世界の庭園(Gärten der Welt)のバリ庭園の熱帯ホール
ベルリン、ベルリン=マルツァーン

2026年10月時点で出典を確認済み
- 年代
- 2017年(バリ庭園は2003年から)
- 建築家
- ハース・アルヒテクテン(ホール)、イ・プトゥ・エディ・スマラ(バリの建築要素)
- 様式
- 温室と冷室をもつ、現代的な鉄とガラスのホール
- 規模
- 50 × 40 m、約1,800 m²(バウネッツ)。園によれば熱帯ホール1,200 m²に500 m²の屋敷
- 状況
- 一般公開中(有料の「世界の庭園」内)
ベルリンとジャカルタの姉妹都市提携から生まれた「世界の庭園」のバリ庭園は、2003年12月18日に、1990年代の軽量なホールの中に開園し、インドネシアの建築家イ・プトゥ・エディ・スマラの設計による家族の屋敷と寺院がありました。2017年の国際園芸博覧会(IGA)のために、ハース・アルヒテクテンがグリューン・ベルリン社のために設計した50 × 40 mの鉄とガラスのホールが、旧温室の上に建てられ、その後、植物を動かさずに旧温室が解体されました。14~15 mの天井高の下で、棚田、タコノキ、木生シダ、ハイビスカス、ラン、プルメリアがバリの中庭を囲み、隣接する冷室は冬にはオランジェリーとして使われます。
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歴史
公園そのものは、ベルリン市制750周年を記念して市の東部で開かれた園芸博覧会「ベルリン園芸博覧会(Berliner Gartenschau)」として、1987年5月9日に開園しました。1991年にマルツァーン・レクリエーション公園(Erholungspark Marzahn)と改称され、1990年代末からは、ベルリン州が出資する会社グリューン・ベルリン(Grün Berlin)が運営する「世界の庭園(Gärten der Welt)」計画のもとで整備されました。これは、世界各地の庭園文化をテーマにした庭園を連ねる計画です。
バリ庭園は、バリ島の庭園哲学にちなんで「三つの調和の庭」と呼ばれ、ベルリンとジャカルタの姉妹都市提携から生まれました。2003年12月18日に開園し、1990年代に建てられた軽量なホールの中、500 m²を占めていました。このホールはもともと温室で、手狭になり、ガラスは黄ばみ、建築設備も老朽化しており、28 °Cに暖房されていました。建築要素はインドネシアの建築家イ・プトゥ・エディ・スマラ(I Putu Edy Semara)の設計で、大部分がバリ島でプレハブ部材として作られ、バリの職人たちがベルリンで組み立てました。2012年には、バリから招かれた司祭たちによって、さらに2つの祠が聖別されました。
2017年4月13日から10月15日まで開かれた国際園芸博覧会(Internationale Gartenausstellung、IGA)2017に向けて、グリューン・ベルリンはハース・アルヒテクテン(Haas Architekten)に、先代の4倍近い広さの新しいホールを発注しました。ホールは旧温室の上に建てられ、その後、旧温室が段階的に解体されたため、コレクションを費用のかかる仮設の保管場所へ移す必要がなくなりました。博覧会のために43 haに拡張された公園は、この年160万人の来園者を迎えました。


建築と構造
バウネッツ・ヴィッセン(Baunetz Wissen)が紹介するホールは、長さ50 m、幅40 mで、面積は約1,800 m²、平均の高さは15 mです。公園自身は、高さ14 mの熱帯ホール1,200 m²に、家族の屋敷500 m²を加えた計2,000 m²としています。鉄とガラスの構造は、20 mおきに一列に並ぶ中央の柱だけで支えられています。内部は、庭園を収める暖室と、東側の冷室に分かれます。冷室には、風除室を備えた正面入口、案内スペース、多目的室、サービス用の部屋があり、そこにある鉄筋コンクリートのコアに、トイレ、倉庫、2階の機械室が入っています。
垂直の壁は白色の断熱ガラスで、屋根は同じガラスと、透明度の高い中間膜を用いた合わせ安全ガラスを組み合わせ、光の透過率は84%、植物に必要な紫外線も通します。暖房は鋼材の部材そのものを通して行われ、ガス式のコンデンシングボイラーで温められた40 °Cの水が流れるため、ガラスの内側に結露が生じません。鋼材は腐食を防ぐために粉体塗装されています。換気は電動のフラップによる自然換気で、送風機は使いません。複数の高さに置かれたセンサーが温室用コンピューターにつながり、換気、照明、温度、湿度を調節します。同じ資料によれば、暖房の需要は旧温室に比べて92%減りました。構造設計はヒルバース事務所(Hilbers)、建築設備は CSZ Ingenieurconsult、ランドスケープは Breimann & Bruun が手がけ、温室の施工は GTW Gewächshaustechnik Werder、ガラスは Schollglas の製品です。


植物コレクション
暖室の中央には、粘土煉瓦の壁で囲まれた南バリの家族の屋敷があります。入口は「アンクルアンクル(angkul-angkul)」の門で、基壇、扉、冠を戴いた屋根という象徴的な三つ組でできています。「バレ・ダンギン(bale dangin)」の東屋は、供物の準備、就寝、機織り、遊びに使われ、その前の舗装された場所は村の広場を表します。英語版ウィキペディアが、インドネシア国外に建てられたバリ建築のヒンドゥー寺院としては数少ないものと紹介するプラ(pura)の寺院は、ベルリンのバリ人コミュニティが使っており、祠には花、果物、香が供えられます。
その周りでは、ヤシが縁に並ぶ棚田が、熱帯雨林のような密な植栽を見下ろしています。葉を楽しむ植物はタコノキ類、コルディリネ、クロトン、花を楽しむ植物はオオタニワタリ類、木生シダ、ほかのさまざまなシダ、ハイビスカス、クチナシ類、各種のランで、さらに白い花のプルメリアがあり、園によればその香りはバリ島全体に漂うと言われています。新しいホールの高さのおかげで、島に特有の樹木がようやく本来の大きさに育つようになりました。隣接する冷室は、夏には展覧会の会場となり、冬にはオランジェリーとして使われます。

見学案内
ホールは公園の北部にあり、アイゼナッハー通りの北入口から数十メートル、ブルームベルガー・ダムの正面入口とは反対の端に位置します。「世界の庭園」のなかで全体がガラスの下に収まっている唯一の庭園なので、寒い日や雨の日に立ち寄るのに向いています。通路が狭いため手押し車は入れず、外に置いておく必要があります。バリの中庭とジャングルの小道には30分ほどを見込み、ランやプルメリアが花盛りのときはもっと長くかかります。見学は、公園のほかのテーマ庭園、IGA 2017のために作られたガーデン・キャビネット、2017年4月に開通した全長1.5 kmのロープウェイへと続きます。ロープウェイはこの場所をキーンベルクとヴーレタールに結んでいます。
52.54° N, 13.58° E
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出典 (7)
- gaertenderwelt.de/welt-entdecken/themengaerten/balinesischer-garten/
- baunetzwissen.de/gebaeudetechnik/objekte/sonderbauten/tropenhalle-balinesischer-garten-in-
- de.wikipedia.org/wiki/G%C3%A4rten_der_Welt
- en.wikipedia.org/wiki/G%C3%A4rten_der_Welt
- wikidata.org/wiki/Q140129802
- gruen-berlin.de/projekte/parks/gaerten-der-welt
- openstreetmap.org/way/25928414
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