アーリントン・コートのコンサバトリー
アーリントン、バーンスタプル近郊、デヴォン州、イングランド

2026年10月時点で出典を確認済み
- 年代
- 2012年(再建)
- 建築家
- デイヴィッド・ソールズベリー・コンサヴァトリーズ(2012年の再建)
- 様式
- 多角形の中央の張り出し部と、頂部のサギの飾りをもつ、ヴィクトリア朝様式のハードウッドとガラスのコンサバトリー
- 状況
- ナショナル・トラストの庭園とともに一般公開中
エクスムーアの縁にあるナショナル・トラストの領地、アーリントン・コートのヴィクトリア朝の庭の奥で、コンサバトリーは、1842年より前に壁に寄せて建てられた細長い温室の跡地に建っています。長さ約60 mのこの建物群のうち再建されたのは中央部だけです。両翼は1960年代末に、1925年のコンサバトリーは1978年に、1982年のものは2012年に取り壊されました。デイヴィッド・ソールズベリー・コンサヴァトリーズによる現在の建物は、ハードウッドとガラスでできており、1925年のものに近く、棟にはウナギをくわえたサギ、チチェスター家の紋章を戴いています。ナショナル・トラストによれば、外来の植物が植えられています。
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歴史
アーリントン・コートのコンサバトリーは、その系列の最新のものです。現在の邸宅は1820~1823年のもので、花園の奥の壁に寄せた細長い温室は、1842年より前からありました。その年の十分の一税地図に「ホット・ハウス(Hot Houses)」の名で載っているからです。デヴォン州歴史環境記録にまとめられた2013年の建物調査によれば、それは長さ約60 mの木造の片流れ温室で、低い壁の上に建ち、5つの区画に分かれていました。奥の壁は煙道が通る温壁で、中央の区画は当初からショーハウスだったと考えられ、最初はオレンジとレモン、のちにはツバキのためだったかもしれません。両側の区画はブドウ温室でした。
1925年頃、中央の区画は、張り出した中央部をもつコンサバトリーとして建て直されました。両翼は1960年代末に取り壊され、その低い壁は植栽を囲むために残されました。1978年に危険と判断された1925年のコンサバトリーは、建築家フィリップ・ジェブ(Philip Jebb)の設計による新しいものに取って代わられ、1982年に建設されて1983年に正式に開館しました。低い煉瓦の壁の上に木造の骨組みを載せ、棟にサギを置いたものでした。この版は、塗り直しが十分に行われなかったことなどもあって急速に傷み、2012年に取り壊されました。
その後、デイヴィッド・ソールズベリー・コンサヴァトリーズ(David Salisbury Conservatories)が現在のコンサバトリーを建てました。1982年のものより1925年のものに近く、ただし1982年のものの、より長いガラス板は引き継いでいます。これは第1期で、設計は両側に翼部を加えられるようになっており、19世紀の元の温室を写した、約3倍の幅の温室を取り戻せます。参照した資料には、それらの翼部が建てられたかどうかは書かれていません。工事のあいだも庭は開いていました。


建築と構造
現在のコンサバトリーはハードウッドでできていますが、1980年代のものはソフトウッドでした。構造を受ける大きな垂木1本ごとに、小さな中間の垂木が2本添えられており、施工者によれば、これにより元の様式に忠実な、軽やかな印象になっています。棟のサギは、解体の前に外され、修復されて、新しい屋根に戻されました。1998年に前の版を記述したヒストリック・イングランドの登録簿は、そこに棟の鋳鉄のサギと、庭の中軸線上の半八角形の張り出し部があると記しています。ウィキメディア・コモンズに公開された2018年の写真(CC BY-SA 2.0)は、現在の建物にも同じ構成を示しており、白く塗られた骨組み、ガラスの寄棟屋根、サギを戴く多角形の中央の張り出し部が見えます。中央部では、吊り下げ式の暖房装置により、より異国的な植物の越冬ができます。
設計は、両側に片流れの翼部を加えられるようになっており、翼部は中央部より約40 cm低くなります。かつての翼部の低い煉瓦の壁は、いまは植栽が施され、いちばん上のテラスに残っています。1982年の版については資料の見方が分かれます。1998年の登録簿は19世紀半ばの平面に合わせて再建されたとしていますが、2009年の研究は、19世紀初めの温室の平面も形も再現していないと指摘しています。
植物コレクション
ナショナル・トラストによれば、コンサバトリーでは世界各地の外来の植物が見られます。前の版を記述した1998年の登録簿は、寒さに弱いつる植物と低木に触れ、施工者のページには、より異国的な植物を越冬させるための吊り下げ式の暖房装置を備え、葉でいっぱいの内部が写っています。参照した資料のどれも、種名を挙げていません。
かつて、細長い温室の中央部は見せ場の役を担い、最初はオレンジとレモン、のちにはツバキのためだったかもしれません。両側の区画のブドウは屋外に植えられ、ガラスの下に誘引されていました。前に広がるヴィクトリア朝の庭では、アザレアが4月下旬から、フジが5月と6月に咲きます。隣の壁に囲まれた菜園にも煉瓦と木のガラス温室があり、1998年の登録簿はこれを再建されたものとしています。施工者のページは、この庭に、同社が元の設計どおりに造った温室があると述べています。菜園は、ティールームに果物と野菜を、邸宅に花を供給しています。
見学案内
コンサバトリーはヴィクトリア朝の庭にあり、登録簿によれば邸宅の北東約130 m、段々に下る4つのテラスの最上段にあって、テラスは、壺と鋳鉄のサギが点々と置かれた階段でつながっています。同じ登録簿によれば、奥の壁の扉は壁に囲まれた菜園に通じています。4月下旬のアザレア、続く5月と6月のフジで、春の目的地になります。
1823年に建てられた邸宅、40台を超える車両を展示する馬車博物館、2,600エーカーの領地と組み合わせて訪れられます。領地の25マイルを超える小道には、古い湖畔の散歩道も含まれます。
51.15° N, 3.98° W
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出典 (8)
- historicengland.org.uk/listing/heritage-gateway/results/record/c39bc47e-3b72-4a06-9863-681
- historicengland.org.uk/listing/the-list/list-entry/1000687
- davidsalisbury.com/case-studies/commercial/national-trust-conservatory-devon/
- nationaltrust.org.uk/visit/devon/arlington-court-and-the-national-trust-carriage-museum/th
- nationaltrust.org.uk/visit/devon/arlington-court-and-the-national-trust-carriage-museum
- nationaltrust.org.uk/visit/devon/arlington-court-and-the-national-trust-carriage-museum/hi
- v2-api.nationaltrust.org.uk/places/12?lang=en
- commons.wikimedia.org/wiki/Category:Arlington_Court_Gardens
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