エド・ライカン温室(ウィル・ロジャーズ・ガーデンズ)
オクラホマ州オクラホマシティ

2026年10月時点で出典を確認済み
- 年代
- 1924
- 建築家
- ロード・アンド・バーナム社
- 様式
- ヴィクトリア朝風のロード・アンド・バーナム社製の温室。2013年に鉄骨で再建
- 状況
- 一般公開中(2013年に修復)
ロード・アンド・バーナム社製のこの温室は、1924年にオクラホマシティのダグラス・パークに最初に建てられ、1936年にウィル・ロジャーズ・パークへ移されました。そこでは公園部の園芸家ヘンリー・ウォルターズが、市民保全部隊(CCC)や公共事業促進局(WPA)とともに庭園を整備していました。公園部の最初の職員だったエド・ライカンにちなんで名づけられ、長いあいだ花の展示会の会場となりました。老朽化したため、2013年に元の設計どおり、古い石の基礎の上に鉄骨と現代的なガラスで再建されました。現在は、オクラホマ州でも最大級のサボテンと多肉植物の常設コレクションを収めています。
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歴史
この温室は、オクラホマシティで最も古い園芸施設の一つです。ロード・アンド・バーナム社(Lord & Burnham)の設計で、1924年にダグラス・パーク、NE 10th Street とイースタン・アベニューの近くに最初に設置されました。1912年に市は、のちにウィル・ロジャーズ・パークとなる160エーカーの元酪農場を購入しており、1932年からは公園部の園芸家ヘンリー・ウォルターズ(Henry Walters)が、市民保全部隊と公共事業促進局(WPA)の造園家たちとともにここに庭園を整えました。その作業班は石組みのアーバー(つる棚)や湖を築いています。1936年、このガラス温室は新しい公園へ移されました。
名前は、公園部の最初の職員だったエド・ライカン(Ed Lycan)にちなみます。ライカンは1912年から1954年まで勤め、その間の多くをウィル・ロジャーズ・ガーデンズで過ごしました。温室は何十年ものあいだ花と園芸の展示会の会場となり、市のガーデンクラブは1938年から公園で会合を開いてきました。1987年には、チャールズ・ポラスキとメアリー・ポラスキ(Charles and Mary Polaski)夫妻の遺産から、サボテンと多肉植物のコレクションを受け入れています。
時がたつにつれ、シーダー材の構造は傷んでいきました。市議会は200万ドルの改修を承認し、工事は2013年に行われました。ウィン・コンストラクション社(Winn Construction)が市の作成した図面に基づいてガラス温室を建て直し、強化ガラスはアメリカン・プラント・プロダクツ・アンド・サービシズ社(American Plant Products and Services)が供給しました。公園は国家歴史登録財に登録されており、オクラホマ・ランドマーク(Oklahoma Landmark)にも指定されています。
建築と構造
市はこの建物を、19世紀のヴィクトリア朝建築に着想を得た、ロード・アンド・バーナム社製のガラス張りの温室と説明しています。2013年の再建はその外観を保つことをめざし、市の職員が古いガラス温室の部材と照合しながら、屋根の輪郭にいたるまで図面を引き、木製の飾り材も可能なかぎり再利用しました。ヘンリー・ウォルターズのもとでWPAの作業班が築いた石の基礎は残されました。ただし、その腰壁は直角に出ていなかったため、屋根の換気窓が開閉できるよう水平に整える必要があり、工事はかなり難しくなりました。
もとのシーダー材の骨組みは鉄骨に替わり、より重いガラスを支えられる強度があります。屋根の桟はアルミニウム製です。古い一枚ガラスは低放射の強化ガラスに替えられましたが、必要な大きさのガラスを曲げ加工できる会社は、国内に1社しかありませんでした。換気窓は今は自動で開き、電動の遮光幕が日ざしと暑さに応じて動き、これまでそよ風に頼っていた冷却は気化冷却に替わりました。当時の換気窓の回転ハンドルは外観のために残されていますが、もう作動しません。温室の裏手にある4棟の作業用温室のボイラーが、140 °F(60 °C)の湯を配管と床下に送っています。
植物コレクション
現在この温室は主に乾燥地の植物のためのもので、市はオクラホマ州でも最大級のサボテンと多肉植物の常設コレクションだとしています。コレクションの始まりは、1987年にチャールズ・ポラスキとメアリー・ポラスキ夫妻から植物が贈られたことにさかのぼります。それは失われかけたこともありました。盗人が暖房用の銅管を剥ぎ取ったあと、冬の寒さで歴史的なサボテンの大半が枯れたのです。その後、セントラル・オクラホマ・サボテン多肉植物協会(Central Oklahoma Cactus and Succulent Society)が、一つの翼部を恒久的に占めることを意図した植物を寄贈しました。
長年のあいだ、この温室は二つの環境を併せ持ち、一方の部屋にはサボテン、もう一方の部屋には熱帯植物を置いて、それぞれの生育条件に合わせて管理していました。また何十年にもわたり、市の花と園芸の展示会の会場を務め、現在も結婚式や祝い事のために貸し出されています。
見学案内
温室は、ウィル・ロジャーズ・ガーデンズの中心、NW 36th Street とポートランド・アベニューの角にあります。アトリウムを備えた1963年築の20世紀半ば様式の建物、ガーデン・エキシビション・センターの隣の、小高い場所に建っています。ガラス温室とその周辺を見て回るには1時間あれば足ります。周辺には、2014年に1938年のバラ園を病気が襲ったのち、宿根草と一年草で植え替えられたチャールズ・E・スパークス・カラー・ガーデンと、オーク、ビャクシン類、クラブアップル、ハナズオウ類が育つ10エーカーのマーガレット・アニス・ボーイズ樹木園があります。春が最も心地よい季節で、公園では5月の最終土曜日に「フェスティバル・イン・ザ・パーク」が開かれます。
35.51° N, 97.58° W
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