ボルツ温室(オルブリッヒ植物園)
ウィスコンシン州マディソン

2026年10月時点で出典を確認済み
- 年代
- 1991
- 建築家
- スチュアート・ギャラハー
- 様式
- 金属フレームの現代的なガラスのピラミッド
- 規模
- 約930 m²(10,000平方フィート)、底面30 × 30 m、高さ15 m
- 状況
- 一般公開中。ガラスの補修を設計中(臨時閉鎖あり)
マディソンのオルブリッヒ植物園に1991年11月2日に一般公開されたボルツ温室は、一辺30 m、頂点の高さ15 mのガラスのピラミッドです。建築家スチュアート・ギャラハーが設計し、J・H・フィンドルフが建設しました。約930 m²に、750種を超える熱帯・亜熱帯植物、数種類の鳥、コイの池があります。2024年に初めて大規模なメンテナンスのため閉鎖された後、マディソン市はガラス、換気、暖房の修繕を準備しています。
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歴史
マディソンの植物園は、弁護士、政治家、自然保護家で、ウィスコンシン大学樹木園の生みの親でもあったマイケル・オルブリッヒ(Michael Olbrich、1881~1929年)をたたえて名づけられました。1952年に正式に創設されたオルブリッヒ植物園は市の所有で、市の公園課が非営利団体のオルブリッヒ植物協会(Olbrich Botanical Society)と共同で運営しています。
市によれば、最初の来園者用の建物であるアトリウムは1977年に建てられましたが、植物園は、建築家スチュアート・ギャラハー(Stuart Gallaher)が早くも1971年に設計していたと述べています。1986年には、彼が新しいビジターセンターと温室の設計を続けて手がけました。この複合施設はJ・H・フィンドルフ(J. H. Findorff)が建設し、費用は460万ドルで、その4分の3は民間の寄付者から集められました。ボルツ温室は1991年11月2日に一般公開されました。一方、市は、この新しいキャンパスの完成を1992年としており、このキャンパスには、「ザ・コモンズ」と呼ばれるビジターセンター、事務所、栽培用の温室、そしてピラミッドが集められました。
2024年3月、温室は開館以来初めての大規模な閉鎖に入り、ガラス、金属の枠、基礎、シーリングが点検されました。2022年以降に市と植物園が依頼した調査により、ガラス屋根の多くで、防水のシーリングと断熱性能が失われていることがわかりました。補修事業は2025年7月に設計段階に入り、完成は2028年6月が見込まれていました。ところが2026年7月、市は、資金を探すあいだ事業が中断する可能性があると述べました。
建築と構造
温室は、一辺100フィート(約30 m)の正方形の平面をもつガラスのピラミッドで、頂点の高さは50フィート(約15 m)です。このため、広さは約10,000平方フィート、約930 m²に相当します。ガラス板は金属の枠に載り、ピラミッドの先端には、換気設備を収めた頂塔が載っています。暖房はラジエーターのような管が室内の周囲を巡ることで行われ、植栽の一部は立ち上げた花壇にあります。
室内の気候は65~80 °F(18~27 °C)に保たれていますが、夏の日差しで100 °F(38 °C)まで上がることもあります。相対湿度は70%以上に保たれます。外側がウィスコンシンの極端な気候にさらされるため、外殻は老朽化しました。屋根のシーリングと断熱性は劣化し、立ち上げた花壇の一部は水漏れがあります。予定されている工事には、ガラスの交換と、コンクリートと鉄の部分の清掃と再塗装が含まれます。2026年1月には、設計チームがガラス板1枚を取り外して取り付け直し、その手順を記録しました。
植物コレクション
ピラミッドには、70を超える科の750株以上の植物が集まり、550を超える種と栽培品種を数え、すべて熱帯・亜熱帯の原産です。その存在は、冬が厳しい緯度にありながら、一年を通じて保たれる安定した暖かく湿った室内の気候に支えられています。
温室には小さな動物相もあります。カナリア、カエデチョウ、ウズラなど数種類の鳥と、コイとキンギョを放した池です。補修の準備では、工事中に移せず、その場で保護しなければならない植物はどれかという問題が持ち上がりました。毎年数日間、温室は一時的な展示の設営や撤去のために閉まります。
屋外の庭園もコレクションを広げています。24 mの鏡面池をもつイギリス式のサンクン・ガーデン、バラ園、針葉樹と高山植物のロック・ガーデン、薬用、染料用、料理用の植物を集めたハーブ園、そして、夏には熱帯のように見えながらウィスコンシンの冬を耐え抜くよう植えられたタイ庭園です。
見学案内
ピラミッドは、マディソンのアトウッド・アベニュー3330番地(3330 Atwood Avenue)にあるオルブリッヒ植物園のビジター施設の一部です。約16エーカー(6.5 ha)の屋外の庭園は入場無料で、温室は入場料がかかります。
温室は30分あれば足ります。サンクン・ガーデン、バラ園、2002年に開設されたタイのサーラ(sala)には、もっと時間を割きましょう。サーラは、スタークウェザー・クリークにかかる全長47 mの歩道橋で、庭園のほかの部分とつながっています。冬のピラミッドは、眠りについた庭園から数歩のところにある熱帯の避難所です。温室は、とくに春を中心に、年に数日間、メンテナンスのために閉まりますし、大規模な補修も準備されているため、訪問の前に植物園のカレンダーを確かめておくと安心です。
43.09° N, 89.34° W
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