🇳🇿ニュージーランド·改修のため閉鎖中

カニンガム・ハウス

クライストチャーチ、クライストチャーチ植物園

カニンガム・ハウス, クライストチャーチ、クライストチャーチ植物園
写真 : Pseudopanax — Public domain

2026年10月時点で出典を確認済み

「開館時に「オーストラリアとニュージーランドで最も優れたこの種の建物」と評されました。」
年代
1923~1924年
建築家
コリンズ・アンド・ハーマン
様式
新古典主義、鉄筋コンクリート・鋼・アルミニウム・ガラスの構造
規模
段状のガラス張りドーム屋根、上階全体を巡るメザニンの回廊
状況
遺産修復のため閉鎖中(18か月から2年)。2026年4月26日に原因不明の火災で建物が被害を受けた

カニンガム・ハウスの礎石は1923年4月26日に据えられ、建物は1924年8月9日に開館しました。設計はニュージーランドの建築事務所コリンズ・アンド・ハーマンです。グラスゴーのリード・ウィンターガーデンズ(Reid's Winter Gardens)に着想を得たこの建物は、左右対称の新古典主義の平面を持ち、五つのアーチ型の鉄骨トラスに支えられた、段状で多数の窓ガラスを持つガラス張りのドーム屋根を頂いています。内部空間の周囲にはメザニンの回廊が巡り、熱帯の花壇を一望できます。1981年からカテゴリー2の歴史的場所に指定されているこの温室は、現在、遺産の修復のために閉鎖されています。

見学の計画

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詳細解説 読了目安:約1分

歴史

カニンガム・ハウスは、ある遺贈によって生まれました。クライストチャーチの法律事務員で、世界各地を旅し、市の植物園を深く愛していたチャールズ・アダム・クレヴァリー・カニンガム(Charles Adam Cleverly Cuningham)は、1915年に亡くなる際、温室の建設のためにと特に指定して資金を遺しました。設計はクライストチャーチで当時随一の建築事務所だったコリンズ・アンド・ハーマン(Collins and Harman)に託されました。

建物は当初ウィンターガーデンズと呼ばれ、1923年に建てられ、1924年8月9日に開館しました。最初の植栽は園長のジェームズ・ヤング(James Young)が選び、オーストラリアから植物を取り寄せました。1928年にはすでに熱帯・亜熱帯植物の充実したコレクションを擁していました。1924年には、苗木商のロバート・ネアン(Robert Nairn)がバナナの株を寄贈し、その系統は以来途切れることなく受け継がれています。

ヘリテージ・ニュージーランド・ポウヘレ・タオンガ(Heritage New Zealand Pouhere Taonga)に登録されているこの温室は、2020年にショクダイオオコンニャクが開花した際に大変な人出を迎え、長い行列ができて開館時間も延長されました。その後は遺産修復のため閉鎖されており、工事は18か月から2年かかる見込みです。耐震補強、ガラスの葺き替え、空調の自動制御化、より持続可能な冷暖房、歴史的な部材の改修、バリアフリー対応の改善が含まれます。

カニンガム・ハウス, クライストチャーチ、クライストチャーチ植物園 — Cuningham House, Christchurch Botanic Gardens, New Zealand
Cuningham House, Christchurch Botanic Gardens, New Zealand · Michal Klajban — CC BY-SA 4.0
カニンガム・ハウス, クライストチャーチ、クライストチャーチ植物園 — Cuningham House, the conservancy building in the Christchurch Botanic Gardens.…
Cuningham House, the conservancy building in the Christchurch Botanic Gardens. Christchurch, New Zealand.… · MT Hallock Morris — CC BY-SA 2.0

建築と構造

コリンズ・アンド・ハーマンは、この温室を単なるガラスの覆いではなく、古典建築の風格を備えた建物に仕立てました。左右対称のファサードにはトスカナ式の円柱が配され、バルコニーの手すり子はイタリア風の趣を帯びていて、建物に記念碑的な存在感を与えています。

内部では、ゆったりとした階段が中央の空間を取り巻く大きな周回廊へと続いています。熱帯植物のコレクションの多くは、この上階に展示されています。現在進められている修復は、こうした歴史的な構成を保ちながら、建物を耐震基準に適合させ、設備を近代化することを目指しています。

カニンガム・ハウス, クライストチャーチ、クライストチャーチ植物園 — Inside Cuningham House.
Inside Cuningham House. · Steve & Jem Copley — CC BY-SA 2.0
カニンガム・ハウス, クライストチャーチ、クライストチャーチ植物園 — Cuningham House in Christchurch Botanic Gardens
Cuningham House in Christchurch Botanic Gardens · Krzysztof Ziarnek, Kenraiz — CC BY-SA 4.0

植物コレクション

カニンガム・ハウスは、クライストチャーチ植物園の熱帯温室です。上階の回廊には、ディフェンバキア、ペペロミア、ホヤ、アンスリウム、ドラセナなど、熱帯植物の充実したコレクションがバナナとともに展示されています。

ジェームズ・ヤングが選んだ当初の植栽はオーストラリアから来たもので、1928年にはすでに、ラン、パパイヤ、サゴパーム、そして新しいバナナの栽培品種が揃っていました。バナナは、1924年にロバート・ネアンが贈った株から途切れることなく受け継がれています。2020年には、ショクダイオオコンニャク(Amorphophallus titanum)の開花が大勢の人を集めました。閉鎖期間中は、熱帯植物の一部が隣のタウンエンド・ハウスで公開されています。

カニンガム・ハウス, クライストチャーチ、クライストチャーチ植物園 — Cuningham House, Christchurch Botanic Gardens, Canterbury, New Zealand
Cuningham House, Christchurch Botanic Gardens, Canterbury, New Zealand · Michal Klajban — CC BY-SA 4.0
カニンガム・ハウス, クライストチャーチ、クライストチャーチ植物園 — Cuningham House in the Christchurch Botanic Gardens.
Cuningham House in the Christchurch Botanic Gardens. · Allison Pasciuto — CC BY-SA 2.0

見学案内

カニンガム・ハウスは、クライストチャーチ植物園の中心部にあり、展示温室群の一角を占めています。2026年現在は修復のため閉鎖されており、熱帯植物は一時的にタウンエンド・ハウスで展示されています。園内のほかの温室は同じ周遊路で見学できます。サボテンと多肉植物が、ニュージーランドで公有のものとして最大のコレクションとされるギャリック・ハウス、ラン、ブロメリア、食虫植物のギルピン・ハウス、在来種のシダを集めたシダ温室、高山植物のフォウェラカー・ハウスです。 地元紙が伝えた警察の発表によると、修復中の2026年4月26日、原因不明の火災で建物が被害を受けました。市のウェブサイトは引き続き18か月から2年の閉鎖を告知しており、再開の日付は示されていません。

インタラクティブな地球儀で見る

43.53° S, 172.62° E

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出典 (7)

  1. ccc.govt.nz/parks-and-gardens/christchurch-botanic-gardens/attractions/conservatories
  2. ccc.govt.nz/parks-and-gardens/christchurch-botanic-gardens/
  3. en.wikipedia.org/wiki/Christchurch_Botanic_Gardens
  4. chrislynchmedia.com/news-items/police-investigate-fire-at-botanic-gardens/
  5. chrislynchmedia.com/news-items/three-christchurch-botanic-gardens-glasshouses-close-for-re
  6. api.openstreetmap.org/api/0.6/way/320348555/full
  7. wikidata.org/wiki/Special:EntityData/Q77504907.json
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