レドニツェ城の温室(zámecký skleník)
南モラヴィア州レドニツェ

2026年9月時点で出典を確認済み
- 年代
- 1843~1845年
- 建築家
- ピーター・ヒューバート・デスヴィニュスとゲオルク・ヴィンゲルミュラー(資料により異なる)
- 様式
- 19世紀半ばの、記念碑的な鋳鉄・鉄・ガラスの温室
- 規模
- 長さ92 m、幅13~14 m、高さ10 m、建築面積1,304 m²
- 状況
- 一般公開中(季節限定)。1997~2004年に修復
1843年から、リヒテンシュタイン侯アロイス2世は、1717年の木造のオランジェリーやその他の取り壊された建物の跡地に、鋳鉄の柱を持つこの大温室を建てさせました。長さ92メートル、高さ10メートル、面積1,304 m² で、約65,000枚のうろこ状のガラスのヴォールトで覆われています。資料は、その設計を、イギリス人ピーター・ヒューバート・デスヴィニュスと建築家ゲオルク・ヴィンゲルミュラーに帰しています。1997年から2004年に4330万コルナをかけて修復され、1996年からユネスコ世界遺産であるレドニツェ=ヴァルチツェの文化的景観に属し、約250種の熱帯・亜熱帯植物を育てています。
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歴史
リヒテンシュタイン家の侯爵たちの旧夏の離宮であるレドニツェには、現在の温室の敷地に、1717年に設けられた木造のオランジェリーがありました。リヒテンシュタイン侯アロイス2世ヨーゼフ(Alois II Josef)は1842年にその建て替えを命じました。修復に関する建築調査によれば、大きなガラスの建物という構想は1840年9月にさかのぼります。城の劇場、バロック様式のオランジェリー、古典様式の神殿は1842~1843年に取り壊され、1843年7月16日に工事が始まりました。建物は公式の資料では1845年に完成したとされていますが、あるチェコの観光サイトは1851年としており、この食い違いはここでは解決されていません。
設計者としては二人の名が挙げられています。城の文書には、1848年に亡くなった建築家ゲオルク(イジー)・ヴィンゲルミュラー(Georg (Jiří) Wingelmüller)が登場します。一方、侯爵の建築家だったイギリス人ピーター・ヒューバート・デスヴィニュス(Peter Hubert Desvignes)は、全体の外観とロンドンの「ウィンターガーデン」の手本を考えた人物とされています。費用は16万フローリン近くに上りました。1880年ごろ、それまで寒さに弱い植物の越冬に使われていたこの温室は、一年を通して使われるウィンターガーデンになりました。
技術的記念物に指定されており、1998年には、公園内のほかの劣化しつつある建造物とともに、ワールド・モニュメント・ウォッチ(World Monuments Watch)に含まれました。修復は、ブルノの設計事務所OK-Designの計画により1997年から2004年にかけて行われ、4,330万コルナがかかりました。


建築と構造
温室は長さ92メートル、幅13~14メートル、高さ10メートルで、建築面積は1,304 m²、容積は6,181 m³ です。2列の柱を持つ身廊型で、亜鉛製のバナナの葉と花で飾られた鋳鉄の覆いの下に隠れた44本の鉄の芯が、鉄の形材を支え、その上に約65,000枚のうろこ状のガラスのヴォールトが載っています。金物はクライン兄弟(Klein)が所有するソボティーン(Sobotín)の製鉄所が供給し、石の基台と木の梁が構造を完成させています。
内部には古典様式の門が三つあって空間にリズムを与え、外側には換気用の半円窓を備えた鉄の門が、ファサードに動きを与えています。葦を裏打ちした木製の天井は、漆喰で仕上げられています。ある観光サイトの記録によると、当初の色彩は、灰赤色の門、えんどう豆色の装飾、白い肋材の組み合わせでした。1997~2004年の修復で、暖房、5か所の入口の門、断熱、遮光の設備が新しくなりました。


植物コレクション
温室では現在、約250種の熱帯・亜熱帯植物が育てられています。現在の植栽は、19世紀の景観のビオトープの雰囲気を取り戻すために、約10枚の古い写真をもとに組み直されました。かつて庭師たちは、南アメリカへの探検で種子を集めており、この構成は、どの季節にも少なくとも1種の植物が花を咲かせているようにすることを目指しています。
最古参の住人は、ソテツ類のエンケファラルトス・アルテンステイニー(Encephalartos altensteinii)で、樹齢は300~400年と推定されています。植生の大半は、ヤシとそのほかの熱帯植物です。歴史的には、この温室は、約3,000本のオレンジなどの柑橘類の越冬にも使われていました。

見学案内
温室はレドニツェ城のそば、公園の中にあり、自由に見学します。季節によって開館し、ある観光サイトによると、1月は整備のため休みます。身廊とその植栽を見るのに、1時間ほどかかります。
この場所がもっとも生きるのは、1996年からユネスコの世界遺産であるレドニツェ=ヴァルチツェの文化的景観の中です。城、約200 haの公園、点在するフォリーは、徒歩か自転車で1日あれば回れます。近くの南モラヴィアのブドウ畑も、自然な延長として楽しめます。
48.80° N, 16.81° E
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出典 (8)
- zamek-lednice.com/en/visitors-information/tours/780-greenhouse
- archiweb.cz/b/renovace-oranzerie-u-zamku-lednice-na-morave
- turistika.cz/mista/lednice-zamecky-sklenik/detail
- visitczechia.com/en-us/things-to-do/places/nature/botanical-gardens-and-parks/c-lednice-ch
- eghn.org/en/lednice-castle-park-2/
- en.wikipedia.org/wiki/Peter_Hubert_Desvignes
- en.wikipedia.org/wiki/Lednice_Castle
- openstreetmap.org/way/294967061
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