えたイチジク温室
- 状況
- 一般公開中(城庭園の見学ルート)
1835年に、当時トシェボミスリツェのドゥプスキー家が所有していたリシツェ城の公園の西側に建てられたフィコヴナは、イチジクの冬越しのための小屋でした。1887年にはレール上を走るガラスと鉄の屋根が加えられ、夏には背後の斜面へ押し戻すことができます。イチジクは戦間期まで収穫されていました。2021~2023年に庭園の他の部分とともに修復され、仕組みもイチジクの木も取り戻しました。チェコで稼働する同種の構造物としては唯一とされ、2024年から一般公開されています。
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歴史
南モラヴィアのリシツェの領地は、19世紀初めに婚姻によってトシェボミスリツェのドゥプスキー家に渡りました。エマヌエル・ドゥプスキー(Emanuel Dubský、1806~1881年)は、建築業者カイェターン・ヴァシーチェク(Kajetán Vašíček)に城を改築させました。装飾庭園が現在の形になったのもこの一族のもとでのことで、テラスと、屋根付きのパーゴラを載せた列柱廊があります。国立遺産研究所(NPÚ)によれば、バロック様式のオランジェリー2棟(うち1棟は温室として使われていました)は、1835年に新しいオランジェリーと新しい温室に建て替えられ、フィコヴナも同じ年のものです。手のかからない、暑さを好む落葉性の植物、とりわけイチジクのための冬の避難所として設計されました。
1887年、建物には可動式の屋根が与えられ、夏にはレールに沿って背後の斜面の中へ滑らせて収めました。イチジクは第一共和国時代まで栽培され、クリスマスには一族がイチジクの籠を贈り、そこにオランジェリーのパイナップル、マンダリン、ザクロを足していました。
最後の所有者アルブレヒト・ドゥプスキー(Albrecht Dubský、1882~1962年)から1945年にベネシュ布告によって没収された城は、国の所有となり、2001年に国定文化記念物に指定されて、国立遺産研究所が運営しています。2021年10月から2023年12月にかけて、庭園と園芸関連の建物の全面的な修復が行われ、文化省が1億8,200万コルナ、国立遺産研究所が1,100万コルナを出して、屋根の仕組みが再び動くようになりました。フィコヴナは、2024年2月17~18日に初めて一般に公開され、約1,500人が訪れました。


建築と構造
フィコヴナは、冬に葉を落とす、霜に弱い木のために造られた専用の温室です。下部は石積みで、その上に、1887年に加えられたガラスと鉄の屋根がレールの上に載っています。天気のよい日には、屋根は後ろへ転がされ、建物が寄りかかる斜面の中に収められて、イチジクは屋外の空気にさらされ、寒い季節になると元に戻されました。
この仕組みは当時として技術的に非常に進んだものとみなされ、国立遺産研究所と城は、フィコヴナをチェコ共和国で今も稼働する唯一の同種の構造物であり、中央ヨーロッパでも珍しいものと説明しています。2021~2023年の修復で、屋根は再び動くようになりました。
建物は公園の西部、温室とオランジェリーの北にあり、これらとともに城の園芸施設(zámecké zahradnictví)を形づくっています。同じ事業の中で、この隣り合う二つの建物は、熱損失を抑えるために改築され、新しいガラスと新しい暖房が入り、敷地の設備と自動化も更新されました。


植物コレクション
何十年もの空白を経て、イチジクの木がフィコヴナに戻り、再びイチジクが栽培されています。果実をクリスマスの贈り物にするというドゥプスキー家の伝統に沿ったものです。
隣の温室とオランジェリーには、城のツバキのコレクションがあり、約40品種、数十株の低木です。そのうち6株は1996~1997年にカルロヴィ・ヴァリから来たもので、もとはドレスデンのもので、そこで第二次世界大戦の爆撃を生き延びました。珍しいことに、リシツェのツバキには香りがあり、聖バレンタインデーの前後の2月にいちばん豊かに咲きます。生育期には、19世紀末の姿に復元された庭園の花壇を、60種類を超える花が満たします。
見学案内
2024年3月28日から、フィコヴナはリシツェ城庭園の見学ルートの一部になっており、自由に、またはガイド付きで巡ることができます。ルートは、テラス、屋根付きのパーゴラを備えた列柱廊、2019年に船や海の生き物、都市の眺めを描いた絵画が修復されたサラ・テレーナを横切り、園芸施設に着きます。ここはチェコ共和国で一般に公開されている唯一の城の苗圃とうたわれています。ツバキが咲く2月と、イチジク温室の屋根が後ろへ引かれる夏は、訪れるのに特によい二つの時期です。庭園の見学は、城の内部ツアーと自然に組み合わせられます。
49.45° N, 16.53° E
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出典 (6)
- zamek-lysice.cz/cs/zpravy/103381-fikovna-v-zameckem-zahradnictvi-v-lysicich-poprve-zpristu
- zamek-lysice.cz/cs/pro-media/103561-po-vice-jak-dvou-letech-letos-na-jare-do-zamecke-zahra
- npu.cz/cs/novinky/106843-klenot-mezi-zahradami-obnovena-zamecka-zahrada-v-lysicich
- cs.wikipedia.org/wiki/Lysice_(z%C3%A1mek)
- kudyznudy.cz/aktuality/prohlednete-si-zameckou-zahradu-v-lysicich
- blanensky.denik.cz/zpravy_region/cerstve-fiky-zamek-lysice-fikovna-posuvna-strecha-2023090
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