アーリー・ホールのブドウ温室(菜園の促成栽培用の温室)
アーリー・ホール・アンド・ガーデンズ、アストン・バイ・バッドワース(ノースウィッチ近郊)、チェシャー、イングランド

2026年10月時点で出典を確認済み
- 年代
- 庭の説明では1872~1873年、指定記載では1850年頃
- 様式
- 差し掛け式のブドウ温室:レンガの壁、ガラスと木の屋根、鉄の柱
- 規模
- 寸法は公表されていない。4つの区画
- 状況
- 庭の入場で菜園の中に見られる(2026~2027年は毎日開園)。内部に入れるかどうかは公式サイトに記載なし
チェシャーのアーリー・ホールの菜園にあるブドウ温室は、レンガの壁に寄せて建てられた細長い差し掛け式の温室で、1984年から「東の壁に囲まれた庭の促成栽培壁と温室」としてグレードIIに指定されています。庭は1872~1873年のものとしていますが、指定記載の文章は1850年頃を示唆しており、資料はこの点を決着させていません。4つの区画に分かれ、イチジクの木、夏のトケイソウ、8月の観賞用ジンジャーリリー、早春の寒さに弱いシャクナゲがあり、端の区画では領地のカフェ用のトマトを育てています。庭の巡回路の一部です。
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歴史
アーリーの領地は、12世紀の終わりからウォーバートン家(Warburton)が所有してきました。ウィキペディアは、第4代準男爵サー・ピーター・ウォーバートン(Sir Peter Warburton)の功績として、18世紀の遊園、壁に囲まれた菜園、風景式の公園を挙げています。ブドウ温室は、現在の菜園の北の壁に付いています。
その年代は資料によって異なります。庭自身のウェブサイトとウィキペディアは、建設を1872~1873年とし、中のイチジクの木はその直後に植えられたらしいと述べています。ヒストリック・イングランドの指定記載は、東の壁に囲まれた庭の「促成栽培壁と温室」を1984年9月3日から保護しており、1850年頃の促成栽培用の温室で、正面のガラスは19世紀後半か20世紀に取り替えられたと説明しています。読んだ文書は、この食い違いを説明しておらず、一つの構造物が違う年代とされているのか、建て直されたのかも述べていません。
ウィキペディアは、1999年に出た領地のガイドブックによって、屋根はもとは曲面で、1921年に現在の直線の屋根に取り替えられたと付け加えています。第二次世界大戦中とその後しばらくは、庭は邸宅の食料をまかなうのに使われ、1960年に一般公開されました。ウィキペディアによれば、壁に囲まれた庭は1960年に設計し直され、温室は今も実用の役を果たしています。端の区画が、領地のカフェにトマトを供給しているのです。


建築と構造
指定記載の文章は、イギリス式庭園壁積みで積まれた赤レンガの促成栽培用の温室で、屋根はガラスと木の差し掛け式だと説明しています。平面は東西に延びる細長い広間で、ガラスは南に面し、ボイラー室などの付属建物が北側に接しています。それらの付属建物には、卵形の刳り形をもつレンガの縁取りの、縦桟で2つに分けた窓が残っています。内部については、ガラスの仕切り壁と鉄の柱が記録されています。
指定記載によれば、南正面のガラスは19世紀後半か20世紀に取り替えられ、ウィキペディアによれば、当初の曲面の屋根は1921年に直線の屋根に替わりました。庭は4つの区画と数えますが、指定記載はガラスの仕切りに触れているだけで、その数は書いていません。調べたどの資料にも、寸法はなく、建築家や施工者の名もありません。


植物コレクション
ブドウ温室でもっとも古い植物はイチジクの木で、庭は、建てられた直後に植えられたらしいと述べています。4つの区画は役割を分け合っています。端の区画は、領地のガードナーズ・キッチン・カフェ(Gardeners Kitchen Cafe)用のトマトに常にあてられ、ほかの3つは観賞用です。
庭は、一年を通じた3つの見どころを挙げています。夏のあいだずっと咲くトケイソウ、8月の観賞用ジンジャーリリー、そして早春の、寒さに弱い、つまり霜に強くない植物であるシャクナゲです。2017年に公表された来訪者の記録は、イチジクとブドウの中に、まっすぐな支柱に絡みつく、うなだれる青い鐘形の花をつけるオーストラリアのつる植物 Sollya heterophylla、南アメリカの Iochroma australe、トケイソウがあると述べています。調べた資料に、完全な一覧や、イチジクやブドウの品種名を挙げたものはありません。

見学案内
ブドウ温室は菜園の中、池のある壁に囲まれた庭の隣にあります。入場券には、8エーカーの整形式の庭園と7エーカーの林の庭(グローヴ(the Grove)とウッドランド・ウォーク(the Woodland Walk))に加え、カフェと礼拝堂も含まれます。公式ウェブサイトは、温室を見どころの一つに挙げていますが、中がいつも通り抜けられるかどうかは述べていません。2017年の来訪者は、中を通ったと記しています。
トケイソウは夏に、ジンジャーリリーは8月にもっとも美しくなります。領地でいちばん知られた特色で、イングランドで最初に植えられたものと考えられている二重の宿根草の花壇は、散策の自然な続きであり、庭が1469年の邸宅と同じほど古いと考えているクラック構造の納屋もそうです。同じ来訪者は、領地の地図が、庭全体を見るのに数時間を見込んでいると記しています。
53.32° N, 2.49° W
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出典 (7)
- arleyhallandgardens.com/visit/the-gardens/
- arleyhallandgardens.com/visit/your-visit/
- historicengland.org.uk/listing/the-list/list-entry/1139507?section=official-list-entry
- en.wikipedia.org/wiki/Arley_Hall
- wikidata.org/wiki/Q67993068
- thegardengateisopen.blog/2017/10/22/arley-hall-generations-of-creativity-and-heavenly-herb
- openstreetmap.org/way/326953684
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