🇮🇹イタリア·一般公開

生物多様性の庭(Giardino della Biodiversità)

パドヴァ

生物多様性の庭(Giardino della Biodiversità), パドヴァ
写真 : MdBsonoio — CC BY-SA 4.0

2026年9月時点で出典を確認済み

「世界最古の大学植物園に、ガラスの下の五つのバイオームがあります。」
年代
2014
建築家
ジョルジョ・ストラッパッツォン
様式
現代的なガラスの立方体
規模
約1.5 ha
状況
一般公開中

パドヴァ大学が1545年に創設した植物園——元の場所に今も残る世界最古の大学植物園で、ユネスコ世界遺産です——に加えられた生物多様性の庭は、歴史的な敷地の面積をほぼ倍にします。現代的なガラスの立体群が、湿潤な熱帯雨林から乾燥地帯まで、湿度が下がっていく勾配に沿って、陸上の五つの主要なバイオームを再現しており、温室自体の環境負荷を抑えるよう設計された技術が用いられています。

見学の計画

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詳細解説 読了目安:約1分

歴史

パドヴァ大学は、1545年に「オルト・メディチナーレ(Horto Medicinale)」、つまり医学教育のための薬用植物園として植物園を創設しました。この庭は今も元の場所にあって、円の中に正方形を収めたルネサンスの設計を守っており、最初の場所に残る大学植物園としては世界最古のものとして、1997年にユネスコの世界遺産リストに登録されました。

2010年代の初め、大学は、歴史的な中核部に負担をかけずに科学と教育の使命を続けられるよう、隣接する土地へ拡張することを決めました。設計を託されたのは、VSアソシアーティ(VS Associati)の建築家ジョルジョ・ストラッパッツォン(Giorgio Strappazzon)で、工期は厳しいものでした。建物は、結びつけられていた2015年のミラノ万博に間に合わせる必要があったのです。工事には約3年かかり、発表された約2000万ユーロの予算内に収まりました。

生物多様性の庭(Giardino della Biodiversità)は、2014年9月15日に、学長ジュゼッペ・ザッカリア(Giuseppe Zaccaria)、市長マッシモ・ビトンチ(Massimo Bitonci)、そして建築家の出席のもとで落成しました。植物にあてられる面積は、約22,000平方メートルから37,000平方メートルに広がりました。現地を訪れたレンゾ・ピアノ(Renzo Piano)は、この建物を「真の奇跡」と呼びました。

建築と構造

この複合施設は、長さ100 m、高さ18 mの一枚のガラスの壁として見え、その背後に五つの温室が並んでいます。建築家はこれを、呼吸する大きな葉にたとえ、温度を調節するために開閉すると説明しました。ヴェネト・ヴェトロ(Veneto Vetro)が供給したガラスは、外部のプロファイルも貫通孔もない、小さなフィッシャー社(Fischer)の点支持金具で保持されており、ファサードに途切れのない表面を与えています。

建物は水とエネルギーの自給を目指しています。形状と素材は日射熱を最大限に活用し、雨水は集められ、隠されたセンサーが湿度、光、空気の質を絶えず監視しています。不透明なパネルには、周囲の空気を浄化するための光触媒コーティングが施されています。温室は、赤道から極に向かう地球の理想的な断面として並べられ、高温でとても湿った条件から、次第に乾いた条件へと移っていきます。

植物コレクション

およそ1,300種が、五つのバイオームに分かれています。熱帯雨林、亜湿潤熱帯林、温帯、地中海性、乾燥です。展示されている植物には、マンゴー、バナナ、カカオ、コーヒーのような有用な種、熱帯の水生植物、そして野生絶滅のFranklinia alatamahaや、ナミビア原産のウェルウィッチア(Welwitschia mirabilis)といった珍しい植物が含まれます。

順路は三つのテーマに沿っています。植物とその環境、植物と人間、そして空間のなかの植物で、最後のテーマは極限状態と人間活動の影響を扱います。展示にはパネル、ドットドットドット(Dotdotdot)スタジオによるインタラクティブな展示装置、ドキュメンタリーが添えられています。

見学案内

生物多様性の庭は、歴史的なオルト・ボタニコ(Orto Botanico)を延長するもので、聖アントニオ聖堂から歩いてすぐです。来園者はたいてい、まず薬用植物の花壇と、1585年に植えられ八角形のガラス温室に守られた、いわゆる「ゲーテのヤシ」があるルネサンスの庭を見てから、科学的な解説がより充実した現代の温室へ進みます。

2~3時間あれば、両方をゆっくり見て回れ、21世紀のガラスと16世紀の設計との組み合わせは、この場所の大きな楽しみの一つです。

インタラクティブな地球儀で見る

45.40° N, 11.88° E

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出典 (8)

  1. infobuild.it/progetti/orto-botanico-padova/
  2. archiproducts.com/it/notizie/il-nuovo-orto-botanico-di-padova-una-grande-foglia-che-respir
  3. professionearchitetto.it/news/notizie/20053/Le-nuove-serre-high-tech-dell-orto-botanico-di
  4. padovaoggi.it/cronaca/nuovo-orto-botanico-inaugurazione-giardino-biodiversita.html
  5. luoghi.italianbotanicalheritage.com/en/padua-botanical-garden/
  6. sightseeinginitaly.com/biodiversity-garden-padua/
  7. timetravelturtle.com/italy/padua-botanical-garden/
  8. padova.com/discover/yL/botanical-garden-of-padua
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