ブランケンフェルデ=パンコウ市民植物園の展示温室(パームタワーとサボテンタワー)
ベルリン(パンコウ区ブランケンフェルデ)

2026年9月時点で出典を確認済み
- 年代
- 1928~1929年
- 建築家
- アルベルト・ブローダーゼン(設計)、施工:アレクサンダー・ヴァイス
- 様式
- 低いガラス張りの棟でつながれた、塔のような二つの温室
- 規模
- 高い温室は高さ約12 m
- 状況
- 2024年から人員不足のため付き添いなしの見学は不可。再開日は未定
ベルリンの庭園部長アルベルト・ブローダーゼンが1909年から市の中央学校園として整備したブランケンフェルデの市民植物園には、1928~1929年に、パームタワーとサボテンタワーという塔のように高い二つの温室が、低いガラス張りの棟でつながれて建てられました。1994年から記念物に指定され、2009年から175万ユーロをかけて修復されたこの温室には、熱帯の有用植物と、名高い「夜の女王」(Königin der Nacht)のサボテンがあります。人員不足のため、2024年から付き添いのない来園者には閉鎖されています。
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歴史
この温室群の物語は、ブランケンフェルデから遠く離れたフンボルトハインで始まります。そこでは1874年に、グスタフ・マイヤー(Gustav Meyer)がプロイセンの学校園をつくっていました。1909年ごろ、AEGの工場の拡張のために移転を余儀なくされ、ベルリンの庭園部長アルベルト・ブローダーゼン(Albert Brodersen、1857~1930年)が、市の北にあるブランケンフェルデの、かつての下水処理用の農地に再建しました。1910年ごろ、建設会社オットー・バイロート(Otto Beyroth)が、公園管理局の作成した計画に基づいて、低い温室をそこに建て、ブランデンブルクの植物群落をテーマにした景観庭園が1911年に着工されました。
2棟の大きな温室は、この敷地が「植物中央学校園(Botanischer Hauptschulgarten)」として完成したときの1928~1929年に、ブローダーゼンの設計でアレクサンダー・ヴァイス(Alexander Weiß)の施工により建てられました。戦争で被害を受けましたが、1950年までにガラスが張り直されています。園は1952年に、少年博物学者の中央ステーションとともに教育の場へと戻り、高い温室は1985~1986年に改修されました。
1994年に記念物に指定された公園は、1995年1月1日にパンコウ区に移って一般に公開され、1998年にバルニム自然公園に加わりました。2009年の100周年を機に、2棟の塔と中央の棟の修復が、ロト財団の支援を受けて175万ユーロの費用で始まりました。Haas Architekten は完成を2013年としています。2011年から2021年末までグリューン・ベルリン(Grün Berlin)が運営したのち、温室は区に戻りました。2024年9月、ベルリンの報道は、人員不足のために来園者に閉鎖されており、再開の日は未定だと伝えました。


建築と構造
全体は、通称 Palmenturm(パームタワー)と Kakteenturm(サボテンタワー)という塔のような2棟の建物と、それをつなぐ、やはり全面ガラス張りの低い棟からなります。地元のガイドは、その高さを約12 mとしています。敷地には、1910年ごろの低い温室(Flachgewächshäuser)も残っています。1970年以降に手が加えられていますが、これも保護の対象です。
ベルリンの建築事務所 Haas Architekten が率いた修復には、建築設備のエンジニアリング事務所 Dittrich、建築物理のCRP、構造の Hilbers 教授が加わり、遺産の保護とエネルギー効率の両立をめざしました。断熱ガラス、断熱された枠材、壁と屋根の自動換気、灌漑用の雨水の集水がそれです。建築家によれば、その結果、エネルギー消費は60%減りました。
2020年と2021年には、グリューン・ベルリンがガラス板を点検して交換し、遮光装置、換気用モーター、蝶番を整備したうえで、新しいセンサーと新しい空調コンピューターを備えて、空調全体を一新しました。2棟の塔は運転の方式が異なり、熱帯の側は22 °C超の一定の温度、サボテンの側は8~10 °Cに保たれます。
植物コレクション
ここでもっともよく知られた植物は、サボテンタワーにある「夜の女王」(Königin der Nacht)と呼ばれるスネークカクタスです。その大きな花は、6月下旬か7月初めの夜に、年に一度、約12時間だけ開き、この催しには毎年大勢の人が集まりました。
2017~2018年には、教育プログラムを支えるため、熱帯温室の植栽が熱帯の有用植物を中心に全面的に再設計され、カカオ、コーヒー、バナナ、アブラヤシ、ザクロ、パパイヤ、パッションフルーツが並んで育っています。これは、ベルリンの学童が熱帯植物を学べるようにした、温室本来の目的を受け継ぐものです。パンコウ区の環境局が行うガイドツアーは、この施設の熱帯・亜熱帯の植物に焦点を当てており、公園全体では約6,000の植物、多年草などの種を擁し、珍しいものもあります。
見学案内
温室は、ベルリン北部のブランケンフェルデにある、34 haの公園、市民植物園(Botanischer Volkspark)の中の Blankenfelder Chaussee 5 にあります。熱帯温室の隣にある西入口が、ガイドツアーの集合場所です。2024年から区は、見学はガイド付きでしかできず、付き添いのない見学の再開日は未定だとしているため、出かける前に確認するのが賢明です。
公園自体にも足を運ぶ価値があり、ブランデンブルクの植物群落をテーマにした景観があり、バルニム自然公園の一角を占めています。「夜の女王」が咲く6月下旬は、昔から1年のハイライトでした。
52.60° N, 13.40° E
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出典 (7)
- berlin.de/ba-pankow/politik-und-verwaltung/aemter/strassen-und-gruenflaechenamt/gruenflaec
- de.wikipedia.org/wiki/Botanischer_Volkspark_Blankenfelde-Pankow
- gruen-berlin.de/pressemitteilung/hintergrund-botanischer-volkspark-blankenfelde-pankow
- haas-architekten.de/projekte/glashaeuser/schaugewaechshaeuser-im-volkspark-pankow
- berliner-kurier.de/berlin/botanischer-volkspark-in-pankow-immer-oeder-li.2251699
- panke.guide/botanischervolkspark.html
- pankow-weissensee-prenzlauerberg.berlin/de/botanische-fuehrungen-durch-die-schaugewaechsha
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