オアマル公共庭園の展示温室(グリーンハウス)
オタゴ地方オアマル

2026年10月時点で出典を確認済み
- 年代
- 1928~1929年
- 建築家
- アイヴァン・スティーンソン(施工:メイナード・アンド・アームストロング)
- 様式
- 煉瓦の基部に木骨を載せた、実用本位のガラス温室
- 規模
- 約170 m²
- 状況
- 一般公開中。カテゴリー2の歴史的場所(1994年)
1876年に創設されたオアマル公共庭園の中心にある、煉瓦の基部に木骨を載せたこのガラス温室は、地元の建築家アイヴァン・スティーンソンが無償で設計し、1928年の園遊会の収益でメイナード・アンド・アームストロングが建てました。オアマルの冷涼な気候では戸外に出せないベゴニアを見せるため1929年2月に開館し、約170 m²の広さで、当時は国内最大の展示温室とされていました。1994年にカテゴリー2の歴史的場所に登録され、強化ガラスで葺き直されて2008年11月に再開した温室は、今もバラ園の中心で季節ごとの展示を行っています。
アフィリエイトリンクです。Verrière 経由で予約すると、追加料金なしで、当サイトの調査費用の一部になります。
歴史
オアマル公共庭園は、1858年の町の測量で確保された34エーカーの保護区に1876年に開園し、ニュージーランドで最も古い公共庭園のひとつです。町の冷涼な気候では、ベゴニアのような霜に弱い植物は、覆いなしには展示できませんでした。1928年3月、大規模な園遊会が、ヘリテージ・ニュージーランドによれば3,000ポンド近く(『オタゴ・デイリー・タイムズ』紙では約2,800で、通貨の記載はありません)を集め、水遊び用の池、遊び場、アザレア園の費用もこれでまかなえました。オアマルの建築家アイヴァン・スティーンソン(Ivan Steenson)が無償で図面を引いて工事を監督し、請負業者のメイナード・アンド・アームストロング(Maynard and Armstrong)が温室を建てました。費用は植木鉢と暖房設備を含めて1,101ポンドでした。1928年に着工し、1929年2月に開館しました。そのとき、ハーブ・ファミルトン(Herb Familton)が庭園の書記に代わって市長に鍵を渡しています。キュレーターのジョン・テイト(John Tait)は、これをドミニオン(自治領)で最大かつ最新の真のグリーンハウスと呼び、熱帯植物のための高温室(ホットハウス)とは違うと述べて、一年を通じて入れ替わる見本植物の展示を計画しました。1939年の来訪者は、シクラメン、シネラリア、プリムラをたたえています。東側の増築部分は、年代が記録されていません。
1994年2月24日にカテゴリー2の歴史的場所に登録されたこの建物は、ワイタキ地区議会によって、120,000~130,000NZドルをかけて修復されました。約1,400枚のガラスが外され、木骨が点検・補修され、建物は塗り直されて、強化ガラスで葺き直されました。ハーブの大甥にあたるアレックス・ファミルトン(Alex Familton)市長が、2008年11月15日に再開しました。2024年1月には、庭園の「国家的に重要な庭園」としての五つ星の格付けを2027年まで更新したニュージーランド・ガーデンズ・トラストの審査員が、温室の継続中の修復をたたえました。


建築と構造
ヘリテージ・ニュージーランドは、実用本位の建物と説明しています。煉瓦の基部が、ガラスを支える木骨を載せています。屋根は、面が分かれた寄棟形の切妻を組み合わせ、それぞれの頂に頂華(フィニアル)が載っています。年代不明の東側の増築部分にも、頂に頂華があります。『オタゴ・デイリー・タイムズ』紙は面積を約170 m²としており、1929年の開館時には国内最大の展示温室でした。当初から暖房設備が備わっており、その費用は1,101ポンドに含まれていました。キュレーターは、これが熱帯植物のための高温室ではなく、本物のグリーンハウスだと強調しました。
2008年に完了した修復は、この構造を保ちました。1,400枚近いガラスが外され、木骨は点検され、必要な箇所は補修され、建物は塗り直されたのち、強化ガラスで葺き直されました。2016年付けの遺産登録簿の報告書は、2015年にもこの建物が季節の展示に使われていたと記し、ニュージーランド・ガーデンズ・トラストの審査員は2024年に、まだ続いている修復に触れました。OpenStreetMap では、この建物は、ワイタキ地区議会が運営する温室として、庭園の中心、登録されたあずまやであるエルダースリー・サマーハウスから数メートルの所に描かれています。遺産登録簿の写真には、両者がともに写っています。
植物コレクション
温室は、オアマルの気候では屋外で育てられないベゴニアを見せるために建てられました。町はベゴニアで知られ、『オタゴ・デイリー・タイムズ』紙は、温室が1929年に熱帯のベゴニアを展示するために開館したと振り返っています。キュレーターのジョン・テイトは、鉢植えを年間を通じて入れ替える展示を望みました。1939年の来訪者は、シクラメン、シネラリア、プリムラを紹介し、9月と10月にシクラメンの展示をすれば、もっと多くの人を呼べるかもしれないと提案しました。地区議会は今日、外来植物の見本が並ぶと述べるだけで種名は挙げておらず、ヘリテージ・ニュージーランドは、2015年にも季節の展示が続いていたことを確認しています。温室の周りでは、バラ園が庭園の中心を香りで満たし、日陰の涼しいシダ園にはニュージーランド在来の種が集められ、石組みや水景、彫刻のある中国庭園が、この地区の初期の中国人コミュニティをたたえています。
見学案内
温室は庭園の中心、バラ園の真ん中にあり、チェルマー通りの入口とセヴァーン通りの入口のあいだにあります。温室とバラには30分、敷地全体にはたっぷり1時間は見ておきましょう。正面入口の近くに1915年に建てられたイタリア産大理石のクレイグ噴水、1912~1913年の円形野外音楽堂(バンド・ロタンダ)、1927年に除幕されたトーマス・J・クラパートン(Thomas J. Clapperton)の「ワンダーランド像」、日本風の赤い橋、中国庭園、シダ園があり、これらのいくつかは、温室と同じく遺産登録簿に載っています。南半球の春と夏、つまり早い時期から語られてきたシクラメンとベゴニアの季節が、今もいちばんの見頃です。
45.10° S, 170.96° E
この温室の良い写真をお持ちですか? このページ用に提案する →
出典 (8)
- waitaki.govt.nz/Facilities/Parks-and-Recreation/Parks-playgrounds-and-reserves/Oamaru-Publ
- heritage.org.nz/list-details/7153/Greenhouse
- odt.co.nz/regions/north-otago/gardens-display-house-back-show
- waitaki.govt.nz/News/five-star-flower-power
- waitaki.govt.nz/Parks/Parks-and-Playgrounds/Display-House
- wikidata.org/wiki/Q79301427
- en.wikipedia.org/wiki/Oamaru
- openstreetmap.org/way/272785453
アフィリエイトリンクです。Verrière 経由で予約すると、追加料金なしで、当サイトの調査費用の一部になります。