セジンコートのオランジェリー
セジンコート、モートン=イン=マーシュ近郊(グロスタシャー)

2026年10月時点で出典を確認済み
- 年代
- 1800~1805年
- 建築家
- サミュエル・ペピス・コッカレル、トマス・ダニエル、ハンフリー・レプトン
- 様式
- ムガル/ヒンドゥー様式、ガラス屋根の湾曲したアーケード
- 状況
- 一般公開中(私有の領地。邸宅と庭園)
1800年から1805年にかけて、東インド会社で財を成したチャールズ・コッカレルのために建てられたセジンコートのオランジェリーは、サミュエル・ペピス・コッカレルと画家トマス・ダニエルの手になる、イングランドで名高い「インド風」の邸宅から、4分の1円を描いて延びています。正面は、ガラスの屋根の下に並ぶ15のガラス張りの尖頭アーチで、かつて鳥小屋だった八角形の部屋で終わります。グレードIに指定され、寒さに弱いつる植物を収め、1968年に整えられたパラダイス・ガーデンを見渡します。
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歴史
コッツウォルズ北部にある約4,500エーカーの領地セジンコートは、東インド会社に仕えて財をなしたジョン・コッカレル大佐(Colonel John Cockerell)が、1785年に購入しました。1798年に彼が亡くなると、兄弟のチャールズ(Charles)が、ほかの相続人から38,000ポンドで権利を買い取り、1801年に単独の所有者となります。3人目の兄弟で建築家のサミュエル・ペピス・コッカレル(Samuel Pepys Cockerell)が、ともにインドを知る画家のトマス・ダニエル(Thomas Daniell)とともに、古いジャコビアン様式の領主館を改築しました。1805年に完成した邸宅は、イングランドに建てられた唯一の「インド風」カントリー・ハウスと考えられています。1800年から1805年のあいだに建てられたオランジェリーは、登録記録ではコッカレル、ダニエル、ハンフリー・レプトン(Humphry Repton)の作とされています。レプトンが景観に果たした役割は、おそらく1804~1805年のことで、その正確な内容は今も議論されています。
コッカレル家は1884年に領地をジェームズ・ダグデール(James Dugdale)に売りました。第二次世界大戦中にはカナダ軍が宿営し、庭園は荒れました。サー・シリル・クラインウォート(Sir Cyril Kleinwort)夫妻は1944年にこの屋敷を購入し、植物の専門家グレアム・スチュアート・トーマス(Graham Stuart Thomas)の助言を得て再生させました。1968年には、南側の高床式のバラ花壇がパラダイス・ガーデン(Paradise Garden)に替わり、現在、オランジェリーはこれを見渡しています。オランジェリーは1980年に、元の色に合わせた灰色の人造石で外装が貼り直されました。今もクラインウォート夫妻の子孫が所有する領地は、現役の農場であると同時に、来訪者や結婚式も迎え入れています。
建築と構造
オランジェリーは、邸宅の背面から四分円を描くように伸び、八角形の部屋で終わります。ムガル様式とヒンドゥー様式の正面は、15の尖頭アーチが並ぶアーケードで、それぞれが、ガラス桟のある1対のガラス扉を縁取り、同じ形のガラス窓が両脇に付いて、立面はほとんどすべてがガラスです。主棟はガラス屋根で、八角形の部屋は石灰岩のスレートで葺かれています。尖ったメルロン(胸壁の凸部)のあるパラペットが、柱の上に銅の頂華を載せ、角の付け柱は屋根線を超えて、球形の頂華へと立ち上がっています。
八角形の部屋の内部では、座像の神とヤシの木のレリーフで飾られたコード・ストーン(Coade stone)の祭壇が奥の壁に据えられ、天井の中央からはブロンズのランタンが下がっています。1980年の現在の外装は、灰色の人造石です。隣の邸宅はオレンジ色を帯びた石灰岩でできており、風化した銅のオニオン・ドームが載っています。邸宅とオランジェリーは、どちらもグレードIに指定されています。
植物コレクション
領地によれば、オランジェリーには寒さに弱いつる植物が多く、2016年の調査は、フクシアやヒューケラなど、花をつけた鉢植えの樹木や植物でいっぱいだと説明しています。八角形の部屋は、以前は外来の鳥を飼う鳥舎として使われていました。
アーケードからは、1968年のパラダイス・ガーデンの眺めが開けます。北南に走る細い池を、途中で小道が横切り、二つが出会う場所には、当初の八角形の噴水があります。運河の両脇には円柱状のイチイが並んでいますが、これはコッツウォルズの気候のために、ムガル庭園のイトスギの代わりを務めているものです。2000年からは、彫刻の象が2頭置かれています。さらに北には、1804年に造られた水の庭ソーナリー(Thornery)があり、ギボウシとアスチルベの間で、池、スーリヤ神殿(Temple of Surya)、インディアン・ブリッジ(Indian Bridge)をつないでいます。頭上には、1728年のものとされる4本のレバノンスギと、イングランド最大かもしれない垂れ枝のホーンビーム(weeping hornbeam)があります。
見学案内
オランジェリーは邸宅の南正面をなしており、パラダイス・ガーデンから近づくのが一番です。斜面の上の、2頭の象の間から、運河の線が視線をガラスのアーケードと銅のドームへと導いてくれます。セジンコートは、邸宅と庭園への来訪者を迎える個人所有の現役の領地で、入れる犬は盲導犬だけです。オランジェリー、パラダイス・ガーデン、ソーナリーを下って湖へ向かう散策を組み合わせるには、1~2時間を見込んでください。水の庭は、生育期に最も美しくなります。領地は、コッツウォルズ北部のモートン=イン=マーシュの近くにあります。
51.98° N, 1.75° W
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