アフリカン・レインフォレスト・パビリオン(トロント動物園)
オンタリオ州トロント(スカボロー)

2026年10月時点で出典を確認済み
- 年代
- 1974
- 建築家
- ロン・トム(トム・パートナーシップ)、クラング&ボーク、クリフォード&ローリー。構造技術者:ヨレス
- 様式
- 鉄骨と角ばったガラス屋根を持つモダニズムのパビリオン
- 状況
- 一般公開中(トロント動物園のパビリオン)
1974年8月15日にトロント動物園とともに開館したアフリカン・レインフォレスト・パビリオンは、建築家の共同体の中でロン・トムが設計した、鉄骨とガラスの2棟の大きな建物の一つです。30度、60度、90度の角度で構成されたガラス屋根は、コンクリートの柱の上の鉄骨に支えられ、館内に昼光を満たします。2001年に改装され、アフリカから入手した種子から育てた植物のなかに、ニシローランドゴリラの世界最大の屋内生息環境と、コビトカバ、コビトワニがいます。
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歴史
3 haの狭い敷地に押し込められたリバーデール動物園(Riverdale)に代わる新しい動物園の構想は、1963年にヒュー・クローザーズ(Hugh Crothers)が提案したものです。1966年にはメトロ・トロント動物学協会(Metro Toronto Zoological Society)が発足してクローザーズが会長となり、1968年には建築家のレイモンド・モリヤマ(Raymond Moriyama)が実現可能性調査をまとめました。スカボロー近くのルージュ・バレー(Rouge Valley)の敷地の造成は1970年に始まり、メトロポリタン・トロント動物園(Metropolitan Toronto Zoo)は1974年8月15日に開園しました。面積は287 haです。
建物は、ロン・トム・アーキテクツ(Ron Thom Architects)、クリフォード・ローリー・ボルトン・リッチー(Clifford Lawrie Bolton Ritchie)、クラング&ボーク(Crang and Boake)、ヨレス・エンジニアーズ(Yolles Engineers)の共同体によって設計されました。2つの大きな鉄骨とガラスのパビリオン、アフリカン・レインフォレストとインド=マレーシアを描いたのは、ロン・トム(Ron Thom)です。絵を描くことで知られたシルバーバックのゴリラ、チャールズは、1974年から2024年に亡くなるまで、アフリカのパビリオンで暮らしました。
2001年にはパビリオンの大部分が改装され、ニシローランドゴリラのための世界最大の屋内生息環境がつくられ、南側は2011年に全面的に改修されました。当初のシーダーの屋根材は、ずっと以前に銅に取り替えられましたが、2018年に業界誌は、両パビリオンが今もほぼ設計と建設のままの姿で立っていると指摘しています。
建築と構造
このパビリオンは、建設業界誌が鋼で補強されたと説明する建物群に属しています。屋根はコンクリートの柱の上に組まれた構造用鋼材に載っており、この骨組みが屋根の大量のガラスを支えて、動物たちに自然光を届けます。二次的な鋼のグリッドがガラスそのものを支えています。
屋根の線は、30度、60度、90度の角度を組み合わせ、双曲放物面のように起伏する斜面や曲面を思わせるもので、ロン・トムのパビリオンに特徴的な角錐と三角形の面を生み出しています。屋根の覆いは、当初はシーダーでしたが、現在は銅です。『デイリー・コマーシャル・ニュース』(Daily Commercial News)によれば、2つの大きな熱帯のパビリオンを合わせると約100,000平方フィート(およそ9,300 m²)になります。アフリカのパビリオンだけの数字は示されていません。
植物コレクション
パビリオンの中心は「ゴリラ・レインフォレスト」で、2001年に、ニシローランドゴリラのための世界最大の屋内生息環境としてつくられました。ほかの住人には、ミーアキャット、アカカワイノシシ、コビトワニ、タテガミヤマアラシ、コビトカバがいて、2011年に改築された南側では、ワオキツネザルとアルダブラゾウガメが見られます。
植栽は、カナダ最大級の熱帯植物コレクションのひとつを活用しています。動物園の学芸担当園芸員は、世界中の個人収集家や育苗業者から植物と種子を入手し、各パビリオンの地理に合わせています。たとえば、アフリカン・レインフォレスト・パビリオンの種子はアフリカから調達されます。なかには、生息地に加わる準備が整うまで、動物園の温室で何年も過ごす植物もあります。
見学案内
パビリオンは、市の北東にあるルージュ・バレーの、トロント動物園のアフリカ区にあります。屋内の建物なので、オンタリオの冬を含め、どの季節にも訪れることができます。歩いて見て回り、ゴリラを眺めるには、1時間ほどみておいてください。ロン・トムのもうひとつの大きなガラス張りの建物であるインド=マレーシア・パビリオンや、アメリカ区とオーストラリア・太平洋区のパビリオンと組み合わせるのが自然です。動物園の温室では、毎年ラン展も開かれます。
43.82° N, 79.18° W
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