オシャー・レインフォレスト(カリフォルニア科学アカデミー)
カリフォルニア州サンフランシスコ

2026年10月時点で出典を確認済み
- 年代
- 2008
- 建築家
- レンゾ・ピアノ・ビルディング・ワークショップ、スタンテック・アーキテクチャー
- 様式
- 屋上緑化の博物館に包まれたガラスの球体
- 規模
- ガラスのドームは直径27 m(90フィート)、熱帯雨林は4層
- 状況
- 一般公開中(博物館の見学の一部として)
2008年にゴールデン・ゲート・パークで再開館したカリフォルニア科学アカデミーのためにレンゾ・ピアノが設計した建物の中心で、直径90フィート(27 m)のガラスの球体が、4階建ての熱帯雨林を包んでいます。82~85 °F(28~29 °C)、湿度75 %以上に保たれ、250羽の自由に飛ぶ鳥とチョウを含む1,600を超える生きものがいます。林冠からはエレベーターでアマゾンの冠水林へ下り、100,000ガロン(約380,000リットル)の水槽に沈めたアクリルのトンネルから観察できます。
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歴史
1853年に創設されたカリフォルニア科学アカデミーは、1906年の地震でマーケット・ストリート(Market Street)の建物を失い、その後ゴールデン・ゲート・パークに落ち着きました。1989年のロマ・プリエタ地震は、スタインハート水族館に深刻な被害をもたらしました。アカデミーは最終的に建物の建て替えを選びます。2000年から2008年にかけて、レンゾ・ピアノ・ビルディング・ワークショップ(Renzo Piano Building Workshop)がサンフランシスコのスタンテック・アーキテクチャー(Stantec Architecture)とともに計画を率いました。構造設計はオーヴ・アラップ・アンド・パートナーズ(Ove Arup & Partners)、ランドスケープ設計は SWA グループ(SWA Group)、屋上緑化はラナ・クリーク(Rana Creek)です。
工事のあいだ、展示はハワード・ストリート875番地(875 Howard Street)に一時的に移りました。5億ドルとされる新館の建設は、2005年9月12日に始まりました。ピアノの事務所によれば、3棟の古い建物が残されて組み込まれました。アフリカ・ホール、北米ホール、スタインハート水族館です。
博物館は2008年9月27日に再開しました。熱帯雨林は新館の二つの大きなドームのひとつにあり、もうひとつにはモリソン・プラネタリウムが入っています。建物は LEED プラチナ認証を取得し、建築家は、博物館として初めてだと説明しています。アカデミーは現在、この熱帯雨林を、同種の展示として世界最大と紹介しており、ときおり、メンテナンスのための短期間の閉鎖を告知しています。


建築と構造
熱帯雨林は直径90フィート(27 m)のガラスの球体に包まれ、その内部で新熱帯区の森が90フィートの高さにそびえます。配置は4層で、林冠からはエレベーターで4階分を下り、アマゾンの冠水林に着きます。そこでは、100,000ガロン(約380,000リットル)の水槽の中をアクリルのトンネルが通っています。温度は82~85 °F(28~29 °C)、湿度は75%以上に保たれています。
球体は、レンゾ・ピアノ設計の延べ37,000 m²の建物のなかにあります。2.5エーカー(約1 ha)の屋上緑化には、生分解性のココナッツ繊維の容器に植えられた170万株のカリフォルニア原産植物が育ち、ドームの上でうねっています。ドームには、開閉して室内を換気する自動の天窓が設けられています。中央のピアッツァは、蜘蛛の巣のような格子をもつ凹形のガラスの天蓋で覆われ、その中央は空気と光を取り入れるために開いています。屋根の60,000枚の太陽電池は、博物館の電力需要の5%以上をまかなっています。建設には、再生コンクリート20,000立方ヤードと、再生鋼材1,100万重量ポンドが使われました。


植物コレクション
ドームには1,600を超える生きた動物がすみ、そのなかには250羽の自由に飛ぶ鳥とチョウ、100に近い数のエキゾチックな爬虫類と両生類が含まれます。ハキリアリ、ゴールデンシルク・オーブウィーバー(golden silk orb-weaver)という蜘蛛、アマゾンツリーボア、ヤドクガエル、青いモルフォチョウなどです。最上層には羽化室があり、チョウがさなぎから出てくる様子を見られます。
新熱帯区の植栽は、ブラジリアン・ビューティーリーフ(Brazilian beauty leaf)や西インド諸島産のマホガニーといった樹木に、カカオ、フィロデンドロン、ベゴニア、ラン、ブロメリアを組み合わせています。冠水林では、マングローブの群生の根のあいだをシクリッドが駆け抜け、その上をカメ、アロワナ、ピラルク、ナマズ、パクーが滑るように泳いでいきます。


見学案内
熱帯雨林は、ゴールデン・ゲート・パークにあるカリフォルニア科学アカデミーのメイン・フロア、アカデミー・カフェの向かいにあり、博物館の見学の一部として見られます。林冠まで上り、チョウの羽化室で足を止め、エレベーターで冠水林のトンネルまで下りるのに、1時間を見込んでください。同じ見学で、スタインハート水族館とモリソン・プラネタリウムも見られます。
北東へ600 m足らずのところにあるコンサバトリー・オブ・フラワーズは、公園を代表するヴィクトリア朝の大温室で、一日の締めくくりになります。
37.77° N, 122.47° W
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