リモナイア・デル・カステル(ガルダ湖のレモン栽培用温室)
ロンバルディア州リモーネ・スル・ガルダ

2026年9月時点で出典を確認済み
- 年代
- 18世紀初頭・2004年に博物館として開館
- 様式
- 白い組積造の柱、栗材の骨組み、板とガラスの冬季囲いをもつ、ガルダ湖の段状のレモン栽培用温室
- 規模
- 7段のテラスにわたる1,633 m²
- 状況
- 一般公開中(市立の野外博物館、季節ごとのカレンダー)
リモーネ・スル・ガルダの旧市街の北西端に18世紀初頭に建てられたリモナイア・デル・カステルは、ガルダ湖のブレシア側の湖岸で知られた、段状のレモン栽培用温室の一つです。7段のテラス、1,633 m²にわたって、白い柱と栗材の骨組みには、毎冬の11月から3月まで、庭を閉じ込める板とガラスが取り付けられました。1995年に自治体が購入して段階的に修復し、2004年7月22日に博物館として開館しました。数十本の柑橘類の木と、中央のカゼル(casèl)にある、リモナイアの歴史を紹介するセンターがあります。
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歴史
自治体が記録する伝承によれば、柑橘類は13世紀にジェノヴァのリヴィエラからガルダ湖に伝わり、ガルニャーノのサン・フランチェスコ修道院の修道士たちが運んできたといいます。壁、柱、階段、門、梁を備えた最初のリモナイアは17世紀に現れ、最も大きな投資が行われたのは18世紀で、とくにベットーニ家(Bettoni)によるものでした。リモナイア・デル・カステル(Limonaia del Castèl)は18世紀初頭に遡ります。最初はアマデイ家(Amadei)の所有で、次にベルトーニ家(Bertoni)とパトゥッツィ家(Patuzzi)、19世紀にはジラルディ家(Girardi)とポリドーロ家(Polidoro)の手に渡り、1926年6月19日にジュゼッペ・セガーラ(Giuseppe Segala)が買い取りました。1786年9月13日には、リモーネを通りかかったゲーテ(Goethe)が、冬に植物を覆うための太い梁を載せた白い柱が何列も並ぶ、これらの庭を描いています。
ブレシア側の湖岸は当時、世界でもっとも北にある商業的な柑橘の産地で、果実はドイツ、ポーランド、ロシアへ出荷されていました。衰退は19世紀半ばに始まります。1855年からのゴム病、1861年のイタリア統一後に起きた南部産レモンとの競争、そして合成クエン酸の発明です。庭の覆いの資材が徴用された第一次世界大戦と、異例に寒かった1928~1929年の冬が、大半のリモナイアにとどめを刺しました。
自治体は1995年にリモナイア・デル・カステルを取得しました。工事は段階的に進みます。1997年にテラスの清掃と梁の交換、1999年に入口のカゼル(casèl)の屋根の再建、2002~2003年に中央のカゼルの修復、灌漑用水路の復旧、トイレと電気の設置、2つのテラスへの覆い材の取り付けが行われました。2004年4月には約50本の柑橘類が植えられ、2004年7月22日に一般公開されました。


建築と構造
リモナイアは、ムゲーラの岩場のふもとの1,633 m²に広がっています。テラス(còle)は乾式石積みの壁で支えられ、中央のカゼルを挟んで一方に3段、もう一方に4段あります。カゼルは複数階建ての建物で、両側のテラスをつないでおり、そのそばには小さな副次的なカゼルもあります。巨大な壁が三方を囲み、水はサン・ジョヴァンニの沢から、18世紀初頭に造られた導水路カルメータ(Calmèta)を通って届きます。
構造は、自治体が説明するガルダ地方のレモン栽培用温室の型に従っています。白い柱は、太さ30~40 cmの栗材の太い斜材スパラドス(sparadòs)で互いに、あるいは壁とつながれ、その上にはより軽い梁カンテル(cantér)が5~6本、平行に渡されました。11月にはその上に屋根としてモミの板(厚さ3 cm、長さ5~6 m)が載せられ、日の当たる正面には、中間の板、幅約50 cm、長さ5~7 mの木枠のガラスパネル、扉が取り付けられました。どの部材にも番号が振られていました。隙間は乾草でふさがれ、11月25日の聖カタリナの日までには閉じきらなければならず、最も寒い夜にはテラスに沿って火がたかれました。すべては3月に再び取り外されました。覆いを支えた石の持ち送りは今も見ることができます。2002~2003年に2つのテラスに取り付けられた覆いが、今も毎冬立てられているかどうかは、参照した資料に記されていません。


植物コレクション
コレクションには、さまざまな種類の柑橘類が集められています。レモン、シトロン、スイートオレンジとビターオレンジ、キノット、グレープフルーツ、マンダリン、マンダランチ、クレメンティン、キンカンで、ある資料はこれにベルガモットを加えています。数字には食い違いがあります。自治体は2004年4月に約50本が植えられたと述べており、ガルダ地方の博物館ネットワークも同じ数字を繰り返していますが、観光案内所とグランディ・ジャルディーニ・イタリアーニ(Grandi Giardini Italiani)のネットワークは、伝統的な方法で育てられた約100本の木があるとしています。
中央のカゼルには博物館と教育センターがあり、リモナイアの歴史と柑橘類の種についてのパネル、リモナイアの古い道具、そして上空から撮影した敷地の映像を含むビデオが展示されています。かつての道具小屋を通る学習用の遊歩道があり、灌漑用水路もテラスの中に今も見られます。無料の多言語音声ガイドが見学に付いています。

見学案内
リモナイアは、リモーネの歴史的中心部の上のほうにあり、湖から歩いて数分です。路地を抜ける道筋は、陶製のタイルが目印になっています。見学には約30分かかり、パネルを読んだり、テラスでゆっくりしたりする人はもっと長くかかります。テラスからは、村の屋根とガルダ湖が一望できます。開館日程は年によって変わります。主な開館期は春から秋で、2024~2025年の冬からは、冬の週末と祝日にも開けると地元紙が伝えており、冬は、柱と梁が何のためにあるのかをいちばんよく理解できる季節です。出かける前に、自治体に日程を確認しておくと安心です。
45.82° N, 10.79° E
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出典 (8)
- visitlimonesulgarda.com/en/museums/the-limonaia-del-castel/
- comune.limonesulgarda.bs.it/it/page/la-limonaia-del-castel
- comune.limonesulgarda.bs.it/it/page/33389
- gardamusei.it/soci/limonaia-del-castel-a-limone-sul-garda/
- luoghi.italianbotanicalheritage.com/limonaia-del-castel/
- grandigiardini.it/lang_EN/322-visit-Limonaia-del-Castel-event-tickets
- lakegardaguide.it/experiences/la-limonaia-del-castel/
- gardanotizie.it/apertura-invernale-della-limonaia-del-castel-a-limone-sul-garda/
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