🇬🇧イギリス·一般公開

アバーグラズニー・ニンファリウム

ランガセン、カーマーゼンシャー、ウェールズ

アバーグラズニー・ニンファリウム, ランガセン、カーマーゼンシャー、ウェールズ
写真 : Michael Garlick — CC BY-SA 2.0

2026年10月時点で出典を確認済み

「2005年に完成したガラスのアトリウムの下、ウェールズの邸宅の廃墟の部屋に植えられた亜熱帯の庭です。」
年代
2005年
様式
邸宅の廃墟の部屋を覆うガラスのアトリウム
状況
一般公開中

ティウィ渓谷にあるアバーグラズニーの邸宅の中心では、廃墟となった中央の部屋が、2005年に完成したガラスのアトリウムで覆われました。ローマの南にある、石の廃墟の間に植えられたニンファの庭にちなんでニンファリウムと名づけられた、受賞歴のあるこの空間には、残された遺構の間に育つ亜熱帯・外来の植物があります。コチョウラン、バナナのムサ・コッキネア、ジャイアント・ダッチマンズ・パイプ、マダガスカルジャスミンです。アバーグラズニー修復トラストが領地を購入した4年後の1999年に一般公開された庭園を補完しています。

見学の計画

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詳細解説 読了目安:約1分

歴史

アバーグラズニーは、ランガセン近郊のティウィ渓谷にある古い邸宅です。1594年にセント・デイヴィッズ主教に任命されたアンソニー・ラッド(Anthony Rudd)が1603年にその再建費用を出し、1710年頃にこの領地を取得したダイアー家(Dyer)は、クイーン・アン様式のファサードを与えました。フィリップス家(Philipps)、続いてメイヒュー家(Mayhew)が、20世紀初めまでここに住みました。

マリアンヌ・メイヒュー(Marianne Mayhew)が1939年に亡くなると、邸宅は荒廃していきました。1977年には、破壊行為と建築部材の盗難に悩まされ、玄関のポルティコをクリスティーズ(Christie's)を通じて合法的に売却しようとしたことがきっかけで、ウェールズ省(Welsh Office)が介入しました。1995年には、ウィリアム・ウィルキンス(William Wilkins)を会長として設立されたアバーグラズニー修復トラスト(Aberglasney Restoration Trust)が、アメリカ人の篤志家フランク・キャボット(Frank Cabot)の寄付によって、邸宅と庭園を購入しました。庭園は1999年7月に一般公開されました。

その後、なお廃墟のままだった邸宅の中心部の部屋が、一風変わった計画の舞台となりました。部屋にガラスの屋根をかけ、その内部に庭をつくるという計画です。2005年に完成したニンファリウムの名は、ローマの南、レピーニ山地のふもとにあるニンファの庭に由来します。そこもまた、石の廃墟の間に造られた庭でした。庭園側は、この空間を受賞歴のあるものとして紹介しています。邸宅のそれ以外の部分の1階の修復は2013年に、旧豚舎(Old Piggeries)の修復は2016年に完了しました。

アバーグラズニー・ニンファリウム, ランガセン、カーマーゼンシャー、ウェールズ — Ninfarium, Aberglasney
Ninfarium, Aberglasney · Eirian Evans — CC BY-SA 2.0
アバーグラズニー・ニンファリウム, ランガセン、カーマーゼンシャー、ウェールズ — The Ninfarium, Aberglasney House
The Ninfarium, Aberglasney House · Humphrey Bolton — CC BY-SA 2.0

建築と構造

ニンファリウムは、独立して建つ温室ではありません。数十年にわたる放置の末に廃墟となっていた邸宅の中心部の部屋の上に架けられた、ガラスのアトリウムです。ガラスの屋根はこうして邸宅の中核を覆い、植物は遺構の間、かつての部屋の残存する壁のふもとに、直接根を下ろしています。

周囲の建物は、いくつもの時代を重ねています。1603年に主教アンソニー・ラッドの費用で行われた再建と、18世紀初めにロバート・ダイアー(Robert Dyer)が加えたクイーン・アン様式のファサードです。邸宅も庭園も、グレードII*に指定されています。

この発想は、石の廃墟の間に植物を置いたニンファの庭にならったものです。アバーグラズニーはそれをガラスの下に守られた形で、数世紀にわたり人が暮らした邸宅の中心に再現しています。参照した資料には、アトリウムの設計者も寸法も記されていません。

植物コレクション

ニンファリウムには、亜熱帯の植物や外来の植物があります。庭が特に紹介しているのは、つる性のグロリオサ(Gloriosa superba)、コチョウラン(Phalaenopsis)の仲間、ジャイアント・ダッチマンズ・パイプ(Aristolochia gigantea)、キンコウボク(Magnolia champaca)、マダガスカルジャスミン(Stephanotis floribunda)、そして観賞用のバナナであるムサ・コッキネア(Musa coccinea)です。

これらの植物は、邸宅の遺構の間で、壁に沿って、あるいはかつての部屋の内側で育っています。そのためこの場所は、着想源となったイタリアの手本に忠実な、植物に覆われた廃墟の趣を備えています。

見学案内

ニンファリウムは、ティウィ渓谷にあるアバーグラズニーの庭園の見学の一部として見て回ります。場所はランデイロから A40 道路で約5 km(3マイル)です。庭園は10エーカー(約4 ha)あり、エリザベス朝様式またはジャコビアン様式の回廊式庭園は、三方をアーケードのある石の歩廊に囲まれ、その上部には珍しいパラペット上の通路(parapet walk)が設けられています。ダイアー家が18世紀に植えたイチイのトンネルもあります。春には、スイセンのコレクションが450品種を超えます。ウェールズ国立植物園とそのグレート・グラスハウスは直線距離で約7 km の位置にあるので、1日で両方を組み合わせることができます。

インタラクティブな地球儀で見る

51.88° N, 4.06° W

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出典 (4)

  1. aberglasney.org/about-aberglasney/gardens/
  2. aberglasney.org/about-aberglasney/
  3. en.wikipedia.org/wiki/Aberglasney
  4. visitgardens.co.uk/gardens/aberglasney/
見学の計画

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