クオーリー・バンクの曲線形の温室
クオーリー・バンク、スタイアル(ウィルムズロー)、チェシャー、イングランド

2026年10月時点で出典を確認済み
- 年代
- 1820年代または1830年代(資料により異なる)。2015年から2017年初めに修復
- 建築家
- 設計者は調べた資料に記録なし。修復:ドロテア・レストレーションズ(骨組み)、アーミテージ・コンストラクション(石積み)
- 様式
- 曲線形の鋳鉄の温室。2棟のブドウ温室のあいだに張り出した中央の展示用温室
- 規模
- 手づくりのガラス7,500枚超(トラストの2017年の報道発表)。寸法は公表されていない
- 状況
- 領地の入場券で一般公開。2025年1月の洪水以来、下段の庭の小道の一部が閉鎖されている(再開は2027年の見込み)
1784年にスタイアルに創業した綿紡績工場のそばにあるクオーリー・バンクの上段の壁に囲まれた庭で、この温室は、工場主のグレッグ家にブドウやモモを供給していました。ナショナル・トラストによれば、2棟のブドウ温室のあいだに張り出した中央の展示用の温室は、現存する最古級の曲線形の鉄の骨組みの上に建っています。トラストのページによって1820年代か1830年代とされ、2010年にトラストが上段の庭を取得したときは、波板に覆われて荒れ果てていました。2015年秋に解体され、工房で補修され、ガラスを入れ直されて、940万ポンドのクオーリー・バンク・プロジェクトの一環として2017年初めまでに修復されました。
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歴史
クオーリー・バンク(Quarry Bank)は1784年に始まりました。サミュエル・グレッグ(Samuel Greg)が、スタイアルのボリン川(River Bollin)沿いに綿紡績工場を建てたのです。上段の壁に囲まれた庭に温室があります。トラスト自身が二つの年代を挙げています。温室の歴史のページと2017年の報道発表では1820年頃、クオーリー・バンク・プロジェクトのページでは1830年代で、ヘリテージ基金と修復請負業者のクアドリガ(Quadriga)も同じ1830年代としています。そのため、この項目では幅をもたせて示しています。
建物は、一家に寒さに弱い果物、ブドウ、モモを供給するためのものでした。高価な鋳鉄の骨組みのおかげで、ヤシなどの外来植物が入る高さのドーム形の屋根を載せることができ、9歳ほどの少年たちが昼も夜もボイラーの火を絶やさずにいました。トラストは1939年に綿紡績工場を、2010年に上段の庭と温室を取得しました。
温室は荒れ果てて、波板に覆われていました。考古学的、構造的、文書上の調査から、国内最古級の曲線形の高温温室の一つであることがわかりました。2015年秋に骨組みが解体され、ドロテア・レストレーションズ(Dorothea Restorations)が6か月かけて補修しました。修復は2017年初めに完了し、940万ポンドのクオーリー・バンク・プロジェクト(2015~2020年)の枠内で行われました。


建築と構造
温室群は、張り出した中央の展示用温室を、2棟のブドウ温室が挟む構成です。ナショナル・トラストによれば、展示用温室は、現存する最古級の曲線形の鉄の骨組みの上に建っています。背の高いドームのおかげで、ヤシや大きな外来植物を育てることができました。温室の裏手の付属建物には、ボイラーと鉢上げの場所がありました。
ガラスは手づくりで作り直されました。トラストの報道発表によれば、長さ約0.5 mの口吹きの円筒ガラスを半分に切って、7,500枚を超えるガラスが得られます。レンガと石の壁はアーミテージ・コンストラクション(Armitage Construction)が補修し、煙突は建て直されました。新しいバイオマスボイラーは、一部の区画を暖めることができます。建具の補修と塗り直しはクアドリガに任され(契約額3万7,000ポンド、日付は公表されていません)、複数の窓のサッシが手直しされ、割れたガラスは歴史的な手吹きガラスで取り替えられました。歴史的な入口は石段3段を上がったところにあり、幅74 cmの扉を通ります。

植物コレクション
ナショナル・トラストの見学案内のページは、ここで外来植物と果物が育てられていると述べています。2017年に庭師長は、バイオマスボイラーのおかげで、グレッグ家の時代のようにブドウやモモとともに、ランやヤシをふたたび育てられるようになると発表しました。調べた資料には、種のリストは出ていません。
温室を囲む壁に囲まれた庭は、季節の野菜を育てる現役の菜園に戻っており、大きな温室の向かいには小さな温室があります。裏手の付属建物では、庭師たちの物語を伝える「体験型のポッティングシェッド(鉢上げ小屋)」と、記録によればグレッグ家の子ども2人がこれらの部屋に集めた収集品を使った、珍品の小さな博物館があります。
見学案内
温室は上段の庭にあり、来訪者受付から平らに締め固めた砂利道を約250 m進んだ、ガーデン・カフェの近くにあります。ガーデン・ショップは、その裏手の付属建物にあります。カフェの近くの門か、菜園の壁にある戸口を通って行きます。内側の敷石の小道は幅97 cmしかないので、電動の移動用車両は入れず、向かいの小さな温室には車いすも入れません。
見学は、工場、2017年から公開されているクオーリー・バンク・ハウス(Quarry Bank House)、ガイドツアーで見学するアプレンティス・ハウス(Apprentice House)と簡単に組み合わせられます。2025年1月1日の洪水以降、地すべりで下段の庭の小道網の多くが失われました。トラストは小道が2027年に再開すると見込んでいます。出かける前に、どの区域が開いているかを確かめておくのが賢明です。
53.35° N, 2.25° W
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出典 (8)
- nationaltrust.org.uk/visit/cheshire-greater-manchester/quarry-bank/quarry-bank-project
- nationaltrust.org.uk/discover/history/gardens-landscapes/history-of-glasshouses-orangeries
- nationaltrust.org.uk/visit/cheshire-greater-manchester/quarry-bank/access-at-quarry-bank
- nationaltrust.org.uk/visit/cheshire-greater-manchester/quarry-bank/quarry-bank-flood-recov
- nationaltrust.org.uk/visit/cheshire-greater-manchester/quarry-bank/history-of-quarry-bank
- web.archive.org/web/20170312095850/https://ntpressoffice.wordpress.com/2017/03/07/ahead-of
- quarrybankmill.wordpress.com/2013/05/17/the-gregs-pleasure-grounds/
- quadrigaltd.com/case-study/quarry-bank-mill-glasshouse/
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