ホルトゥス・オーフェルゼーのパルムカス(パーム・ハウス)
デン・ヘルダー、北ホラント州

2026年10月時点で出典を確認済み
- 年代
- 1939
- 様式
- 市営苗圃の温室。鉄骨の大部分は1995~2000年に鋼に置き換え
- 状況
- 一般公開中(公式サイトには「2026年3月まで閉鎖」の告知が残るが、その日付は過ぎている。冬季は閉園)
デン・ヘルダーのインディーシェ地区にあるホルトゥス・オーフェルゼーは、1939年にスームバストラートに設けられた旧市営苗圃を占めています。そこには、夏に通りを飾った鉢植えが冬を過ごすパーム・ハウス、パルムカスがありました。現在は市指定の記念建造物であるこの温室は、1995年から2000年に修復され、そのときに鉄骨の大部分が鋼に置き換えられました。ラン温室、多肉植物とチョウの温室、日本庭園とともに、1993年にオランジェリ・デ・フローネ・パールとして創設された小さな植物園を成しています。
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歴史
この場所は、デン・ヘルダー市営の苗圃から生まれました。1939年、市は Soembastraat に新しい苗圃を設け、そこに特徴的なヤシ温室をつくって、夏に通りを飾る鉢植えの植物を冬のあいだ保管しました。市の指定記念物リストもこの「Palmenkas oranjerie」を1939年とする一方、OpenStreetMap は2つのガラス温室ブロックをどちらも1931年としています。
植物園ができた年の1993年3月9日に、財団「Oranjerie De Groene Parel」が設立されました。1990年代に、ヤシ温室は市の指定記念物になりました。1995~2000年の大規模な修復・改修で、元の鉄の構造の大半が鋼鉄に置き換えられましたが、パルムカスの最も特徴的な部分は残されました。日本庭園は、ウィベ・カイテルト(Wybe Kuitert)が日本の同僚たちと設計して2000年に造られました。多肉植物の温室には2006年から大きなサボテンのコレクションがあり、蝶の温室は2016年5月に開館しました。
2017年4月22日、Oranjerie De Groene Parel はホルトゥス・オーフェルゼー(Hortus Overzee)になりました。以来、庭園は町の中心部の回収品を取り込んできました。2010年代には商店街 Kroonstraat のキャノピーがここで第二の人生を得て、2024年にはホルトゥスが、取り壊された Kroonpassage の部材で建てるガラス温室を計画しました。テーマ温室の Wereldkas は2026年に取り壊され、その部材が再利用されて、鉢植えの植物のための屋根付きの避難場所がつくられました。


建築と構造
複合施設は、パルムカスを中心に連なる隣接したガラス温室の列で、デン・ヘルダーの市指定記念物の番号0400/WN039として登録されています。1995~2000年の工事で、元の鉄の構造の大半が鋼製の骨組みに置き換えられましたが、ヤシ温室の最も代表的な部分は残され、製造者の名クルップ(Krupp)が今も刻まれた部材もあります。参照した資料には、1939年の施工者の名も、建物の寸法も示されていません。
ラン温室はパルムカスに隣接していて、庭園はこの二つを「海の温室」として紹介しています。多肉植物の温室は、砂漠の景観のなかの廃墟として演出され、蝶の温室は変態の世界として演出されています。2026年に解体された Wereldkas は、鉢植えの植物のための新しい空間の材料になりました。2026年4月からは、以前はウィレムスオールト(Willemsoord)の敷地にあった旧ランゲ・ヤープ(Lange Jaap)灯台の、修復された灯室のドームが、日本庭園の池のそばに置かれています。

植物コレクション
もともと越冬用の温室だったという役割にふさわしく、パルムカスにはオレンジの木、バナナ、アガベなど、熱帯・亜熱帯の植物があります。隣の温室はランにあてられています。多肉植物の温室には2006年から大きなサボテンのコレクションが展示され、2016年に開館した蝶の温室は、蝶の変態に捧げられています。
2026年に取り壊されるまで、Wereldkas は食虫植物と食用植物を展示していました。イベントにも、夏に屋外に置かれる鉢植えの越冬にも使われていました。
屋外の日本庭園には、流れ、滝、早瀬、岩、島があり、日本、韓国、中国の植物が集められています。ツバキ、カジノキ、ウチワノキ(Abeliophyllum)、タケなどです。大きな池には錦鯉とカメが暮らし、石橋が架かっています。
見学案内
ホルトゥス・オーフェルゼーは、デン・ヘルダーのインディス地区(Indische buurt)にある Soembastraat 83 にあり、鉄道駅から歩いて約5分です。主な見どころとされる日本庭園は、ガラス温室の順路と自然に組み合わさり、池のそばの旧ランゲ・ヤープ灯台のドームが、地元ならではの珍しさを添えます。
公式サイトには今も「2026年3月まで来訪者を受け入れない」という告知が表示されていますが、オランダと日本の交流団体 NJV(Nederlands-Japanse Vereniging)が2026年10月24日にここで見学ツアーを催す予定で(入場料は1人8ユーロ)、告知は古くなっているようです。庭園は冬季に閉園します(庭園自身のサイトでは11月1日から4月まで、オランダ植物園協会によれば10月27日から3月31日まで)。出かける前に開園期間を確認しておくのが賢明です。庭園には社会的な使命もあります。30年以上にわたり、定職に就くことが容易でない人々に、庭仕事や来訪者の応対を通じて、意義ある仕事を提供してきました。オランダ植物園協会の会員です。
52.96° N, 4.75° E
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