ポズナン・パルミャルニア(Palmiarnia Poznańska)
ポズナン

2026年9月時点で出典を確認済み
- 年代
- 1910~1911年・1992年に再建
- 様式
- いわゆる「オブドヴァ」(obudowy、包み込み)工法で再建された、ガラス張りのパビリオン群
- 規模
- 10の展示パビリオンにまたがる4,600 m²、ポーランド最大かつ最古の植物温室
- 状況
- 2026年9月1日から全面再建のため閉鎖(第1期は2028年末の予定)
1910~1911年にポズナンのウィルソン公園に開館したパルミャルニアは、ポーランドで同種のウィンターガーデンとして最古かつ最大です。第二次世界大戦中に繰り返し被害を受け、ガラスの最大60%が破壊され、1928~1929年に最初の拡張を受けたのち、老朽化のため1978年に閉鎖されました。1982年から1992年にかけて行われた再建は、植えられたままの植物を守るため、既存の構造物を包み込む工法で進められ、その結果、4,600 m² を占める10棟のパビリオンからなる現在の複合施設が生まれ、1922年以来の目玉であるオオオニバスの池も備えています。
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歴史
パルミャルニアは、1903年に現在のウィルソン公園の地に整備された公共庭園から生まれました。最初の建物は東部ドイツ博覧会のために1910~1911年に建てられ、1911年4月1日に開館しました。面積は534 m²で、ヤシのための中央部と、サボテンと熱帯植物のための2つの翼棟に分かれていました。1922年には、オオオニバスの池、有用植物の区画、ポーランド初の水族館部門が加わりました。
1929年の全国総合博覧会に向けて、ポズナンの建築家ステファン・ツィビホフスキ(Stefan Cybichowski)が2つ目のパルミャルニアを設計しました。ドイツのヘンチュ社(Höntsch & Co)が施工し、1929年5月15日に開館しています。7棟のパビリオンで、合計1,694 m²でした。戦争は大きな打撃を与えました。1939年9月の軽微な損傷、1941年5月にイギリスの爆撃機によって大きなガラス壁を失ったこと、そして1945年の市街戦ではガラスの最大60%が砕け、コレクションのほぼすべてが失われました。1946年4月には、接収された屋敷から運んだ植物とともに再開し、1961年には新しい水族館が加わって面積は2,528 m²になりました。
状態が悪化したため1978年に閉鎖され、1982年から1992年にかけて再建されて、1992年10月1日に現在の姿で再開しました。2003年には教育用パビリオンとカフェが加わっています。2026年9月1日からは、約1億6300万ズウォティをかけた全面改修のため、パルミャルニアは再び閉鎖されており、第1期は2028年末に完成する予定です。


建築と構造
1982~1992年の再建では、「包み込み」(obudowa)工法が用いられました。古いガラス温室のまわりに新しい構造物を立ち上げたため、工事の間じゅう植物をそのままの場所に置いておくことができました。その結果できたのが、高さの異なる10棟のガラス張りパビリオンの連なりで、それぞれが気候帯のひとつにあてられ、マテイキ通りからパルク通りまで、ウィルソン公園を横切るように延びています。展示スペースは4,600 m²、容積は46,000 m³で、施設側の説明では、この種のウィンターガーデンとしてポーランド最大です。
2026年に始まったプロジェクトは、入札を経てスウェコ・ポルスカ(Sweco Polska)が設計しました(SARP 建築家協会のポズナン支部は、公開コンペを行うよう主張していました)。パビリオンのガラスの張り替え、暖房および自動換気・遮光設備の更新が行われ、高架の通路、展望テラス、小さな円形劇場、拡張された水族館が加わります。建築面積は約5,500 m²から6,200 m²へと広がる予定です。


植物コレクション
閉鎖前のパルミャルニアには、約1,100種の外来植物が展示されていました。地元のガイドによれば17,000点を超える標本があり、魚は約170種でした。パビリオンは気候の移り変わりに沿って並んでいます。亜熱帯の植生、地中海の植物、アメリカ大陸の多肉植物(ウチワサボテン、リュウゼツラン、ユッカ)、熱帯林とその下層、水生植物、乾生植物とサバンナです。
水生植物のパビリオンの池にはオオオニバスがあり、2メートルの葉は子どもの体重を支えることができます。まわりにはパピルスとサトウキビが茂り、ココヤシも実から育てられました。熱帯の下層の展示では、バニラ、ミモザ、ワタ、コーヒーを見ることができ、乾燥地のパビリオンにはバオバブ、ユーカリ、ボトルパームがあります。水族館は、南アメリカの川にすむ大型魚のためにより大きな水槽を備えて全面的に建て替えられる予定で、見学の締めくくりとなっていました。


見学案内
パルミャルニアはワザシュ地区(Łazarz)のウィルソン公園にあり、入口はマテイキ通りに面しています。2026年9月から数年がかりの再建のために閉鎖されており、工事の進行に合わせて、パビリオンごとに少しずつ再開される見込みです。そのため、出かける前に最新の状況を確認しておくとよいでしょう。
ウィルソン公園そのものは、20世紀初頭の公共庭園で、引き続き開放されており、気持ちのよい散歩が楽しめます。通常であれば、見学路は10棟のパビリオンを抜けて水族館へと続きますが、その水族館もプロジェクトの一環として建て替えが進められています。
52.40° N, 16.90° E
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出典 (7)
- palmiarnia.poznan.pl/o-palmiarni/historia/
- palmiarnia.poznan.pl/
- kultura.poznan.pl/mim/kultura/news/historia,c,8/dzieje-palmiarni,161579.html
- codziennypoznan.pl/artykul/2026-08-17/palmiarnia-poznanska-czeka-na-najwieksza-zmiane-od-d
- architekturaibiznes.pl/en/palm%20house-poznan-rebuild-without-competition,41363.html
- przewodnikpoznanski.pl/palmiarnia-poznanska-najstarsza-i-najwieksza/
- openstreetmap.org/way/35270118
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