ヴィルヘルマのアマゾン館
シュトゥットガルト

2026年9月時点で出典を確認済み
- 年代
- 1999
- 建築家
- アウアー・ヴェーバー
- 様式
- 歴史あるヴィルヘルマ動植物園にある、現代的な単一スパンのガラス温室
- 規模
- 長さ66 m、幅18 m、高さ14 m
- 状況
- 一般公開中
1999年に動植物園ヴィルヘルマに開館したこのガラス温室は、シュトゥットガルトの設計事務所アウアー・ヴェーバーが、長さ66メートルの単一スパンのホールとして設計しました。来園者は樹皮を敷いた小道をたどり、アマゾンの熱帯雨林を表す350種を超える植物のなかを歩きます。温度は24~28 °C、湿度は80%に保たれています。2009年の改修で、元のガラスは、植物が必要とする紫外線をより多く通す特殊なガラスに替えられました。
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歴史
ヴィルヘルマは、ヴュルテンベルク王ヴィルヘルム1世(Wilhelm I)の計画から始まりました。王は1840年代から、建築家カール・ルートヴィヒ・フォン・ツァント(Karl Ludwig von Zanth)に命じて、バート・カンシュタットにムーア様式のパビリオン群と庭園を造らせ、この地は1846年9月30日に落成しました。王室の庭園が動物園と植物園になったのは1950年代初めのことで、1933年から園長を務めていたアルベルト・シェッヒレ(Albert Schöchle)が推し進めました。
アマゾン館は、20世紀末に建てられた大型施設の世代に属します。設計はシュトゥットガルトの設計事務所アウアー・ヴェーバー(Auer Weber)で、ホールは1999年に完成し、2000年に正式に開館しました。正式名称のアルベルト・シェッヒレ・アマゾン館(Albert-Schöchle-Amazonienhaus)は、この元園長にちなんでいます。建設費は1,800万ドイツマルクで、そのうち790万ドイツマルクはヴィルヘルマの友と後援者の会が拠出したもので、同会がこれまでひとつの事業に寄せた最大の拠出でした。
開館から約10年後、当初のガラスでは不十分なことがわかりました。植物に必要な日光が十分に通らなくなっていたのです。そこで2009年に、ファサードと屋根のガラスがすべて、可視光線と紫外線をより多く通す断熱ガラスに取り替えられました。その後も、2024年に迎えたピグミーマーモセットなど、新しい動物が加わって、この館は進化を続けています。


建築と構造
アウアー・ヴェーバーは、建物をはっきり分かれた二つの部分で設計しました。公園に面しては、アーチ形の大きなガラスのシェルが、長さ約66 m、幅18 m、高さ14 mの単一スパンのホールをなしています。ヴィルヘルマに沿った交通量の多いプラークシュトラーセ側には、堅固な組積造の背骨状の棟があり、機械室や飼育員のエリアを収めて、ガラス温室を交通の騒音から守りつつ、設備を人目から隠しています。
鋼とガラスの構造は、ゲルストホーフェンのロシュマン社(Roschmann)が施工しました。2009年に取り付けられたガラスは、低鉄分のガラスにLow-Eコーティングを施し、アルゴンガスを充填した厚さ16 mmの中間層と、厚さ10 mmの外側ガラスを組み合わせたもので、可視光線の約81%、紫外線の約37%を通します。
館内の温度は一年を通じて24~28 °Cに保たれ、湿度は80%近くあります。約30,000 m³の空気を空調システムが処理し、入口付近や滝の近くの高圧ミスト、曇りの日のための補助ランプ48基、毎時100 m³を超える水を処理するろ過設備がこれを支えています。
植物コレクション
植栽は、ブラジルの保護された国有林であるタパジョス国有林(Floresta Nacional do Tapajós)をモデルにしています。コレクションの規模については資料によって異なり、この建物についての記述では約350種、約2,000株、動物園の現在の説明では約130種とされています。ゴム、カカオ、キャッサバ、パパイヤ、バナナといったアマゾンの有用植物が、ホウガンボク、アサイーヤシ、アリの木と並んで育ち、着生植物が空間全体を覆っています。
動物の多くは、網もガラスもなしに動き回ります。自由に飛ぶ鳥(コンゴウインコやフウキンチョウなど20種を超える)、ライオンタマリン、シロガオサキ、クロホエザル、フタユビナマケモノ、ピグミーマーモセットです。容量100,000リットルのプールにはピラルクーなどの魚がおり、館内にはカイマン、グリーンイグアナ、アマガエル類、カメ、コウモリも暮らしています。


見学案内
アマゾン館は、歴史ある公園の端、プラークシュトラーセ側にあります。順路は解説パネルが並ぶエントランスホールから始まり、1,100 m²を超えるジャングルの小道が、小川と、滝のある二つの池のそばを通って続きます。階段を下りると、水中世界をのぞく窓があります。小型の霊長類は、少し辛抱して待てば姿を見せてくれるので、館内では30分ほど過ごす価値があります。出口の外には、アマゾンをテーマにした1,000 m²の遊び場があって家族連れを引きつけており、ヴィルヘルマ内のほかの歴史的な温室やムーア様式の庭園と合わせて訪れるのに向いています。
48.81° N, 9.20° E
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出典 (6)
- wilhelma.de/entdecken/park/themenwelt-detailansicht/amazonien
- wilhelma.de/en/about-us/about-us/history
- de.wikipedia.org/wiki/Amazonienhaus_der_Wilhelma
- baunetzwissen.de/glas/objekte/sonderbauten/amazonienhaus-der-wilhelma-in-stuttgart-939243
- auer-weber.de/projekte/details/amazonienhaus-in-der-wilhelma-stuttgart.html
- wochenblatt-news.de/ueberregional/winzige-affen-im-ueppigen-urwald-der-wilhelma/
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